【岐阜県】星降る夜に包まれる標高1850mの高地キャンプ。御岳自然休養林胡桃島キャンプ場体験ブログ。

※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています
御岳自然休養林胡桃島キャンプ場、テント設営の様子。 キャンプ場情報
星降る夜に包まれる標高1850mの高地キャンプ

標高1850mに位置する御岳自然休養林胡桃島キャンプ場。

6月から9月までのわずか3ヵ月しか開場していない、この特別な場所でキャンプ体験をしてきました。

キャンプ場の様子や過ごした様子を、ツーリングソロキャンパーの体験レポートとしてご紹介します。

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御岳自然休養林胡桃島キャンプ場の魅力

  • 標高1,850mの高所にあるキャンプ場
  • 夏でも涼しく過ごしやすい気候
  • バイクキャンプはお得に利用できる

道すがら、雄大な御嶽山が出迎えてくれます。

ここはなんと標高1850mの高所に位置するキャンプ場。

標高3,067mの霊峰 御嶽山

平地での酷暑がうそのような涼しさが心地よく、まるで夏のオアシスのようです。

場内は大自然に囲まれた静寂な森の中。木々のざわめきや鳥の囀りが心地よいBGMとなります。
夜には満天の星空が広がり、天体観測が楽しめる絶好の場所です。
また、近くには清流が流れ、渓流釣りを楽しむこともできます。

更にバイクキャンプであれば一般利用と比べ、お得に利用できます。

御岳自然休養林胡桃島キャンプ場は、大自然と共に過ごす特別な体験が待っています。

御岳自然休養林胡桃島キャンプ場 予約はどうする

御岳自然休養林胡桃島キャンプ場の予約は、H.Pにリンクがある『なっぷ』から予約できます。

胡桃島キャンプ場
胡桃島キャンプ場の詳細。口コミやブログ・写真などリアルな情報をチェック。アクセスや料金、営業情報など利用するのに便利な情報満載です!
なっぷ ~キャンプ場検索予約~

なっぷでは通常利用の予約ができます。

バイクキャンプの場合はこちらに該当のプランがないため電話にて申し込みが必要です。

注意事項 ★バイクキャンプの場合は、必ずキャンプ場にお電話でお問い合わせ下さい。
※「なっぷ」にかかれている注意書き。

【予約問い合わせ】胡桃島キャンプ場  0576-62-3349

ちなみに一般利用料金はサイト料2,600円+入場料500円/人であるのに対し、

バイクキャンプはサイト料1,100円+入場料500円/人で利用することができ、1,500円もお得になります。

御岳自然休養林胡桃島キャンプ場 基本データ

訪問年月2023/9晴れ/翌日晴れ
名称御岳自然休養林胡桃島キャンプ場http://www.gix.or.jp/~z33asahi/camp.html
場所〒509-3313 岐阜県高山市朝日町胡桃島国有林1251は林小班057-662-3349
業態公営第三セクターが管理委託
ロケーション山間、林間御嶽山麓(標高1,850m)
サイト敷板付き区画オートスノコの上に設営   硬 □□□□□ 柔
サイト規模大規模全57区画
営業期間6月~9月下旬
予約方法web or TELhttps://www.nap-camp.com/gifu/10422
in / out13:00~17:00/~11:00
料金(利用プラン)計 1,600円バイクキャンププラン
  (内訳)駐車料金
入場料500円/人
施設利用料なし
サイト料金1,100円/台               
受付受付時間 9:00~17:00
売店 なし
レンタル ありテント、毛布、調理器具等
薪・炭 販売あり針葉樹 600円
設備トイレ:2カ所汲み取り式・和式便座
バイオトイレ※・洋式 ※子供専用
風呂:なし/シャワー:なし
炊事棟:1ヵ所湧水 ※生水のため飲用不可
炭捨て場:あり
その他御岳登山道、展望台
ごみ各種分別し廃棄可
直火の可否不可
薪の調達状況易 □☑□□□ 難
電波状況悪い ※楽天モバイル
客層(主観)ソロ □☑□□□ ファミリー
獣・虫クマ、イノシシ、シカ、カモシカ、タヌキ、キツネ、アナグマ※サルはいないとのこと
管理棟までの路面状況舗装道~砂利道
サイト内路面状況砂利
買い出しスーパーマーケットなし
コンビニなし
その他温泉濁河温泉市営露天風呂 約5.4km

御岳自然休養林胡桃島キャンプ場 場内散策

古竜湖キャンプ場、場内散策した様子を自作MAPと画像でまとめました。

御岳自然休養林胡桃島キャンプ場 場内MAP

御岳自然休養林胡桃島キャンプ場、場内MAPを作成しました。

御岳自然休養林胡桃島キャンプ場 場内散策の様子

到着してからキャンプ場へ入場する様子、場内散策した様子を紹介します。

各所の様子はMAPで確認できるよう①~⑯まで番号を付けました。
以下掲載する画像の番号が上記MAP上の番号場所で撮影した風景です。

散策する気分で参考にしてください。

①県道435沿い、キャンプ場の看板が見えた。
小川に架かる短い橋を通って入場。
橋を越えると砂利道になる。
②コテージが現れる。右手前が管理棟。この先にあるキャンプ場で受付するよう案内を受ける。
管理棟前より舗装道に変わる。
③そしてまた砂利道に変わる。
大きな岩が突き出している。転倒に注意!
砂利道が続く。
キャンプ場まで長い道のり。タイヤが心配。
④右手にキャンプ場近道の立て札が現れる。
下りの歩道。険しそう。
⑤キャンプ場の立て札が現れた。長かった。ここから舗装道に変わる。下りのカーブ。
杉の並木道。
➅赤いコーンのところまで舗装道。入り口からここまで砂利と舗装が交互に変わる道だった。
⑦キャンプ場に到着。管理棟前に停車し受付をする。
管理棟前に多目的広場が広がっている。広場の周りに各々サイトがあるようだ。
⑧炊事場の奥に道が伸びている。
⑨手前の一本道の一番奥。No.20。
No.21。
⑩こちらの一本道の一番奥。No32。サイト前に小さな広場のような空間がある。
⑪至る所にサイトが点在。こちらはNo.39。
⑫小道が入り乱れており複雑。
管理棟周りは近接サイトが多いようだ。
⑬広く、プライベート感があるサイトが森側に並んでいる。こちらはNo.47。
⑭今回の設営地。No.55。管理棟の建物の裏側。炊事棟が目の前。
⑮キャンプ場からコテージまで歩いてきた。所要15分くらい。展望台と書かれた立て札と登山道へ向かう道標がある。
⑯展望台までは板敷の上り道を進む。展望台からの景色は後術。以上散策終わり。

御岳自然休養林胡桃島キャンプ場 サイトの様子

御岳自然休養林胡桃島キャンプ場は、全て区画サイトです

区画数は57区画あります。

このキャンプ場では敷板と呼ばれるスノコが全サイトに完備されています。

全区画に敷板完備。
  • 敷板は同面積
  • その他の占有スペースが各々異なる
  • 隣との遮蔽があるかないか

がポイントだと思いました。

森の中なので眺望は臨めませんが、エリアによっても特徴があるように思いました。

多目的広場の周りのサイト。

多目的広場は半円状の広場になっており、その外周上にサイトが配置されています。

サイト前面が拓けているので解放感があります。

施設への距離も近く、その導線もフラットで歩きやすいため、ファミリー層の利用者が多いように見えました。

二股に分かれるまっすぐな道のそれぞれ両端にサイトが設置されている。右側の奥がNo20、左側の奥がNo.31。

炊事棟よりまっすぐに伸びる道が2本(No.16~22)(No.23~36)ありますが、それぞれの道の両端にサイトが配置されています。

こちらは森で囲まれた個別のサイトが多く、静かに過ごしたい人にはおススメだと思います。

No.20。圧巻の森林感。
No.28。一番奥でなくともこの迫力のロケーション。

No.43~47にあるサイト敷板以外の占有スペースが広く、独立しており、プライベート感が高い印象を受けました。

No.45。隣との距離もあり、プライベート感がある。

管理棟後ろに点在するサイトは隣同士が近く、仲間同士で利用するには良さそうな印象です。

管理棟(避難小屋)裏に点在するサイト。
No.57。一跨ぎで隣の区画。密集気味。

但し、ソロで利用するには隣が近すぎる感が強いです。プライベート感があまり感じられないでしょう。敷板以外の占有スペースも狭いです。
施設利用は近いため便利です

繁忙期のバイクキャンプ利用者はこちらに案内される確率が高いようです。

今回予約時、サイト指定はできませんでした。

現地で空きがあれば、サイト変更の交渉は出来そうです。

御岳自然休養林胡桃島キャンプ場 施設の様子

御岳自然休養林胡桃島キャンプ場には、管理棟、炊事棟など、必要な施設が一通り整っています。

炊事棟の水は生水のため飲用の水は持ってきたほうが良さそうです。

販売品は薪と炭のみですが、テントをはじめとしたレンタルサービスがあります。

ゴミは各種分別し廃棄することができます。

御岳自然休養林胡桃島キャンプ場 管理棟

御岳自然休養林胡桃島キャンプ場 入り口付近にある管理棟
御岳自然休養林胡桃島キャンプ場 キャンプ場内にある管理棟(避難小屋)

管理棟は2カ所あり、キャンプ受付をする管理棟は日によっていずれかになります。

正式な管理棟はコテージが立ち並ぶ入り口付近にありますが、繁忙期はキャンプ場内にある避難小屋と呼ばれるところがキャンプ受付をする管理棟になるようです。

コテージのある入り口を入ると管理棟からスタッフさんが出てきて案内されるので、どちらで受付するかはその時確認できます。

素通りせず、まずはこちらに立ち寄ったほうがよいでしょう。

受付は予約した名前を告げ、利用書に必要事項を記載します。

支払いは現金のみです。

販売品は薪と炭のみとなります。

薪は針葉樹600円。炭は400円です。

各種料金表
薪は針葉樹 一束600円。

キャンプで必要なレンタル用品の取り扱いがあり、テント、毛布、ホットプレート、BBQコンロが有償で借りることができます。

御岳自然休養林胡桃島キャンプ場 炊事棟と炊事場

御岳自然休養林胡桃島キャンプ場 メインとなる炊事棟

御岳自然休養林胡桃島キャンプ場、炊事棟が1棟屋根のない炊事場が1つあります。

メインの炊事棟は場内管理棟(避難小屋)とトイレの間の辺りにあります。

炊事場はサイトNo.31、No.32の近く、場内の奥まったところにあります。

こちらはNo.31とNo.32の利用者がいるとサイト内に立ち入るようになり、利用しずらい位置にあると感じました。

No.31とNo.32のところにある炊事場。

メインとなる炊事棟には流しっぱなしの水道が対になって一列に並んでいます。

洗い場の真ん中に溝があり、奥から手前まで水が流れるようになっている。

真ん中が溝になっており、コンクリートでできたシンクに水がたまることはありません。

水道の上には鉄の棚が備え付けてあり、物を置くのに便利です。

反対側には釜土がありますが、全く使われている形跡はありませんでした。

釜土の前には各種分別し廃棄できるゴミ捨て場が設けられています。

灯りがつくので夜の利用も可能です。

炊事棟 夜の様子
湧水を利用した水道

水道の水ですが、御嶽山から流れてくる湧水を利用しているとのことでとても冷たいです。

但し生水のため、飲用には適しません。

気になる方は煮沸するか、飲み水を持参する必要があります。

生水なので飲用は注意。

御岳自然休養林胡桃島キャンプ場 ゴミ捨て&炭捨て

御岳自然休養林胡桃島キャンプ場、ゴミは各種分別し無料で廃棄することができます。

ゴミ捨て場、炭捨て場は炊事棟内にあります。

炊事棟内、釜土前に並べられたゴミ捨て場。

説明は得に受けませんでしたが、蓋つきのポリバケツには生ゴミ、燃えるゴミ。鉄製のゴミ箱は缶やビン、ペットボトルが捨てられていました。

炭、灰は一斗缶に廃棄します。

炭、灰捨て場。

御岳自然休養林胡桃島キャンプ場 トイレ

トイレは2棟。手前が子供専用のバイオトイレ。奥が大人用の汲み取り式のトイレ。

御岳自然休養林胡桃島キャンプ場のトイレは手前2棟並んでいます。

手前はバイオトイレ。容量の制限があるため子供専用となっているそうです。

バイオトイレは子供専用。

便器は洋式便座です。

小さ目の便器。

使用後はボタンを押します。スクリューが回転し攪拌する音が聞こえます。

さすがバイオトイレというべきかにおいはしませんでした。

バイオトイレの使い方。

大人は奥のトイレを利用します。

大人用トイレ。

汲み取り式の和式便座のみです。

和式便座のみ。
カビのにおいが鼻孔を刺激する。

トイレはきれいに清掃されていますが、木造建物から漂うカビのにおいと、汲み取りのため便器からのにおいが強かったです。

神経質な方は気になるかもしれませんが、大自然にトイレがあるだけありがたいと思って利用しましょう。

手洗い場は外にあります。

鏡がなく、モノを置くスペースは少ないのでコンタクト利用者には不便ですが、液体せっけんがあるのが助かります。

いずれのトイレも、便器内にモノを落とさないよう注意が必要です。

御岳自然休養林胡桃島キャンプ場その他施設 洗濯機&乾燥機

洗濯機と乾燥機。

入り口付近の管理棟に洗濯機と乾燥機があります。

いずれも1回、200円です。

利用時間は9:00~16:00です。

御岳自然休養林胡桃島キャンプ場 展望台

展望台最上部。

キャンプ場入り口からコテージの並びを過ぎると、左側に展望台の入り口があります。

展望台入り口。

ここから板張りの道を上っていくと展望台が現れます。

展望台への道。
展望台が見えてきた。

いざ展望台に上がりましたが、眼前は森ばかりで眺望はあまり望めませんでした。

全方位見ましたが雲が厚く御嶽山の姿を確認することは出来ませんでした。

森が目の前にはばかる
こちらも森。
あれが御嶽山か?
上から階段を見下ろすとこの高さ。

標高1,850mの御岳自然休養林胡桃島キャンプ場 ツーリングとソロキャンプの様子をレポート

九蔵峠展望台より。御嶽山は見えず。

選んだ動機と予約の電話

9月、首都圏は連日猛烈な暑さ。

とてもではないが、関東の平地でキャンプをする気にはなれなかった。

標高の高いところにあるキャンプ場にいきたい!

そんな中、グーグルマップで見つけたのが岐阜にある御岳自然休養林胡桃島キャンプ場。

なんと標高1,850mである。

これはさぞかし涼しいに違いない。

H.Pからなっぷに遷移し、予約をしようとしたら「バイクキャンプの場合は、必ずキャンプ場にお電話でお問い合わせ下さい。」と書いてあった。

バイクは優遇されるのかな?

予約の電話をする。親しみやすい感じの声だった。利用予定日の2週間を切っていたが空きがあったみたいでほっと一安心。

やはりバイクの場合は一般より安く利用できるとのこと。

「一人なので、できれば静かに過ごせて、景色の良いところがいいんですけど…。どうですかね。」

景色なんて全部同じよ。森しかないもの。」

「そうなんですね。わかりました。当日はよろしくお願いします。」

森の中なのか。景色の優越はないみたいだし、逆に焦らずともよさそうである。

出発 キャンプ場までの道中寄り道~木曽福島を目指す

エナジードリンクをFLSKに入れ替え準備万全。

当日。

中央道を使い琵琶湖経由で長野に入り、下道で岐阜を目指す。

最近、限界を超えるほどの早起きには、眠気対策でエナジードリンクを入れたFLSKを携えるようにしている。

携帯魔法瓶のFLSKは保冷効果が高く、炭酸が入れられる。しかもエナジードリンクを一気飲みできないので、休憩がてらに必要な分だけ都度飲めるのが良い。

ディスカウントストアで買ったモンスター。冷蔵庫でキンキンにしてFLSKに入れ替える。
コンビニで買うよりコスパがよろしい。

琵琶湖

琵琶湖まで来た。時間調整のため高速を下りる。

道すがら道の駅などをちょいちょい寄って木曽福島を目指す。

道の駅「木曽ならかわ」で買ったオクラ。なんと30円!

なぜ木曽福島かって?2つ理由がある。

ひとつは蕎麦大国の長野にて、敢えてのラーメンをたべるため。

もうひとつは切実で、恐らくここを逃すとキャンプ場まで買い物ができるスーパーがないからである。

10:00に木曽福島に到着。

ラーメン屋の開店まで時間がある。Googleナビをみると気になるお店を発見。

かねまるパン店

かねまるパン店。長野のソウルフード、牛乳パン。パッケージ発祥のお店。

かねまるパン店の牛乳パン。240円。

長野でよく見る牛乳パンのパッケージはここのパッケージをモチーフにしているらしい。

要はデザインを模倣されているということ。店員さんに心情を聞いてみた。

「昔は意匠権とかの考えはなかったからねぇ。この坊やのイラストのモデルはここの店主。当時このお母さんが書いたものなんですよ。」

モデルが実在していたとは驚き。

牛乳パンを一つ買った。手に持つと結構大きい。
夜のおやつにしよう。いまから食べるのが待ち遠しい。

かねまるパン店 · 〒397-0001 長野県木曽郡木曽町福島5354
★★★★☆ · ベーカリー

次は買い出し。イオンとAコープの2択だが、地元色の強そうなAコープで夕食分の食材を購入した。

エーコープ きそ店 · 〒397-0001 長野県木曽郡木曽町 福島2872
★★★★☆ · スーパーマーケット

開店20分前にお目当てのラーメン屋についた。

ラーメン55

ラーメン55というお店。この辺りでは数少ない貴重なラーメン屋だとか。

どうやら一番乗りのようだ。

中の様子は見えないが、物音はする。営業するのか念のため扉を開いて顔だけ店内に入れる。

「今日やってますか?」

「まだだけど、なか入ってまってていいよー」

お言葉に甘え、入店して待たせてもらうことに。

開店前なのに続々とお客さんが入ってくる。あいさつの様子から常連さんが多いようだ。

開店の11:00には既に6割ほど席が埋まっていた。

メニュー表
メニュー裏

地獄ラーメンというネーミングが気になったが、ここは冒険せずに定番らしいラーメンにした。

朝兼昼飯なので、から揚げとライスが付いたAセットを注文する。

Aセット。ラーメン、から揚げ、ライス、たくわん。

具材もシンプルな醤油ラーメン。なんだろう、極めて平均的な味わいが逆に新鮮に思えた。

ライスがてんこ盛り。から揚げとのバランスを見ながらなんとか完食。
ボリウム満点、お腹いっぱい満たされた。

食べ終わる事には満席となり、ウェイティングがかかるほどの盛況ぶり。

繁盛しており、地元に愛される人気店のようだ。

長野でラーメンを喰ってやったという満足感に浸る。

ラーメン55 · 〒397-0001 長野県木曽郡木曽町福島5393−11
★★★★☆ · ラーメン屋

キャンプ場までの道中寄り道 木曽福島~キャンプ場

木曽福島から国道361号でキャンプ場を目指す。

長野と岐阜を結ぶ峠道だ。

途中、九蔵峠展望台という看板を見つけ立ち寄った。

九蔵峠展望台

眺望は良さそうだが、何が見えるのだろう。

案内板に『開田高原からの御嶽山』とある。

んー、雲が邪魔で見えない。

「開田高原からの御嶽山」図
残念ながら雲で姿は見えず。

ちなみに駐車場は車3台程度が停められるくらいで狭い。ここがいっぱいだったら少し先にも駐車スペースがある。御嶽山をバックに愛車を撮影するならこちらのほうが良さそうだ。

展望台の先にある駐車スペース。こっちのほうが広い。御嶽山を背景にバイクの写真をとるならこちらがおススメ。
九蔵峠展望台 · 〒397-0302 長野県木曽郡木曽町開田高原西野
★★★★★ · 展望台

山深い景色が続く。

そして県境に到着。

長野と岐阜の県境

あとは寄り道せずにひたすらキャンプ場を目指す。

御岳自然休養林胡桃島キャンプ場

県境を抜け国道361号から県道463号に入るとキャンプ場までほぼ上り道が続く。

御嶽山が目の前にそびえている雰囲気はするのだが、雲に隠れ全貌は見えず。

バイクで走ると身体にひんやりする風が当たる。

キャンプ場の看板が見えた。

御岳自然休養林胡桃島キャンプ場、入り口。

小さな橋を渡ると舗装道から砂利道となった。

砂利道がまた舗装道に変わる。コテージが現れた。

一番手前が管理棟。

手前の管理棟から係の人が寄ってきた。

「キャンプの受付はこの先のキャンプ場内にあるのでそちらで受付ください。」

薪などはどうするのか聞くと、この先の受付でも売っているとの話。

コテージ前の道路を過ぎるとまた砂利道。今度はやや大きめの岩肌も見える。

雨でぬれてたらつるっといきそうな道。

路肩がない狭い道。一歩間違うと崖の下なんて場所もある。

雨の日じゃなくて良かった…。

キャンプ場の立て札が見えた。入り口からここまで結構距離がある。やけに広い敷地だと思った。

キャンプ場の立て札

この立て札から先は下りの急カーブで道路は舗装されている。

下っていくとサイトが道の左右に現れ、さらに進むと広場のようなところへ着いた。

道の左右にサイトが現れる。この先が広場になっており左側に管理棟(避難小屋)がある。

左側にある管理棟らしき建物へ向かう。

キャンプ場内の管理棟(避難小屋)。

予約した氏名を告げ、渡された紙に必要事項を記入、料金を支払い受付完了。

さて、気になる場所は如何に。

57番です。」

57番?どこだろう。今案内すると言われたが次のお客さんの対応でそれどころではない様子。

「出てすぐ右のほうにあるからみてみて」

すぐ右?行ってみるとこの管理棟の真横。57の札が下がった区画があった。

No.57

え?!まさか、ここ?

まるで駐車場のようなロケーション。

見えるのは管理棟の横面。他区画の敷板が近距離で密接している。

57番サイト。見える景色は管理棟と隣のテントになりそう。
友人と利用するならいいけど、さすがに近接しすぎ。

流石に…、ちょっと厳しいロケーションかな。自分の運の悪さが信じられずに3度見した。

他のサイトはどうなっているんだろうか。

確かに事前に言われたとおり眺望は森の中、一様ではある。

しかし大自然に放り出されたようなワイルド感、程よく距離が保たれた空間など魅力的なサイトは他にいくつもあった。

敷板の面積が小さいのではない。敷板の間隔が近すぎるのだ。

お客さんの対応が済み、手の空いた様子を伺い管理人さんに最交渉。

「今日は一杯なんですよね。なので今日はバイクの方には小屋の周りにしてもらってるの。

サイトは管理人さんが決めているみたい。

あー…、一般と比べて安いから不遇なのは仕方ないのか。。。

「でもせっかくきてもらったしね。どこか張りたいところある?もしかしたら空いてるかもしれないから見てみて。」

多くは語らずとも絶望感が顔に出たのか、憐みのお言葉をいただく。起死回生の兆し。

とりあえず小屋の周りを見て歩く。

さっきの57番周りは区画近接の密集地帯。他を見たが、敷板以外の占有できるスペースが狭い。

反対側にある55番。炊事場が目の前なのと、隣の56番が近接なのが気になるが、駐輪スペースも十分だしこちらはどうか?

「55番?そこならいいよ。じゃあ55番に替えといてあげる。」

ああ、よかった。助かった。

ちなみに56番とは57番と管理小屋を隔てた反対側。

見えるのは管理小屋の壁とすぐ隣の区画。道路沿い。この道路は炊事場への導線となるので常に人が行き交うロケーションとなる。

56番サイト

57番56番。管理棟の真横にあるこの二つの区画は、恐らくキャンプ場の中で最も避けたいワースト区画だと思った。

プライベート感が全くなく、人の目にさらされる。

どの方向を向いてもロケーションが悪い

まぁ、そう思うのは他が良すぎてこの二つだけ極端に悪すぎるからである。

さて新たにあてがわれた区画、55番で仕切り直しだ。

今回設営する55番サイト。
ちょっと造形物が視界に入るのが気になる。
隣の区画56番と近接。向い合せにするのはやめておこう。
目の前は炊事場。利便性はあるけど人の目が気になる。

プライベート感はないが、さっきよりだいぶマシ。

考え方によっては施設利用が最も近く、便利な区画ともいえる。(と、言い聞かせる。)

56番に単車に乗ったバイクキャンパーが来た。

近接のお隣さんが登場。しかし荷物を置く様子はなく、なにやら管理人さんと話している。

結局その場から離れてどっかへ行ってしまった。

そうだよな。わかる。同情するよ。

事前に敷板の情報を得ていたため、全立地設営対応型のタトラ3を持ってきた。

区画No.55。タトラ3設営完了。

敷板の広さはタトラ3でちょうどよいサイズ感。

ちなみにタトラ3の設置面積は約190×210cm。

テントの前面にチェアとテーブルを置きくつろげるスペースが確保できた。

敷板内。テント前にこれくらいのスペースが確保できた。
炊事棟から丸見え。洗い物をする人の視線が気になる。

目の前にある炊事場からは絶えず水が流れ出ている音が聞こえる。

山にあって水を流しっぱなしにしている場合は、湧水を利用している場合が多い。聞いてみるとやっぱり湧水だそうだ。

「みんな蛇口しめちゃうのよねー。この水、御嶽山から来てるんですよ。凄く冷たいの。」

触ってみるととてつもなく冷たい。

水を汲んでいた子供が「冬になったらもっと冷たくなるのかなぁー」と言っていた。
うんー、凍結して流れないかもよ。

流し場がコンクリ、錆びた鉄の棚、流しっぱなしの水道。レトロ感があって風情のある炊事棟だと思った。

炊事棟のすぐ向こうにトイレが2棟あった。

手前はバイオトイレ。『こども専用』??

子供専用トイレ

なぜ??

どうしても気になったのでこれもまた聞いてみた。

1シーズンで継続して使うのに、容量が決まっているからだそうだ。

子供専用と書いてあるが、別に大人が使って咎められることはないとのこと。

洋式便座なので利用したいが、やっぱり使いづらいよなぁ。

先ほどはサイト選びで管理棟周りしか見ていなかったが、場内がどのようになっているか散策した。

炊事棟から奥のほうへ延びる一本道がふたつある。

奥へ行けば行くほど森林感が増してゆく。

いい場所たくさんあるじゃんか。

NO.34。左右に挟まれていてもこの森林感。

管理棟周りの区画を見ると、バイクキャンパーが多い。

一般と比べて安いから仕方ないか。そりゃそうだよな。

次くるときは区画番号覚えて予約時に交渉しようと心に誓った。

夕飯まで時間があるので入り口の管理棟まで歩いて行った。

だいたい15分くらいかかった。

受付後こちらに用事があるとすれば、自販機と洗濯機の利用だろう。

こちらの管理棟には洗濯機と自販機がある。

この辺りでは貴重な自販機だそうだ。

高い料金設定にしていないところが良心的。

キャンプ場の受付では薪と炭しか売っていなかったが、こちらの管理棟ではどうなのか。

「こちらも基本、薪と炭の販売です。どーしても、って方には簡易食料(カップ麺)をお譲りしますが通常販売はしてません。」

それだけ山深いところにきてるってことですわ。来る途中、一切お店見なかったし。

コテージの脇に小道を見つけた。

御嶽山の登山口だった。

御嶽登山口

だからか。サイトから登山の恰好をして出ていく人をちらほら見かけた。

もう一方では展望台へと続く道があった。

展望台への立て札と登山届を入れるポスト。

こっちだったら行ってこれそうかな。

板が張られた道を上っていく。

板が張られた道をゆく。

展望台まではそれほどの距離はなかった。

さてどんな景色が待っているのか。

展望台の最上部へ。

見渡す限り、森だった。

まるで樹海のよう。御嶽山は見えるのだろうが、雲で確認できず。

たぶん御嶽山。

さて、戻るか。

サイトへ戻って夕飯作り。

今回はスペアリブを安く手に入れることができた。

スーパーでは夜だけでなく午前中も割引商品があることをキャンプ生活を通して培った。

これは11時前にAコープでゲットしたもの。

半額でスペアリブゲット。

勢いで買ってしまったが、問題は何で焼くか。

あいにくシェラカップしか持ってなかった。道具箱を漁ってみる。

するとビーパル付録のミニ鉄板が転がっていた。持ってて良かった。

ビーパルミニ鉄板でスペアリブを焼く。

ごろりとしたお肉が二つ。

じっくり時間をかけて焼き上げる。鉄板が小さいので油が跳ねる跳ねる。

予報ではゲリラ豪雨の可能性があるとニュースキャスターが言っていた。

遠くからゴロゴロという音が聞こえる。

入道雲か?

入道雲がにゅっと空に顔を出している。

山だもんなぁ、と覚悟していたがこちらを避けて遠ざかってくれた。

雲が遠ざかるのを見送った後でも、肉は弱火で焼き続けた。

よく焼きのスペアリブ。

育て上げたスペアリブにかぶりつく。歯がシュッと肉に入っていき、骨に当たらず肉だけ嚙みちぎった。

旨い。

飯はこの肉と酒のみ。肉の味とボリウムで満足感がある。

もう一つを焼き上げると既に日が暮れていた。

バイクとテントにロープを連結し、ランタンを吊るす。

バイクとテントにロープを連結させ、ランタンを吊るした。

持ってきたのはゴールゼロ。

チェア周りを十分明るくしてくれる。軽量でバイクキャンプには頼もしい奴。

夜のデザートはかねまるパン店で買った牛乳パン。

食べる前からテンションが上がる。

実は以前『牛乳パン』は買ったことがあるのだが、保冷バッグの氷でびしょびしょになり、食べるのは今回初めて。

コーヒーと一緒に。

袋のパッケージがレトロでいい。

パンを取り出すと結構大きい。

ふんわりとした厚みのあるパンの間に、バターが練り込まれた生クリームが塗られている。

牛乳パン
牛乳パンの断面。

コクのある味を想像していたが、意外と素朴な味。

食べきれないかと思ったが、ペロリと食べてしまっていた。

さて、やることやったし寝るとするか。

肌寒くなり、ウインドブレーカーを着こみ、歯ブラシとカップをもって炊事場へ。

冷たい水で歯が染みるほどである。

ふと空を見上げると星が見えた。

うわぁ。

歯ブラシをくわえたまま炊事棟を出て、空を見上げる。

御岳自然休養林胡桃島キャンプ場からみる星空。

星が降ってきそうなほどの満点の星空。

空が近い。

こんなにも星を見ることは最近なかった。

首を90°天に向けたまましばらく眺めていた。

***

うぅぅ、寒い。

Tシャツにウインドブレーカーでは寒くがたがた震えるほど。
寝袋から身体をだすのがだるくて、もぞもぞしていた。耐えきれなくなって長袖のTシャツを着こんだのは明け方近くであった。

5時に起床。まだ周りは薄暗い。

オクラあったっけな。

道の駅で30円で買ったオクラを冷水で洗う。

オクラをカップうどんに突っ込んで朝食をとった。

普段は朝からこんなに食べれない。

あまりの寒さに暖かさを求める故の手段だった。

オクラをいれたカップうどんで暖をとる。

だんだんと陽が昇っていく。

陽の光が当たったところから暖かくなっていく。夏なのに日光の暖かさがありがたく感じた。

日向と日陰の温度差が激しい。

アウトは朝8:00からできる。

撤収を済ませ、2番目にここを後にした。

撤収の儀

次のキャンプ場へ向かうため、もと来た道を戻る。

昨日は見えなかった御嶽山の顔が見れた。

来年、懲りずにまた来いよ、と言っているように見えた。

飛騨御嶽尚子ボルダーロード石碑からみた御嶽山

御岳自然休養林胡桃島キャンプ場 まとめ

  • 満点の星空が見える
  • 夏の避暑地として最適
  • 全区画に敷板完備
  • バイクキャンプは利用料がお得だが、区画間が近接しすぎるサイトに案内される
  • 水道の占拠が目立つ

御岳自然休養林胡桃島キャンプ場で一晩滞在したまとめです。

良い点:

1.満点の星空

標高1850mの夜空に広が​​る星々は素晴らしい景色でした。


2.夏の避暑地として最適:

暑さから避け、自然に囲まれる場所としては最高のロケーションです。
但し朝晩は冷え込むため夏場であっても防寒着は必携です。
寝袋は秋冬用を持っていきましょう。


3.全区画に敷板完備:

地熱対策、通気性の確保、撤収時に汚れが付きにくいのがいいです。
但し敷板の面積に対しテントによっては不向きな場合があるかもしれません。
敷板に対応できるテントを準備したほうがよいでしょう。


気になる点:

1.バイクキャンプの場合は近接密集サイト?:

バイクキャンプの場合は、利用料が安い代わりに管理棟(避難小屋)周辺のサイトへ案内される可能性が高いようです。
敷板の面積は一様ですが、敷板以外の占有スペースは他と比べ狭く、且つ敷板同士の距離が近すぎる傾向があります。
安価であればよい、寝れさえすればどこでもいい方には関係ありませんが、ソロキャンプで周りに干渉されず、静かに過ごしたい方には不向きです。
事前に区画を確認し、予約時に対応することが可能か交渉するのもひとつの手だと思いました。
また今回の様に当日の空きがあれば交渉により若干の区画変更が可能でした。
※利用料が安いので過剰な交渉は控えましょう。


2.水道の占拠率が高い:

冷たい水で飲み物や食べ物を冷たくしたい気持ちは理解できますが、水道にいつまでもぶら下がったビニール袋が多数ありました。スタッフが注意することはありませんが、節度をもって利用してほしいと思いました。


高所にあるキャンプ場。開場時期は6月から9月までのわずか3ヵ月のみ。

敷板はシーズン毎にサイトからはずし、次シーズンのため乾燥させているのだそうです。

たいへんなご苦労がある中、再設置の際にはレベル調整が最も難しい作業だとおっしゃっていました。

敷板の下をみると大小さまざまな挿し板があります。このおかげで水平で快適なキャンプが過ごせることを知りました。

総じて御岳自然休養林胡桃島キャンプ場は、自然に囲まれた最高の避暑地であり、
標高1,850mの環境をバイクでキャンプが楽しめる稀有な場所だと思いました。

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