【ツーリングソロキャンパーにおススメ】’n(and) アッシュバッグ。コンパクトな火消袋。火消袋があると便利なワケとは。

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'n(and) アッシュバッグ(火消袋) キャンプギア紹介
'n(and) アッシュバッグ(火消袋)
‘n アッシュバッグ

  • 熾火を水で鎮火させ、翌朝灰でどろどろになった焚き火台の処理に手こずる。
  • 炭灰持ち帰りのキャンプ場で持ち帰りに困る。

こんな場面に遭遇したことはないだろうか。

そんな悩みをサラッと解消できるアイテム

‘n(and)アッシュバッグ

火消壺といえば金属製のバケツのようなものを想像するのではないか。

ごつくて、重い。しかもそれを炭消しだけでつかうなんて…。

ツーリングソロキャンパーには到底無理。

火消壺という製品カテゴリーは、自分にとって全く無縁のものと考えていた。

だがしかし、こちらの製品は樹脂製、筒状でコンパクトに持ち運びできる火消袋なのである。

使ってみると、こんなに便利なものはないと実感

火消壺、もとい火消袋の便利さを思い知らされた。

今回はこの『’nアッシュバッグ』を紹介する。

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‘n(and) アッシュバッグ 特徴

  • 高耐熱性
  • 軽量、コンパクト
  • 防水性が高い
  • スタイリッシュなデザイン

アウトドアブランド『Feel so nice!』より発売。

㈱MMフードという企業がアウトドア業界に新進したブランドとのこと。

『’n』『and』を意味し、ユーザーと自然を繋ぐ架け橋という意味が込められているという。

それでは製品の特徴を見ていきたい。

素材は耐熱ガラス繊維シリコンコーティングが施されている。

耐熱温度は約1000℃近く。熾火になった炭を入れても、本体が溶けることなく鎮火させることができる。

ガラス繊維といえば手に刺さるなどの懸念があるが、シリコンでコーティングされていることで素手で触っても問題ない構造。

またその素材の柔軟さでコンパクトに折りたたむことができ、携帯性が高い

サイズはMとLサイズの2種類

Sサイズは31.1 x 24.6 x 2.9 cm、重さは250g。

Mサイズは37.6 x 31.8 x 3.5 cm、重さは330g。

金属製の火消壺と比べるとはるかに軽量である。

シリコン製で防水性が高い。口元をしっかり閉じていれば雨さらしになっても中の灰が水に濡れ、ドロドロになることはないであろう。

また、水洗いで簡単お手入れができるのも良い。

色はダークグリーン、ブラック、シルバーの3色

キャンプシーンにマッチしたカラーバリエーションが揃っている。

以下基本スペックのまとめ。

品名‘n(and) アッシュバッグ
メーカー(ブランド)Feel so nice!
原産国不明
サイズS:31.1 x 24.6 x 2.9 cm
M:37.6 x 31.8 x 3.5 cm、
重量S:250g
M:330g
繊維の組成耐熱ガラス繊維、シリコンコーティング
耐熱温度約1,000℃
‘n(and) アッシュバッグ 基本スペック

‘n(and) アッシュバッグ 製品チェック

‘n アッシュバッグ 開封前の状態

今回入手したのは’n アッシュバッグ S、ダークグリーン

ソロキャンプなのでSサイズ、色はテントに合わせグリーンにした。

製品はたたまれているのではなく、そのままの形でスライドロック付きの樹脂製の袋に入っていた。

外装にはフロストホワイトの肌触りのよい質感のビニールを使っている。一般的な透明ビニールと比べ高級感がある。

スライドを外し中を取り出す。内容物は取扱説明書と本体。

‘n アッシュバッグ 本体

色は深みがある、いいグリーン色をしている。

本体上部にはループが縫い付けられており、本体片面に『’n』のロゴがワンポイントで印刷されている。

円形の底マチになっており自立する形状これは扱いやすそうだ。

‘n アッシュバッグ 底マチがあり自立する

R(アール)をつけた口元は入れ口を広くしている。

口元はパイピング処理、内側にはベルクロがついており口元を閉じることができる。

ベルクロが一周してあるので口元はしっかり密着しそう。

‘n アッシュバッグ 口元
‘n アッシュバッグ ベルクロを合わせ口元を閉じたた状態

製品の肌触りはコシのあるゴムのような感触。

胴回りを手のひらで握ると親指と中指がくっつく程度まで収縮する。手を離すとシワもなく元に戻った。

素手で触ってもチクチクすることなく、本当にガラス繊維がはいっているのかと思うほどである。

製品のサイズを測定してみた。縦と横はメジャー、厚みはノギスを用いた。

‘n アッシュバッグ サイズ測定

実測値は29.8×24.6×1.1cm。

口元上部の一番厚いと思われるパイピング部をノギスで測定し、厚みは1.1cm。

メーカー公表の厚み2.9cmと比べると薄かった。(測るところが異なるのか、ノギスで押しつぶしすぎたか?)

横は24.6cmと小数点以下までぴったりだったが、縦は29.8cmと1cm強の誤差。

本体重量を測定すると223.8g。

‘n アッシュバッグ 重量測定

メーカー公表の250gと比べ26.8gの差が見られた。

サイズ、重さに関してはメーカーが公表している値と若干の誤差がみられた。

‘n アッシュバッグ 4つ折りの状態

コンパクトに携帯することを想定し、本体を2回折り込み、4つ折りにしたサイズを測定。

約12×15×3.5cmになった。

紐かなにかで固定する必要があるが、だいぶコンパクトになった。

これは持ち運びが楽そうである。

‘n アッシュバッグ 炭灰持ち帰りのキャンプ場でレビュー

ゴミ、炭灰持ち帰りのキャンプ場 学校橋河原(キャンプ場)
ツーリングソロキャンパー参上

埼玉県、学校橋河原(キャンプ場)。

こちらはゴミのみならず、炭・灰持ち帰りがルールのキャンプ場。

学校橋河原(キャンプ場) 利用者心得

まさに火消袋を使うにはうってつけのキャンプ場である。

ちなみにゴミ持ち帰りのキャンプ場はあまたあるが、炭・灰まで持ち帰るキャンプ場はあまりないように思える。

スタッフさんに聞いてみた。

『炭・灰捨て場を置くとねー、そこにゴミを捨てる人がいるんですよ。それを分別するのがこれまた大変でね。だから炭も灰も持ち帰ってもらうことにしてます。』

なるほど。そのような事情があるのか。キャンプ場さんも大変である。

このキャンプ場には売店はなく、薪、炭の販売もない。

故に焚き火をするには薪は持参となる。

秋も深まる11月、夜は堪える寒さで暖をとるのに焚火は必須。

家から薪とチェーンソーで自作したスウェーデントーチをもってきた。(バイクで。)

自作のスウェーデントーチ

玉切りに入れた十字の切れ込みに着火剤をつめて火を灯す。

見事に着火。

初めてにしてはいい出来で満足。広葉樹なのでいい炭になりそうだ。

やがてスウェーデントーチが4つに分割されたので、通常の焚火へ移行。

手持ちの薪は全て投入。寝る前になって案の定、熾火が残る。

炭捨て場がないので泣く泣く水をかけて消火するところだが、今回は違う。

‘n アッシュバッグの出番がやってきた。

‘n アッシュバッグの出番到来

触ると結構柔らかいのだが、本当に大丈夫なのだろうか。

試しに赤々とした熾火を2~3個入れてみる。

自立するので入れるのが楽

‘n アッシュバッグに熾火を入れる
‘n アッシュバッグに熾火を入れた

樹脂の溶けるにおいや、底が溶ける様子は見られなかった。

ベルクロをとじてみた。

‘n アッシュバッグ 口元を閉じてみる

口元一周にあるので全体がぴたっと閉じたようであったが、隙間からモクモクと濃い煙が立ち込める

これはテント内に置くのは無理だな。

口元をつまみあげ、袋ごしに炭を素手で触ってみる。

触れないほどではないが、熱い

全く熱を感じないわけではないようだ。

熾火をたくさんいれたら火消袋全体が熱くなりそう。

そんなときに口元のループを持てば、楽に移動させることができそうだと思った。

しばらく放置してみたが、底に穴が開く様子はなかった。入れた熾火も落ち着きつつある。

これはいける!不信が確信にかわる瞬間だった。

いますぐ焚き火台を片付けることはないという安心感から、寝るという選択肢が意識から飛び、再び焚き火を延長。だらだらと時を過ごす。

大分炭も小さくなってきたが、それでもまだ熾火になって残っている。

もったいないが、そろそろ寝ようか。

形が残る熾火を火ばさみでつかみ’n アッシュバッグに入れる。

焚き火も終了

起きた時にどうなっているのか楽しみである。

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翌朝。

火消袋の底マチは結露でびっちょりと濡れていた。

穴は?!開いていない

熾火を入れ翌朝の底マチの状態 穴あきはみられなかった

口を開けてみると、中は結露しておらず、炭も灰もドライな感じ。

炭を取り出してみると、身が詰まったしっかりした炭ができていた

カラカラといい音をたてる。

これは捨てるというより再利用したくなる出来

喜んで持って帰ろう。

火消袋を片手で持ち、完全消化された炭灰を2重にした小さなビニール袋に移し替えた。

さて火消袋の内部を確認。

‘n アッシュバッグ 熾火を入れ翌朝まで放置した後の内部の様子

特に目立った焦げ付きも見られず、残った灰もさらさらしていた。

水で消火しなかったので焚き火台の片付けも楽ちん

炭・灰もコンパクトに持ち帰り、ストレスフリーでキャンプ場を後にした。

撤収

‘n アッシュバッグ まとめ

今回使用してみて良かった点と気になった点。

  • 積載の負担が少ない
  • 完全消化で安全安心
  • 焚き火台の後片付けが楽
  • 炭、灰の持ち帰りが可能
  • 炭が再利用できる

  • 炭を入れたあとのにおいが残る→本体を別の袋にいれてることで問題解消

今回初めてキャンプに火消袋を導入してみたが、使ってみたらこれほど便利なものはないと実感した。

就寝時、風に吹かれた熾火の延焼が恐いので水で消火。

翌朝。灰がドロドロに固まった焚き火台の片付けに手間取り、撤収時間に追われて焦る。

そのストレスから現在水をかけて消火することはしていない。

皆がまだ焚き火を楽しむ中、焚き火台ごと大き目の焚き火シートに包み、炭捨て場までもっていって炭を捨てる。

やれやれ焚き火もやり切ったと安堵し、せっかく暖まった身体を冷やして眠りにつく。

撤収時間短縮のため、前日のうちに焚き火台を片付けること。ここ最近のルーティン化として定着していた。

これが当たり前だと思っていた。

この火消袋を使ってみて、焚き火後の片付けに対するストレスが軽減された

水をかけて消火することと比較すると、灰がさらさらしているので使用後の炭・灰の扱いが抜群に楽

筒状だから片手で扱え、ビニール袋に移し替えるのも手間いらず。

さらに完全消化された炭はなかなかの出来栄え。朝の焚火再開や次のキャンプでの再利用ができそうだ。

炭・灰持ち帰りではないキャンプ場でも、わざわざ遠い場所にある炭捨て場に焚き火台ごともっていく手間も省ける。

ただ一点だけ、使用後の袋から漂う、炭のにおいが気になった。

炭を捨て、火消袋を4つ折りにして紐で縛り、収納バッグに入れて持ち帰ったのだが、

なかをあけると炭の強い匂いが充満していた。

火消袋自体も使用後はなにかに包んでにおいを遮断したほうが良い

または水洗いをしておけばよかったと思う。

これは自分で改善できることなので次回の課題としよう。

気になるのは耐久性。

今後の使用において確認していきたい。

初めて火消袋というものを使ってみたが、

いままでのキャンプの過ごし方、焚き火の楽しみ方がガラリと変わるアイテムである。

コンパクトなのでツーリングソロキャンプにうってつけ積載の負担が少ない

火消袋。これからのキャンプに必携アイテムが増えた。

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