南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場の魅力 夕日が見えるキャンプ場
- ロケーションは海が見え、ヤシの木が生え、リゾート気分が味わえるリゾート風。
- 夕日が沈む様子が見える。
- 施設はお湯も使えトイレは水洗、洋式、シャワー付きと高規格。
南伊豆、その名の通り夕日の沈む様子が見られる大人気のキャンプ場。
サイトは下から上へ段々に分かれており、それぞれが広い占有面積を持つ。
海が見え、ヤシの木が生え、夕日が落ち行く姿を楽しむことができるリゾート風のロケーション。
コットに横たわりグラサンをかけ、ブルーハワイでも飲みたくなる雰囲気。
施設は後述するが、トイレはきれいでシャワー付き。炊事場では温水が使えるのが魅力的である。
少ないスタッフでシステマチックに受付がなされる。『キャンプ場の心得』を映像で見せられたおかげか、皆がルールを守り、静かな夜を満喫できた。
またこちらのオーナー夫妻はキャンプに対し探求力が強く、『焚き火マット』などオリジナルキャンプ道具の開発にも手掛けているそうだ。
夜はオーナーが一張り一張り自ら訪れ、『今夜は月がよく見えそうです。外灯を消しますのでどうぞ景色をお楽しみください。』と粋な計らいもある。
スタッフの情熱あふれるキャンプ場。優雅な時を過ごすことができるであろう。
南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場 場内散策
南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場 場内MAP 夕日の沈む方向も記載
南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場の様子。
今回はサイトNo.も入れてみた。(詳細は南伊豆キャンプ場H.Pを参照してほしい。)
撮影した場所に採番をしている。下記画像の番号が上記MAP上の番号場所で撮影した風景である。
南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場 場内散策の様子
各所の場所はMAPで確認できるよう番号を付けた。
公道からのキャンプ場へのアプローチの様子、場内の様子を順に掲載する。
南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場 サイトの様子
- 料金により3色のエリアに分かれる。
- 赤→黒→青 のエリア順で料金は高くなる。
- 他、赤色エリアにはドッグフリーサイト、ソロ専用サイトがある。
料金の違いがある各エリアの様子を以下紹介する。
南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場 赤色エリア。ドックフリーサイトも併設。
一番リーズナブルな料金で利用できるエリア。1泊4,400円。※通常シーズン時
隣り合うサイト間はロープで仕切られている。
占有面積は広く、車等で隣との視界は遮断できるので工夫次第でプライベート感は保たれる。
また各所海の眺望は確保される。
施設利用のアクセスも便利。
赤色エリアであるが、場内最下段には柵に囲まれたドックフリーサイトを有する。
こちらのサイトはリードを付けずにペットとキャンプを楽しめるサイト。
ドックフリーサイトといっても場内最大の200㎡を越える一番広いサイトを独占できる。
サイト内に水場もあり、1泊7,700円。
南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場 黒色エリア
独立したサイトや眺望が抜群に良いサイトがあり、施設利用のアクセスも便利。
料金はこのキャンプ場では中間層であるが、珠玉のサイトがあるのも黒色エリア。
1泊5,500円也。※通常シーズン時。
南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場 青色エリア
各サイト独立性があり、プライベート感満載のエリア。
場内の最上段に位置する。海と場内の様子が一望できる。
1泊、6,600円也。※通常シーズン時。
南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場 地面の様子(E3の場合)超硬
人気のキャンプ場であるが故、他サイトでの打ち込み検証ができなかったので
今回利用したE3サイトの地面の様子を紹介する。
地面は砂利、超硬。水はけは良い。
オーナー曰く、最後に着工したのがEのサイトだそうだ。
崖を切り崩し、地盤も強風に耐えられるよう砂利をブレンドしているとのこと。
鍛造ペグを強く推奨する。
南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場 おススメサイト4選 夕日が見れるのはどのサイト?
ここは夕日ヶ丘キャンプ場。
サイトで夕日を見ながらキャンプを楽しみたいと思う人は多いだろうと想像する。
しかしながらすべてのサイトで夕日が沈む様子を見えるというわけではなかった。
夕日が沈む方向はMAPに記した通りである。
夕日が見えるサイトに焦点を当て実際現地で確認した結果、下記4サイトがおススメ。
ずばりC1、B3、B4,B5サイト。駿河湾の絶景のみならず夕日も独占。
南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場 おススメサイト【C1】
展望台位置が一番夕日を見えるとするならば、夕日が良く見えるサイトは展望台前にあるC1だろう。
施設利用もアクセスが近く便利であるし、3つ並ぶサイトでも端になるのである程度のプライベート感も保たれる。
奥にC3、C4があり、こちらのほうが良く見えるかと思えるが、山が近く落陽角度が少し悪い。
南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場 おススメサイト【B3】
夕日の輝きを全体に受けることのできるサイト。
夕日だけにとどまらず、海が広がり絶景を楽しめ解放感がある。
トイレがすぐそばにあり、他施設利用にもアクセスが便利。
南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場 おススメサイト【B4】
眼前に海が広がり、独立サイトでプライベート感の満足度が高い。一番夕日に近いサイト。
何人(なんびと)もこのサイトの眼前に立ちはばかることはできないだろう。
但し、細長いサイトであり、テントや車の種類を選ぶ。
バイクであれば一番おススメできる場所。
南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場 おススメサイト【B5】
B4同様、眺望が抜群に良く、独立サイト。夕日に近い。
しかしこちらはソロ限定。サイト内に車の乗り入れも不可なので案内された駐車場からの搬入・搬出となる。
軽量装備のバイクソロキャンパーには特におススメ。
南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場 ソロ限定ソロキャンププランとは?バイクソロキャンパーの体験レポート
今回利用したソロ限定ソロキャンププランについて。
指定日のみ、サイトは選べずB5サイト以外の赤色エリアでおまかせという内容。
その代わり料金は他と比べ安い費用で抑えられる。指定した赤色エリアの利用料が4,400円に対し、3,300円。
それに施設使用料700円が掛かり、駐車料金は無料。計4,070円で利用できる。
(通常時、赤色エリア指定、1人1張、バイク1台の場合、4,400+770+550=5,720円と差額は1,650円!)
開場5分前、あの急坂で開場時間まで待つものだと思いきや、バイクは受付横の平らなところへ案内された。
そして、空いている赤色サイト(B5)サイト以外を選んで良いとのこと。
しかも受付先着順の特権ということで吟味に吟味を重ね今回のE3サイトを利用することができたのである。
思っていたより大分良いプランになった。
たまたまだったのだろうか?
H.Pに『サイトは選べずB5サイト以外の赤色エリアでおまかせ』との記載があることより、受付時の指示には必ず従って欲しい。
細かいところにこだわらなければどのサイトも満足できる。
ちなみにオーナー曰く、赤色サイトの南側は開拓に難航し、一番施工費用が掛かっているそうだ。
南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場 施設の様子 お湯が嬉しい みんなが夕日を楽しめる展望台からの絶景
- トイレは3カ所。水洗、ウォシュレット付き、石鹸付きがポイント高し。
- 炊事場は1カ所。お湯が出る。水場は各要所に設置。
- ゴミは分別し廃棄可能。
- 炭捨て場はゴミ捨て場に併設。
- 他、シャワー棟が2棟4ブース、洗濯機もある。
- みんなが夕日を見れる展望台がある。
- カフェがある。
南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場、施設の様子を以下紹介する。
南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場 管理棟&カフェ 受付の様子
売店受付時間は9:00~19:00。
場内に管理人が常駐してはいないが15分ほど離れた自宅におられるそうで電話で連絡がとれるのが安心できる。
売店は豊富な品揃え。
薪は針葉樹、広葉樹のミックスで770円也。
受付の手順は、以下の通り。
1.時間前には入場できない。13:00より先着順で案内される。
案内されるまでメイン道路の駐車枠内で車内待機。
2.代表者が受付をし、モニター画面で場内ルールを勉強する。
3.サイトへ移動。支払いは設営後で可。
南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場 トイレは水洗、洋式、ウォシュレット付き
トイレは場内3棟。
いずれも洋式、温便座、ウォシュレット付きなのが嬉しい。
綺麗で清潔感がある。
南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場 炊事場 お湯が出るのが高ポイント!
食器を洗ったり、飲み水を汲むのに利用。
お湯が出るのがとても便利。
因みに焚き火台やペグを洗うには各所に水場が点在しているのでそちらを利用するとよい。
南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場 ゴミ捨て場&炭捨て場
ゴミは管理棟(売店)を囲むように設置されている。
生ごみはドア付の小屋できちんと獣対策がされている。
粗大ごみ以外は分別し廃棄可能。
Gエリアに関してはG3外流し横にもある。
南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場 シャワー棟
シャワー棟は場内2棟。各2ブース。
24時間、3分、100円。
ドライヤーは朝8:00~21:00、5分、200円也。
当時は感染対策の為、シャワー利用は事前予約制であった。
南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場 展望台 駿河湾の絶景とみんなが夕日を楽しめる場所
夕日が見えるおススメサイト以外の利用者でも、夕日が沈む様子を皆平等に見られるスポット。
夕日が沈む直前にスタッフが各サイトを周り、日没時刻を知らせてくれる。
キャンプ場の西に広がる駿河湾を見ても絶景である。
展望デッキには3脚の椅子があり、そのうち一つにスマホで自撮りができるアームが装着されていた。
カップルであれば夕日をバックにいい思い出が作れそうな演出。
南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場 展望台2 南の海を見ながらまったりできる
カフェ前にも展望デッキがある。
こちらからは南の海の様子が見える。カフェで提供されるカクテルを飲みながら潮風に吹かれ
まったりとゆっくりした時をすごすことができるであろう。
屋根があるので雨が降った時の一時避難場所にも良い、かも。
南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場 その他施設 洗濯機
管理棟隣のシャワー棟前に設置。
8:00~20:00、1回250円。洗剤は売店で販売。
南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場 備考(注意点) 特に天候に注意
- 荒天時は風の影響を受ける。
- サイト地面は超硬。
- サイト内メインロードは急勾配。
伊豆の斜面を切り崩した地形故か風の影響をモロに受ける。特に冬場は強風が吹くという。
今回利用した翌日に悪天候に見舞われたが、風が強く、テントが吹き飛ばされるほどであった。
それ故の理由もあるとのことだが、地面の状態は非常に硬い。
鍛造ペグを強く推奨する。
またサイト内メインロードは急勾配。バイクのEサイト利用者は急勾配の急カーブに備え、事前にサイトインするための道筋を確認することをおススメする。
【キャンプ場データ】南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場 基本情報
南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場予約方法はNet。
今回はソロ限定ソロキャンププランを利用。
通常料金との比較は上項に記した、
『ソロ限定ソロキャンププランとは?バイクソロキャンパーの体験レポート』
を参考にしてほしい。
ここでの費用は参考までに1区画バイク1台テント1張のデータとしている。
訪問年月 | 2021/4 | 晴のち雨 |
名称 | 南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場 | https://www.241z-autocamp.com/pricelist/#a4 |
場所 | 〒415-0531 静岡県賀茂郡南伊豆町伊浜2222 | 0558-67-0080 |
業態 | 民営 | 創業20年程 |
ロケーション | リゾート風 | |
サイト | 3エリア | 地面 硬 ☑□□□□ 柔 |
サイト規模 | 中規模 | 27区画 他コテージ等宿泊施設あり |
営業期間 | 通年 | |
予約方法 | ネット | |
in / out | 13:00~17:00/~10:30 | ※out~12:00まで延長は+1,000円 |
料金 | 計 4,070円 | ソロ限定ソロキャンププラン ※バイク1台、テント1張、1名。 |
(内訳) | 駐車料金 | 込 ※ソロ限定ソロキャンププランに限る 通常 バイク1台550円/車1台1,100円。 |
入場料 | 1区画1泊料金3,300円 ※ソロ限定ソロキャンププラン 赤エリア:4,400円 黒エリア:5,500円 青エリア:6,600円 繁忙期は各エリア価格に+1,100円。 ドックフリーサイト:7,700円 | |
施設利用料 | 770円/人 | |
受付 | 受付時間 9:00~19:00 | 管理人常駐ではない。 |
売店 あり | オリジナル商品、レア商品あり。 | |
レンタル あり | チェア、テーブル、調理器具 | |
薪 | 770円 ※針葉樹&広葉樹のMIX | |
設備 | トイレ:3棟 | 水洗・洋式・シャワー付き |
風呂:なし/シャワー:あり | 2棟4ブース 3分 100円 | |
炊事場:1棟 | お湯 ※他水場が要所にあり。 | |
炭捨て場:ゴミ捨て場併設 | ※Gエリアに関してはG3外流し横 | |
その他施設 | 洗濯機 1回250円 | |
ごみ | 分別にて可 | ※粗大ごみ不可 |
直火の可否 | 不可 | |
薪の調達状況 | リゾート的雰囲気で難しい | 易 □□□☑□ 難 |
電波状況 | 弱い ※SB | SBのみ弱いとのこと。通話は途切れる。 管理棟前はwifiあり。 |
客層 | ソロ □□□□☑ ファミリー | |
害虫・害獣 | 特になし | ※聞き込み情報 |
管理棟までの路面状況 | 一般道路沿い | |
サイト内路面状況 | 舗装道路 | ※急勾配のため注意 |
スポット | スーパーマーケット | サンフレッシュ松崎店 約13.7km |
コンビニ | ファミリーマート松崎町松崎店 約9.3km |
南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場 オーナーこだわりの開発商品と選ばれたキャンプ場の証(ほしとたきび)
南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場 オリジナル商品(焚き火台シート)
当日ちょうど販売したばかりという焚火台シートに目が留まる。
近年のキャンプブームで様々な焚き火台も販売されている昨今。
焚き火台の中でも、落ちる炭に配慮がない商品も多く、且つ焚き火シートを敷かないキャンパーがいるらしく、
サイトを荒らす状況を深刻にみたオーナー夫妻がメーカーと組んで商品開発したそうだ。
5層構造になっており、絶対に地面をこがさないと自慢の一品に仕上がったとのこと。
南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場 とあるキャンプ好きの酒屋に厳選されたキャンプ場の証(ほしとたきび)
売店の冷蔵ケースに陳列された、キャンプ好きにはたまらないデザインのカップ酒に目がついた。
『「このほしとたきび」を企画された酒屋さんは凄いキャンプ好きな方で、自分の気に入ったキャンプ場にしかこのカップ酒を卸さないそうで。たいへん名誉なことです。』とのこと。
ちなみにキャンプ場でしか手に入らない希少なデザインカップらしい。
こちらへ訪れたら是非手に取ってもらいたい。
南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場 まとめツーリングソロキャンパーとしての感想
全体的に料金はお高め。人気が高く、予約も困難を極める。
『ソロ限定ソロキャンププラン』という比較的費用が抑えるプランを利用できるのがソロキャンパーならではの特権。
現地に訪れてみて、どこでも夕日が見えるものだと思ったがそうではないことも分かった。
下見がてらにこのプランを利用するのもありかと思う。
オーナー夫妻と話しをする機会があり、キャンプに対しての情熱を感じた。
伊豆は景色が良いところは平らな面が少ないらしい。
こちらも元は斜面。
少しずつサイトを広げ、管理棟前のEサイトは最後に着工。
もともと谷だったEサイトに他サイトから削り取った土と数種類の石をブレンドし敷き詰めて作りあげたとのこと。
駐車場で使うような細かい砂ではなく、大小さまざまな石を使わないとこのような固さにはならないそうだ。
風が強いため、強固な地面にこだわって作られた、特に施工費用がかかった高額サイトだったとの談。
少ないスタッフでシステマチックな運営、キャンプマナーの講習を設けることで皆が快適にキャンプを過ごせる空間を維持させている。
また各テントをひとつひとつ丁寧に回り、夕日の沈む時刻や、星天、月など自然の景色を楽しめる気配りも嬉しい。
サイトに影響を与える焚き火問題にも取り組み、オリジナル焚き火台を開発するというこだわり。
経営者のキャンプへの情熱があるからこそ、このキャンプ場へのファンが増え、
魅力があるキャンプ場だからこそ『ほしとたきび』という限定商品もおかれるほどのステータスを得たのではないかと思う。
ひとりで過ごすには勿体ないほどリゾート気分を味わった、最高のキャンプ場であった。