壊れたテントのファスナーを簡単交換!バンドックソロベースにはズライドオン5C-2!

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壊れたテントのファスナーを簡単交換!バンドックソロベースにはズライドオン5C-2! キャンプハウツー
バンドックソロベース、ファスナー修理に最適なズライドオン5C-2を見つけました。
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バンドックソロベース
ソロベース、片方のファスナーが壊れてしまった。
ファスナーが閉まらない上にスライダーのプルタブも破損。

バンドックソロベースのファスナーが壊れた。

左側の開いたファスナー中央部に、百均で買ったフッククリップで応急処置。

百均で買ったフッククリップで応急処置。

冬キャンプ。隙間からひょおぅっと入り込む冷気に凍え寝袋に包まる。

10回から20回ぐらいファスナーを開け閉めすると稀にファスナーが閉じるので我慢していたが、

年に数回敢行するキャンプ旅での使用を考えると、憂いは解消しておきたい。

ファスナー修理かぁ。どうやって頼むのだろう。

バンドックに修理依頼?やってくれるのだろうか。

街の修理屋?いったいいくらかかるのだろう。

自分で補修する方法はないものか…。

そこで見つけたズライドオンというファスナー修理用スライダー

自分でファスナーが簡単に修理できるらしい!

ズライドオンは種類が多い

ファスナー測定を誤り、サイズ違いを購入する失態を犯した、2回目で無事ファスナーを修理することができた。

自分と同じ目にあわないよう、ズライドオンの選定の仕方から修理の様子までをまとめるので参考にしてほしい。

ズライドオンとは

ZlideOn (ズライドオン) 5C-2

ZlideOn(ズライドオン)とは、壊れたファスナーのスライダーを交換するだけで簡単に修理できるパーツのこと。

衣類、アウトドア用品、靴、鞄など、色々な用途のファスナー修理に使用できる。

made in Sweden

ヨーロッパでは靴の修理屋の他、NATO軍でも採用されているらしい。

ズライドオン内容物。こちらは8C-1。

ズライドオンの内容物は、本体、クリップ、取説他。

ズライドオンはスライダーのトッププレートとボトムプレートを開き、ファスナーに合わせ閉じることで修理する。

ズライドオン。部品構成。

クリップはこのスライダーを上下に開くときに使用する。先の尖ったちょっと特殊な形状。

開くためにツメや硬い平らなものでも代用可能。

指でも開くがこのクリップがあったほうが楽。

ズライドオン サイズ(型番)選び

【ズライドオン 型番選びまでの過程】

ファスナーの種類を特定→ファスナーの幅、エレメントの厚みを測定→型番を特定

ズライドオンはファスナー修理が簡単にできるが、
合致する適切なサイズ(型番)選びが最も重要かつ難しい。

ファスナーの種類を見極めファスナーの幅エレメントの厚みを0.05mm単位で正確に測定しなければならないからだ。

エレメントとは

ファスナーの凹凸の部分のこと。この凹凸が組み合わさることによりファスナーとしての機能を果たす。
エレメントが壊れたりすると基本的に自力で修理することは難しいとされる。

サイズ間違いによる返品・交換は受付けないと断言されているので注意が必要。

ファスナーの種類を見極める

ファスナーの種類は4種類ある。

ファスナーの種類

  • メタル
  • プラスチック
  • コイル
  • 防水コイル
ファスナーの種類 ズライドオン取り扱い説明書より

WEB上にあるズライドオンの購入ページにファスナーの種類が掲載されている。

図と見比べて種類を特定する。

エレメントの測定 ノギスは必須

ファスナーの測り方 ズライドオン取り扱い説明書より

WEB上にあるズライドオンの購入ページにファスナーの測り方が載っている。

画像にもあるようにノギスで測定する必要がある。

ファスナーの幅は0.1mm単位、エレメントの厚みは0.05mm単位で測定しなければならない。

緻密な測定のため、100均のプラノギスはこの場合おススメできない。

使用するノギスは信頼のシンワ測定をおススメしたい。

デジタルのほうは最小測定単位が0.01mmまで測定可能。ノーマルのほうは最小測定単位が0.05mm。

デジタルのほうが使いやすいが、私が常日頃愛用しているノーマルタイプも紹介する。

サイズ一覧表から型番を特定する

ズライドオン サイズ一覧表

ファスナーの種類を特定。ファスナーの幅、エレメントの厚みを測定したら型番が特定できる。

一覧表のコイル、5C-2と8C-1を見てほしい。

ファスナーの幅では0.5mmの差、エレメントの厚みでは0.05mmの差違う型番となる

型番が違うと適合しないので注意。

型番を特定するとプルタブ形状は固定。丸型or角型になる。これは選べない。

色はブラックかシルバー。色を選べる型番と選べない型番がある。

ズライドオン5C-2でバンドックソロベースファスナー修理

バンドックソロベースのファスナー修理

【バンドックソロベース ファスナーの仕様(数値は実測値)】

  • ファスナーの種類:コイル
  • ファスナー幅:6.45mm
  • エレメント幅:2.60mm

ファスナー修理にあたり、バンドックソロベースのファスナーに適合するズライドオンの型番を特定しなければならない。

まずはファスナーの種類を見極める

ズライドオンの説明にあるファスナー種類の図と、バンドックソロベースのファスナーを見比べる。

ファスナーの種類はコイルというのが分かる。

ファスナー種類の図。
バンドックソロベースのファスナーはコイル型。

次にノギスを用いてファスナーの幅の測定。

ファスナー幅は6.45mm

バンドックのファスナー幅を測定。

次にエレメントの厚みを測定。

厚みは2.60mm

バンドックソロベース、エレメントの厚みを測定。

これの結果からズライドオンサイズ一覧表より、5C-2がバンドックソロベースに適合する型番であると導き出した。

5C-2のプルタブ形状は角型一択。

色はシルバーとブラックから選べるので、シルバーを選択した。

購入したズライドオン5C-2。

いよいよファスナー修理に取り掛かる。

キャンプ修練の場として利用させてもらっている千葉県いちかわ市民キャンプ場にバンドックソロベースを携えいざ実戦。

ちなみにこのキャンプ場は林間サイトで都心からのアクセスもよく、なんと無料で利用できる。

ズライドオン、スライダーのトッププレートとボトムプレートを開く。

クリップがなくてもボトムプレートを指で押さえ、片方の指でプルタブを倒すと開くことができた。

ズライドオン、スライダーのトッププレートとボトムプレートを開いた様子。

このスライダーが開いた状態のズライドオンを、壊れたファスナーに合わせる。

この時注意したいのが、ファスナーのかみ合っている部分に嚙ませなければならないということだ。

当然壊れているのでファスナーはかみ合っていない。

どうやってファスナーを噛み合わせる?開け閉めを何度もトライ。

何十回とスライドを繰り返す。

ようやくうまくファスナーが嚙み合いほっと一息。

ズライドオンをセット。

ようやくファスナーが噛み合いズライドオンをセットする。この状態はまだスライダーが開いている。

そしてプルタブを引き上げ、トッププレートとボトムプレートを強くつまむ。

パチッという音がした。これで装着完了

プルタブを引き上げ、トッププレートとボトムプレートを強くつまんで装着完了。

さて、これで直ったのか?!

恐る恐るスライダーを下げてみる。

スライダーを下げるとファスナーが閉じた!

見事にファスナーが閉じていく!

成功だ!

下までバッチリ閉じた。

下までファスナーが閉じた。下のスライダーは壊れたスライダー。

動きは純正に比べスムーズさはないが、ファスナーのエレメントが欠けている部分でも難なく使用することができた。

これは純正以上のパフォーマンスをだしていると思う。

エレメントが欠けている部分でも使用可能!

ズライドオン型番特定のための測定のコツ

ファスナーのサイズを測定するより、壊れたスライダーを測定すべし!

バンドックソロベースのファスナー修理、実は測定に失敗し間違った型番を選んでしまった。

間違って選んでしまった8C-1。

ノギスで測定して選んだはずだったが適合しなかった。

コイル型のファスナーはどこからどこまでが幅なのか、厚みなのかが分かりずらい。

またノギスで挟むとファスナーがずれるので思い込みにより測定値が規程の数値に引っ張られやすい。

今回がその悪い例。8C-1のスペックにひっかかった。

幅を7.10mm、厚みを2.70mmと測り間違ってしまった。

過ち①。ファスナー幅を7.10mmと測定。
過ち②。2.70mmと測定。

キャンプ場までいって装着させたが、ファスナーが噛み合う様子はなく、残念な思いをした。

ズライドオン8C-1を装着。
スライダーを下げてもファスナーが閉じない。

今回適合した5C-2と8C-1を比較してみた。

観察すると幅の長さが一目で違うとわかる。

左が5C-2、右が8C-1。
幅の長さが違う。

スライダーの中(ファスナーが通るところ)を測定してみることにした。

8C-1を測定すると幅が7.25mm。

厚みを測定してみると2.90mm。

8C-1、幅7.25mm。
8C-1、厚み2.90mm。

8C-1のスペックを見ると、適合サイズが幅7.10~7.30mm。厚み2.80~2.90mmとある。

このサイズだったのか!

試しにソロベースの壊れたスライダーの幅(内側)を測定してみる。幅は6.60mm。

これは5C-2の適合サイズに合致する。

壊れたスライダー幅を測定。幅6.60mmであった。(実は2回目、壊れたスライダーを測定した。)

測りずらいファスナーのサイズを測定するより、壊れたスライダーを測定したほうが早い。

ズライドオン まとめ

ズライドオン 5C-2
  • 修理が簡単
  • 壊れたエレメントにも対応可
  • 修理に出すより経済的
  • 武骨なデザイン性
  • ノギスが必要
  • 精密な測定結果が要求される

  ※サイズ間違いによる返品・交換不可

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ファスナーが壊れると自力で修理することは一般的に難しいとされる。

ファスナー開いても閉じない原因は2つあるという。

ファスナーを開いても閉じない原因

  • スライダーに隙間ができエレメントが噛み合わない。
  • エレメントが曲がっていて噛み合わない。

スライダーはラジオペンチで強く挟んでやる修理方法がある。

エレメントもラジオペンチで矯正することで直ることがあるらしい。

自分は以前、大切なパーカーのジッパーが壊れた時にペンチで修理に挑戦したが、スライダーが真っ二つに折れて悲しい思いをしたことがある。

ラジオペンチで直るもんならありがたいが、素人が手を出すものではないと実感。

またファスナー交換は直すのに高額になる場合がある。ファスナーの全交換である。

テープ付のファスナーに丸ごと交換するケースで、ファスナー代、ほどき代、取り付け代がかかる。
また高技術も必要、作業時間もかかり割高。

とある修理屋の料金をみたらカバンのファスナー交換で5,000~27,500円。

しかもイメージ通りにいかない場合もあるという。

テントの場合はいったいいくらの見積もりになるのであろう。

費用、手間暇を考えると色々と煩わしい。いっそのこと新しいテント買ってしまおうか?!

そんな悩みを解決してくれたのが、このズライドオン。

これひとつで簡単にファスナーをリペアできるアイテムだ。

値段も1,000円前後と、修理に出すより割安。テントを送ったり、持っていかなくても自分で直せるのが強み。

武骨なデザインでテントに装着するのにも違和感を感じない。

むしろ隠れたワンポイントアクセサリーのような感覚すらある。

修理は本当に簡単。

ものの1分でできるのではないだろうか。

エレメントが多少壊れていてもファスナーを閉じることができたのは凄い!

難しいのが型番選びのためのファスナー測定。

まずノギスが必須。

ノギスなんて、もっているひといるのだろうか?

ファスナーの測定も0.05mmまで読み取らねばならず、この点が難易度が高い。

しかしご安心あれ。

バンドックソロベースには5C-2!

既に今回、実証済である。

バンドックソロベースのファスナーが壊れたら迷わずズライドオン5C-2をおススメする。

他のテントの修理でもズライドオンが効果的だと思うが、型番選びにノギスが必要

このためだけではなくとも、いろんな作業面で活躍するので一つは常備していてもよいのではないかと思う。

ノギスを用いたキャンプギア作成例

今回紹介したアイテム
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