トランギアケトル0.6 (TR-325)を何かにスタッキングして持ち運びたいと思っている、積載性にこだわるソロキャンパー、ミニマムキャンパーにおススメ記事。
トランギアケトル0.6 (TR-325)に相性抜群のMSR ALPINE STOWAWAY POT 775のサイズ測定徹底結果とその魅力をご紹介。
トランギアケトル0.6(TR-325)を所有し魅了されるソロキャンパーは多いことと思う。
私のその一人であるが、ツーリングキャンプで積載量が限られる中、どうしても『ケトル』だけ持ち運ぶことに少なからず抵抗があった。
湯を沸かすだけの目的であればクッカーで事足りるからである。
それでも焚き火で使え、使い込むうちに味わいが出てくるこのトランギアケトルは、湯を沸かすこと以上に愛着があり、今ではなくてはならない存在なのである。
もちろんケトル内にも食材、折りたたみスプーン等を入れ、できるだけデッドスペースの有効活用は施す。
当時自分の所有するクッカーにはスタッキングすることができず、このトランギアケトル0.6(TR-325)をスタッキングできるクッカーを探していた。
インターネットで検索するとMSR ALPINE STOAWAY POT 775がトランギアケトル0.6(TR-325)ジャストフィットという記事を見つけた。
しかしながら言葉だけである情報が多く、本当に蓋ができるのか?スタッキングできるのか?という一抹の不安を抱く中でこのMSR ALPINE STOAWAY POT 775 を購入。
確かに!自分で買って試したところジャストフィットどころかシンデレラフィットであった。
更にはケトルのスタッキングの用途にとどまらず、このMSR ALPINE STOAWAY POT 775はソロキャンプにとって大変使い勝手の良いものと実感した。
本記事はトランギアケトル0.6(TR-325)とMSR ALPINE STOAWAY POT 775のスタッキング性についてのサイズ検証を行った結果報告。
また、MSR ALPINE STOAWAY POT 775のスペック、サイズ測定、ギア紹介等をしたいと思う。
- トランギアケトル0.6(TR-325)とMSR ALPINE STOAWAY POT 775(アルパインストアウェイポット775ml)のスタッキング性についてのサイズ検証
- MSR ALPINE STOWAWAY POT 775 (アルパインストアウェイポット775ml) ギア紹介
- MSR ALPINE STOWAWAY POT 775 (アルパインストアウェイポット775ml) まとめ
トランギアケトル0.6(TR-325)とMSR ALPINE STOAWAY POT 775(アルパインストアウェイポット775ml)のスタッキング性についてのサイズ検証
トランギアケトル0.6 (TR-325)のサイズ測定
まず、このトランギアケトル0.6(TR-325)について把手を折りたたんだ状態での高さ、及び最大幅を測定した。
把手を折りたたんだ状態での最大高さは約70.0mm、最大横幅は給水口からの幅を測定したところ約140.0mmであった。
果たしてこのトランギアケトル0.6(TR-325)のサイズ、約70×Φ140mmがMSR ALPINE STOAWAY POT 775の内部に収まるのか、MSR ALPINE STOAWAY POT 775のサイズに関し検証を進める。
MSR ALPINE STOWAWAY POT 775 (アルパインストアウェイポット775ml)の各部サイズ測定
蓋を除くMSR ALPINE STOWAWAY POT 775本体の測定
まずは蓋を除くMSR ALPINE STOWAWAY POT 775本体内部の測定。
本体深さを測定する。
本体底部中央付近は若干盛り上がっており、その中心点からの深さを測定すると約61.5mmであった。
本体上部内径はΦ139mmであったが、そこは少し出っ張りがあるところ。
その出っ張りのすぐ下部の内径はΦ141.0mmであった。
MSR ALPINE STOWAWAY POT 775 蓋内部の測定
上記により、本体にトランギアケトル0.6(TR-325)が収納できるのがわかった。
しかしながら本体だけではケトルの蓋までは収まらない。
MSR ALPINE STOWAWAY POT 775からトランギアケトル0.6(TR-325)の頭がはみ出す高さを測定すると、約9.0mmであった。
この高さがカバーできるのか蓋内部深さのサイズ測定を行うこととする。
※ケトルの最大幅である注ぎ口部はすでにMSR ALPINE STOWAWAY POT 775内部に収まっていることから、蓋内径は問題ないとする。
蓋内部測定、蓋中央より深さが約15.0mm。
蓋、本体に収まる部分が約6.0mm。
以上より蓋をかぶせた時の蓋内部の深さは計算上最小約9mm確保できていると考えられる。
(蓋内部中央深さ15mm-蓋収納部深さ6mm=9mm)
トランギアケトル0.6(TR-325)とMSR ALPINE STOAWAY POT 775(アルパインストアウェイポット775ml)のスタッキング性についての結論
1.『蓋を除くMSR ALPINE STOWAWAY POT 775本体の測定』より、
MSR ALPINE STOWAWAY POT 775本体、上部内径はΦ139mmより少し引っかかるが、
その下部内径がΦ141mmであることから、
トランギアケトル0.6(TR-325)の最大横幅の140mmはクリアし収納できることが分かる。
2.『MSR ALPINE STOWAWAY POT 775 蓋内部の測定』より、
MSR ALPINE STOWAWAY POT 775本体内部高さ約61.5mm+蓋内部高さ約9mmより、
内部に収納出来うる高さが合計約70.5mm。
トランギアケトル0.6(TR-325)の高さ約70mmとすると、
わずか0.5mmだがMSR ALPINE STOWAWAY POT 775の内部に収納できうるサイズは上回る。
よって、MSR ALPINE STOWAWAY POT 775にトランギアケトル0.6(TR-325)が収納できることが測定によっても分かった。
ここまでやっておいて論より証拠ではないが、実際にMSR ALPINE STOWAWAY POT 775にトランギアケトル0.6(TR-325)を収納。
MSR ALPINE STOWAWAY POT 775の蓋と本体間にほんの僅か浮きが見られるが、ハンドルで固定することで問題なくスタッキングすることができた。
MSR ALPINE STOWAWAY POT 775 (アルパインストアウェイポット775ml) ギア紹介
トランギアケトル0.6(TR-325)とMSR ALPINE STOAWAY POT 775のスタッキング性についてのサイズ検証をおこなったが、
MSR ALPINE STOAWAY POT 775この製品自体の紹介も加える。
使用した感想、公表されているスペック、上記で触れなかった箇所のサイズ測定についても触れていくこととする。
MSR ALPINE STOWAWAY POT 775(アルパインストアウェイポット775ml)の使用感
まずステンレスからなる堅牢性。
重さはあるが丈夫なこと間違いない。
重量があるのでイワタニのジュニアバーナーにも安定しておくことができる。
また、ヒンジ付きの折り畳みハンドルが気に入っている。
本体を確実にホールドし蓋がはずれることはない。
ハンドルがあるので持ち手部が火から遠く、調理に扱いやすい。
そのまま食器代わりに使用することも可能である。
なんとなんと、辛ラーメンの麺がMSR ALPINE STOWAWAY POT 775にジャストフィット!
ソロキャンプにもちょうどよい大きさ。ソログルキャンプで2人前ほどの量が調理でき、料理をシェアするにも良いだろう。
MSR ALPINE STOWAWAY POT 775のスペック
MSR ALPINE STOWAWAY POT 775(アルパインストアウェイポット775ml) 表示内容
こちらは調べればわかるスペック。
一応まとめておくこととする。
分類 | 調理器具、クッカー |
メーカー名 | MSR |
品名 | ALPINE STOAWAY POT 775 (アルパインストアウェイポット775) |
JAN | 0094642211085 |
価格 | 3,190円(税込) ナチュラム楽天市場支店より購入 |
サイズ | 14.0×6.2cm / 収納時 17.0×9.0cm |
重量 | 365g |
材質 | ステンレス |
耐熱温度 | – |
耐冷温度 | – |
容量 | 775mℓ |
原産国 | タイ |
輸入販売元 | ㈱モチヅキ |
取り扱い上の注意 | – |
MSR ALPINE STOWAWAY POT 775(アルパインストアウェイポット775ml)の重量
MSR ALPINE STOWAWAY POT 775の重量は364.9gであった。表示重量とほぼ同じ。
MSR ALPINE STOWAWAY POT 775(アルパインストアウェイポット775ml)の容量
秤においたMSR ALPINE STOWAWAY POT 775の重量をリセット。
容量775mlになるまで水を入れてみた状態を確認。
水面からだいたい1cmほどの余裕があるようであった。
MSR ALPINE STOWAWAY POT 775 各実測サイズ
補足となるが、トランギアケトル0.6(TR-325)のスタッキング性で触れなかった箇所のALPINE STOAWAY POT 775サイズ測定を行った。
MSR ALPINE STOWAWAY POT 775(アルパインストアウェイポット775ml)本体サイズ測定
本体高さは約63.5mm。
ヒンジ付きハンドルを除く横幅は外径Φ142.0mmであった。
MSR ALPINE STOWAWAY POT 775(アルパインストアウェイポット775ml)ヒンジ付きハンドルサイズ測定
ヒンジ付きハンドルサイズは、最大幅約19mm、最大高さ約6mm、長さ約168mmであった。
この長さは同時に収納時の最大幅ともなる長さとなる。
MSR ALPINE STOWAWAY POT 775(アルパインストアウェイポット775ml) 蓋サイズ
MSR ALPINE STOWAWAY POT 775蓋高さは約24mm。
MSR ALPINE STOWAWAY POT 775蓋外径は約143.5mm。
MSR ALPINE STOWAWAY POT 775蓋内部外径は約137mm、内径は約134mmであった。
MSR ALPINE STOWAWAY POT 775(アルパインストアウェイポット775ml)収納時サイズ測定
MSR ALPINE STOWAWAY POT 775収納時高さは約87mm。
MSR ALPINE STOWAWAY POT 775収納時最大幅は約168mmであった。
MSR ALPINE STOWAWAY POT 775 (アルパインストアウェイポット775ml) まとめ
- トランギアケトル0.6(TR-325)をスタッキングすることができる。
- 1人前~2人前までの調理量が確保できる。
- ステンレス製で丈夫である。
- ヒンジ付きハンドルのおかげで食器にもなるしコンパクトに収納できる。
- 辛ラーメンの麺にジャストフィットする。
- ステンレス製のためアルミのクッカーと比べると重量感がある。
いかがだっただろう。
MSR ALPINE STOWAWAY POT 775にトランギアケトル0.6(TR-325)が収納できることがわかったと思う。
MSR ALPINE STOWAWAY POT 775をキャンプで持ち歩く中で辛ラーメンの麺径ともフィットする気づきもあった。
実際に使ってみて、ケトル分の省スペース化、米炊き、ソログルキャンでの調理量、収納できるヒンジ付きハンドルの使い勝手も良い。
完全密閉ではないので汁物を入れて持ち運ぶのはできないが、事前に具材を入れ蓋をして弁当箱のように使用する方法もあると思う。
鍋の具材を入れて置いて、現地で調理するなど。
最近のキャンプではトランギアケトル0.6(TR-325)と共にヘビーローテーションで持ち歩くイチオシのギアMSR ALPINE STOWAWAY POT 775。
積載性にこだわるソロキャンパー、ミニマムキャンパー、キャンツーリストに是非おススメのアイテムである。