もうひとつの浩庵キャンプ場~浩庵テント村~ブッシュクラフトに最適な穴場キャンプ場だった

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浩庵テント村でバイクキャンプ Colemanのタトラ3とV-strom キャンプ場情報
浩庵テント村

本栖湖。

千円札に描かれた優美な景色が見られる浩庵キャンプ場は、
誰もが知り、憧れ、全国からキャンパーが訪れる地としてあまりにも有名です。

浩庵キャンプ場。

この浩庵キャンプ場に『第2キャンプ場』があるのをご存じでしょうか。

今回はこの浩庵第2キャンプ場、浩庵テント村の様子や過ごした様子を、体験レポートとしてご紹介します。

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浩庵テント村の魅力

浩庵テント村、入り口の様子。
  • 大自然に囲まれた広大な林間サイト
  • 全面オートフリーサイト
  • 浩庵キャンプ場(第1キャンプ場)と比べリーズナブル
  • 静か
  • 直火ができる

浩庵テント村は浩庵キャンプ場(第1キャンプ場)から約3km離れた本栖湖の南西に位置しています。

浩庵テント村と浩庵キャンプ場との位置関係。富士山は見えない。

富士山は見えませんが、本栖湖を背に道路を挟んで広大な森林が広がっています。

浩庵テント村、場内。

その広さは約26,000㎡もの巨大林間サイト

車両を乗り入れキャンプをすることができます。

第1キャンプ場と比べると費用は安く設定されており、利用しやすい料金体制になっています。

第1キャンプ場(浩庵キャンプ場)第2キャンプ場(浩庵テント村)
大人800円~900円600円
テント設営料1,100円~1,200円1,000円
バイク700円~800円600円
第1キャンプ場と第2キャンプ場、料金の比較。(※休・祝・繁忙期での比較。値段幅はチェックイン時間により異なるため)

第一キャンプ場と比較すると、土曜でも混雑さはなく、静かに過ごすことができます。

予約枠は比較的空いており、思い立ったらすぐ利用できるのが利点です。

何といってもこの大自然の下、直火ができる点が大きな魅力です。

自然の中に身を置き、キャンプに没頭できる空間が備わっています。

先人達が残して行った釜土。

浩庵テント村 予約はどうする

浩庵第1キャンプ場と同様、浩庵キャンプ場H.Pの予約画面より予約ができます。

当日より60日間先まで予約することができます。

複数人で予約する場合は車両毎のナンバーを記載する必要があるので、代表者は同行者のナンバーを控えて置く必要があります。(当日でも可)

浩庵キャンプ場・浩庵テント村 予約

浩庵キャンプ場H.P

浩庵テント村 基本データ

訪問年月2024/5晴/くもり
名称浩庵テント村(浩庵第2キャンプ場)
場所〒409-3105 山梨県南巨摩郡身延町釜額0556-38-0118
業態
ロケーション林間
サイトオートフリーサイト土    硬 □☑□□□ 柔
サイト規模大規模約26,000㎡
営業期間通年営業
予約方法浩庵H.Phttps://kouan-motosuko.com/index.html
in / out8:00〜20:00/〜10:00
料金(利用プラン)計 2,200円※バイク1台、テント1張、1名 
  (内訳)駐車料金(バイク)600円 
入場料600円
サイト料金(テント設営料)1,000円
受付受付時間 8:00~20:00各種カード、電子マネー決済可
売店 ありゆるキャングッズ豊富
レンタル なし
※提携業者hinataレンタルにて現地直送、現地返却が可能
(詳細は浩庵H.P参照)
小 650円/大 1,200円
設備トイレ:1棟水洗・和洋混合 
風呂:なし/シャワー:ありシャワー 100円/2分
※浩庵管理棟にて風呂利用可(500円)
炊事場:1カ所
炭捨て場:なし
その他施設売店(閉鎖中)、キャビン
ごみ持ち帰り
直火の可否炭持ち帰り、原状復帰が条件
薪の調達状況易 ☑□□□□ 難
電波状況悪い 特にdocomoが悪いとのこと
客層(主観)ソロ □□☑□□ ファミリー
アナグマ、シカ 等※聞き込み情報  
管理棟までの路面状況舗装道※管理棟は浩庵セントラルロッジ
サイト内路面状況※石、岩、丸太、ぬかるみ等注意
買い出しスーパーマーケットマックスバリュ富士河口湖店 約24.5km
コンビニ本栖湖駐車場 売店 約8.0km

浩庵テント村 場内散策

散策した様子を自作MAPと画像でまとめました。

浩庵テント村 場内MAP

浩庵テント村のMAPを作成しました。

場内の車道は認識しずらいです。

配布された配置図と実際歩いてみた経験を参考に点線で表現しております。

浩庵テント村 場内散策の様子

キャンプ場入場から、キャンプ場を散策した各所の様子はMAPで確認できるよう①~⑳まで番号を付けました。
以下掲載する画像の番号が上記MAP上の番号場所で撮影した風景です。

散策する気分で参考にしてください。

①管理棟から本栖湖湖畔道を約3km南下。広い駐車場が右側に現れた。
本栖湖が木々の間からチロリと見える。
②砂利が敷かれた駐車場を進む。
③浩庵テント村入り口。
ゲートはロープが張ってある。利用者はこのロープを外して入場。入場後は元に戻す。
④入り口から場内に入ったところ。真正面に建物が見える。
⑤右へ行くと広場のようなスペースあり。
➅施設が右側に立ち並ぶ。この道は場内のメイン道。
⑦色違いのテープが木に巻かれている。この間が車道となっている。
⑧湖畔側をみるとこの景色。
湖畔の反対側をみると森が深い。
⑨青と緑と黄のテープが交錯する。夜は絶対分からないだろうな。
⑩キャンビンが見えてきた。
⑪湖畔道からキャビン前までは広い車道がある。ここから南へ進む。
⑫木がたくさん生い茂ってきた。
⑬この辺りは起伏が激しい。もうどこをどう歩いているか分からなくなってきた。
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 14.jpg
⑭拓けているスペースが点々と現れた。この先は山の斜面がある。
⑮道に出た。道なのか?この先に施設の建物が見える。
⑯炊事場が見えてきた。
⑰今回の設営地は湖畔道側、施設にわりと近い場所に決定。
設営完了。
⑱ちょっと散歩。キャンプ場入り口前に湖畔に出る道を発見。
⑲一筋の轍のような道を進む。
⑳湖畔が見えてきた。
㉑本栖湖に出た。

浩庵テント村 サイトの様子

浩庵テント村はオートフリーサイトです。

設営場所に車両を横付けしてキャンプを楽しむことができます。

浩庵テント村 設営場所選び

  • 基本全て一様に林間ロケーションである
  • 一部グルキャンに適した広場がある
  • 湖畔道路側に一部本栖湖が見える場所がある
  • 湖畔道路側であれば電波が入る

以下の図は利用した日の客層を見て主観にて作成したものです。

基本的には林間サイトでどこを見ても同じ景色です。

景観にほぼ優越はないため、施設周りに設営するのが利便性が高く、過ごしやすいと言えます。

奥に行けば行くほど人気(ひとけ)はなくなりますが、外灯がないので照明器具は必携です。事前に電源を確認しておきましょう。

場内奥のほうの様子。

場内には石、岩、丸太、地面の起伏、ぬかるみ等があるので走行には注意が必要です。

安全な場所に駐車し、設営場所を確認してから車両を乗り入れたほうが良さそうです。

石や岩、丸太や落ち枝がゴロゴロしている。乗り入れ時には注意!
ぬかるんでいるところもある。
地面が陥没しているところもある。

湖畔道近くにバイクキャンパー、施設周りにファミリーやグループ、炊事場前の車道を進んだ先は駐車スペースを確保できるスペースが多く、車ソロのキャンパーが利用していました。

入口はいって右側、受付・売店前の湖畔道近くには広場のような場所がありました。

入口はいって右側に、唯一広場のような空間がある。
本栖湖は、見えない。

このような空間は場内ここだけ。唯一陽当たりが良い場所です。

プライベート感があり、グループキャンプに良さそうな場所でした。

また、一部場内から本栖湖を望める場所もあります。

わかるかなー。右側、車の上ぐらいに本栖湖がわずかに見えるのだが。。これでは駐車場をみているのと同じような…。

入口はいってすぐ左側、湖畔道沿いに僅かながらに本栖湖の湖面がみえる場所があります。

因みに場内、奥へ行くほど電波は入りません。

湖畔道路近くであれば電波が入るようです。

浩庵テント村 地面の様子

地面は落ち葉で覆われていますが、土です。

石が多く、容易にペグは差さっていきません。鍛造ペグのほうが良いでしょう。

場所によっては起伏がありますが、傾斜は少なく、平面が多い印象です。

浩庵テント村 設営禁止エリア

広大な林間サイトですが、以下の場所は設営できないので注意しましょう。

設営禁止場所

  • 車道内
  • 山荘エリア

サイト内には車道が決められています。

場内の木に緑、青、黄のビニルテープが巻き付けられているところがあります。

これは登山のピンクテープや倒木注意のテープではありません。

色違いのテープの間車道を表しています。

地面が一見して車道だとわかるように整地されていないので、テープの巻かれている木を見て車道でないことを確認駐車や設営をしないように気をつけましょう。

木にテープが巻かれている。これが車道の目印。登山のピンクテープや倒木注意のテープではない。
左に緑のテープ、右側に青のテープが巻かれている。一見するとわかりにくいが…
矢印部分が車道となる。

また、場内東側にキャビンが並んで建っていますが、この山荘エリアには設営しないよう受付時に注意を受けます。

場内東側にキャビンが並び建つ。この周辺は設営禁止エリア。

浩庵テント村 施設の様子

受付は浩庵キャンプ場(第一キャンプ場)の浩庵セントラルロッジ横に新たに設営された受付棟にて行います。

浩庵テント村は浩庵セントラルロッジより南へ約3km離れた場所にあります。

浩庵テント村施設は炊事場、トイレ、シャワー室がそれぞれ1棟ずつあります。

浩庵テント村 管理棟

浩庵テント村(第2キャンプ場)は浩庵キャンプ場(第1キャンプ場)の管理棟、受付と共通です。

浩庵セントラルロッジでは、売店、食堂、風呂の利用ができます。

キャンプ受付は浩庵セントラルロッジ隣に受付専用の建屋が新設されていました。

浩庵セントラルロッジ

浩庵セントラルロッジ。

管理棟は浩庵キャンプ場(第一キャンプ場)と同じ浩庵セントラルロッジを利用します。

営業時間は8:00~20:00です。

売店、食堂、風呂の利用ができます。

こちらでは現在、キャンプ受付はしておりません。

薪 小は650円、大1200円。
キャンプで使う販売品。

特徴としては、ゆるキャン△グッズが豊富に取り揃えられています。

ゆるキャン△ファンには垂涎モノのアイテムが揃っています。

通常のキャンプアイテムよりゆるキャン△グッズのほうが品揃えが多い。。
ゆるキャン△ステンレスシェラカップ。1980円!
食堂。前より食堂っぽくなってた。

風呂は大人500円、子供300円。事前予約制です。

浩庵キャンプ場 受付棟(第1、第2共通)

キャンプの受付棟

第1キャンプ場も第2キャンプ場も、キャンプの受付は浩庵セントラルロッジではなく、こちらの建屋にて行います。

浩庵セントラルロッジの隣に新たにできたようです。

非常に混雑するため、予約時間前の受付には応じてもらえません。

受付の様子

申込用紙に同行者の車両ナンバー等を含め、必要事項を記載し受付をします。

決済は各種カード、電子マネー等が利用できます。

決済方法。こんなに豊富だったっけ?

注意事項の説明の後、利用証と、注意事項・場内マップの紙を渡され受付終了となります。

浩庵テント村 受付・売店・シャワー室

浩庵テント村 受付・売店・シャワー室

浩庵テント村の配置図にある、受付・売店と書かれた建物がこちらです。

現在は受付・売店として機能はしておりません。(いずれOPENするとか…。スタッフさん談)

こちらに自販機が一台設置されています。

良心的な価格で助かる。ゴミ箱はない。

この建物内にはシャワー室があります。

こちらは利用可能です。

2分100円と利用しやすい価格に設定されています。

シャワー室。建物の裏側にドアがある。
シャワー室。

浩庵テント村 炊事棟

浩庵テント村 炊事場。

浩庵テント村、炊事棟は1棟です。

飲用可能で、水はとても冷たいです。

夜、照明は自動点灯しますが、ある一定の時間を過ぎると点灯しなくなりました。

(恐らく20~21時頃まで点灯?)

左右に備え付けられた水道が2列ある。
蛇口の様子。

浩庵テント村 トイレ

浩庵テント村 トイレ

浩庵テント村、トイレは1棟です。

男、女、バリアフリーと分かれています。

使用料、一回100円?!

使用料が1回、100円と書かれていますが、キャンプ利用者は無料で利用できるのでご安心ください。

キャンプ利用者以外は有料トイレ。

手洗い場は鏡と泡石鹸が設置されており、物を置くスペースも広く、コンタクト使用者にも便利です。

手洗い場の様子。

便座は洋式が2つ、和式が2つ、水洗。

虫の侵入、死骸も少なく、きれいで清潔なトイレでした。

予備のトイレットペーパーが豊富なのが助かります。

予備のトイレットペーパーが豊富。
こちらは和式便座。
バリアフリートイレの様子。

浩庵テント村 バーベキュー場

浩庵テント村 バーベキュー場

浩庵テント村、配置図に書かれているバーベキュー場。

天井に屋根があり、地面が舗装されているだけの場所。

釜土はありません。いつ、誰が、どのように使う場所なのかは不明です。

浩庵テント村 本栖湖山荘(キャビン)

浩庵テント村 本栖湖山荘

浩庵テント村には本栖湖山荘と呼ばれるキャビンが3棟あります。

木洩れ日溢れた場所で快適に過ごすのには良さそうです。

利用には予約が必要です。

浩庵テント村 浩庵キャンプ場とは全く異なるロケーション 焚火に没頭大充実キャンプ!

本栖湖から見える富士山

キャンプ仲間と次行くキャンプ場の打ち合わせ。

どこも混むしなぁ、となんとなく本栖湖周辺をグーグルマップでみていたら発見。

「浩庵テント村」

調べてみたらあの浩庵キャンプ場の第2キャンプ場だという。

面白そうだな。

こうして浩庵キャンプ村に行くことを決めた。


天気は快晴。

久しぶりの本栖湖。

絶対的な日本の自然美がここにある。

本栖湖と富士山。千円札の景色ですね。

受付するのに浩庵セントラルロッジを訪れる。

相変わらず賑やかだ。人が道路まではみ出してはしゃいでいる姿を見た。

うんうん、わかるよ、周りがみえなくなるその気持ち。

自分も初めてこのキャンプ場を訪れた時はテンション爆上がりだったことを思い出す。

はじめて浩庵キャンプ場を利用した時の写真。

駐車場は満杯でバイク一台停められるスペースをみつけ何とか駐車。

受付をしようとしたら、「受付は隣の建物でお願いします」と言われた。はて?

外へ出ると見慣れない建物が建っていた。

受付専用の建物として新設されたらしい。

受付専用の建物。

時間は予約した時間の30分前。

連れはまだ来ていない。

通常であれば厳密に時間通りに受付となるのだろうが、「第2」と言ったらすんなり受付をすることができた。

第2キャンプ場は、第1と比べ利用者が少ないのかもな、と思った。

受付を済ませ、セントラルロッジもちょっと見学。

受付棟ができたおかげで、食堂が解放されてすっきりしていた。

前はここで受付してたんだよなぁ。

陳列されていた販売品はゆるキャン△グッズでひしめいていた。こんなにあったっけ?

通常のキャンプ用品はレジ横に追いやられていた。

さて、キャンプ場へ向かうとしよう。

群衆から離れ、誰も行かない方向へバイクを走らせる。


管理棟から本栖湖の南岸へ3kmくらい。

あれあれあれ、富士山がなくなっていくよ。

だんだん富士山が見えなくなる。

キャンプ場へ向かう途中で本栖湖から富士山が消えた。

さっそく浩庵キャンプ場とは異なる様相を見せ始めた。

どんなキャンプ場か楽しみだ!


キャンプ場入り口。

浩庵テント村、到着。

すでに気持的にも本栖湖には目もくれていない。

目の前にあるのは森林の緑のみ。

ここが浩庵テント村!

入り口のゲートにロープが張られており、一度バイクを降りてロープを外して入場。

入口ゲートにあるロープを外して入場。

キャンプ場の平和を守るため、部外者が容易に入れないよう入場後にすぐロープを元通りにした。

人はまばら、本栖湖も富士山も見えない森の中。

浩庵キャンプ場との対比が真逆すぎる。

でも、これが良い。浩庵にきて敢えての林間キャンプ。

直火もできるようで自分好みのキャンプに没頭できそうな環境だ。


人が少ないうちに絶好のロケーションを探す。

スタッフさんに聞いたおススメスポット。

その1、『入り口はいって右側に広場のようなスペース有』とな。

他のサイトと比べ、拓けた空間があった。

スタッフさんおススメスポットその1。広場。

プライベート感があり、確かにここだけ他と離れて過ごしやすそうな環境がある。

がしかし、このような場所に設営するなら他のキャンプ場でも十分楽しめる。

せっかくなら林間で思いっきり過ごしたいと思い、違う場所にする。


スタッフさんに聞いたおススメスポット、その2。

『入口入ってすぐ左側、サイトから本栖湖が見える場所。』

ここか?

スタッフさんおススメスポットその2。本栖湖ロケーション。

んー、見えるというか、駐車場を見ているような。

ちょっとでも本栖湖が見たいひとにはおススメなのだろうが、今回は却下。

スタッフさんもひねり出した場所なのだろう。無理言ってすみませんでした。


車道は木にテープが巻かれた間の道というが、一見してわかりにくい。

車両乗り入れができるので、通れるところは全て道となる。

ただ、落ち葉で地面が覆われており、地肌のコンディションが分かりにくい。

岩や木、丸太がごろごろしていて不用意には乗り入れするのが恐い。

なんかこけたりバーストしそう。

安全な場所に停車し、ヘルメットをかぶったまま散策した。

湖畔道側
場内中ほど。
場内奥。

どこを見渡しても同じ景色。

であれば、他の利用者と一定の距離をとり、施設に遠くない場所にしようと決めた。

設営地が決まったので、連れにラインで連絡。

楽天モバイル、電波通じなくて湖畔道近くまで行った。

しばらくして現地にて合流。

今回はここを設営地とする。

設営中、顔中身体中、大量の謎の羽虫に付きまとわれた。息もできないくらい。まるでマンガのような光景。

蚊?いや違う。ブユ?でも刺されない。ハエ?なのか?

一応ハッカ油を身体に振り掛けたら多少収まったが、連れの身体中には遠くからでもわかるくらい羽虫が群がっていた。

ハッカ油を渡し、蚊取り線香を焚き、なんとか平穏が訪れた。

ハッカ油を無水エタノールで希釈したものを100均のスプレーボトルに入れ常備している。一般的にはブユ(ブヨ)対策に効果的とされている。

木陰が多く、日よけとしてのタープは不要と判断した。

木の葉が天を覆っている。木洩れ日に溢れる場内。

前日のテレビでニュースキャスターが、この日は都心では夏日だといっていたが、ここでの気温は20℃を下回りひんやりとしていた。

気温は18℃くらい。夏でも涼しくすごせそうだ。

腰を下ろしたら寒くなってきた。

早速焚き火の準備に取り掛かる。

岩を土台にし、太めの木を枠にして作成。

迫力の焚き火。

あまりにも武骨な様にサバイバルをしているような錯覚に陥った。

肉を焼く。

焚き火の炎で肉を焼く。

酒はラムの定番、マイヤーズで。

マイヤーズラム、オリジナルダーク。
ガラスの猪口にいれると雰囲気が出る。

肉をガブり、ラムをくいっと喉に流し込む。

焚き火の炎を見ながらいい気分である。

パンにハム、カイワレを挟みタルタルソースで。

つまみにサンドイッチを披露。

既製品のタルタルソースはあまり味が好きではない。でも手軽だからよしとする。

パンが6個もあったからお腹いっぱい。


焚き火を一時鎮火させ、腹ごなしに場内を再散策。

場内東のほうへ歩いてみる。

なんとも古めかしい建物を発見。

年季が入っている様子。
ここも宿泊できるのだろうか。

新しめのキャビンが3つ並んでいるのはもらった配置図でも確認できるが、異彩を放つこの大きな建物は表記されていない。

ここも利用できるのだろうか。

うっすら窓があいていたり、隙間が見えたりとドキリとする。

キャビン周りは設営禁止ときいていたが、夜は不気味で近寄りがたい雰囲気だろう。

南のほうへ足を進める。

同じ景色と思っていたが、段々と木の密集度が濃くなる感じがしてきた。

方向感覚がなくなり、どこを歩いているのか分からなくなるほど。

これは落ちているのか、置いてあるのか?

これはヤバイ。軽く遭難しかけるほどだ。

遠くに炊事場の建物が見え、ほっとする。

場外へ出ると、湖畔道脇から本栖湖に通じそうな小道を見つけた。

キャンプ場入口前の湖畔道に道らしきものを発見。

進むこと約1分。

南西から見た本栖湖。

本栖湖湖畔にでた。

周りにはだあれもいない。静寂な雰囲気。

ここからはどこを見ても富士山は見えない。

でもこんな本栖湖の姿が見れるのもオツなもの。

SUPに興じる人達が数名いた。なるほど、そのためにこのテント村を利用するひともいるのだろう。

湖の反対側にテントが見える。浩庵キャンプ場かな?

真正面に見えるのは浩庵キャンプ場ではなく、本栖レークサイドキャンプ場。

グーグルマップで調べたら本栖レークサイドキャンプ場であることが分かった。

浩庵キャンプ場は湖にせり出した岬で見えない。

浩庵キャンプ場は正面に見える岬の向こう、入江の内側にあるみたいだ。

肌寒くなってきたので戻ろうとするが、来た道が分からず軽く迷子になった。

湖畔に出る時に目印になるものを見ておけばよかったと反省。


戻ってからひたすら焚き火に没頭。

火をつけた責任から全て灰にしなくてはならない使命感もあったが、5月の半ばというのに凍えるほど寒く暖をとるためでもあった。

温度計は10℃を指していた。

まさかダウンジャケットを着る羽目になるとは思わなかったが、持ってきて正解だった。

夏用シュラフにインナーシュラフをインストし、ダウンジャケットを着て眠りについた。


朝5:00。寒くて目が覚めた。

周りはほとんど起床済の様子。一番乗りかと思いきや、トイレは若干待つほどだった。

どんよりとした空模様。

気温は就寝前と同じく10℃前後。

残りわずかとなった薪に火を入れ朝食をとる。

焚き火で煮込んだ鍋焼きうどん。

焚き火で始まり、焚き火で終わる。

これほど焚き火を楽しんだことがあっただろうか。

充実感で一杯だ。

撤収の儀

現地で友人と分かれの儀式を執り行い、キャンプ場を後にする。

帰りのバイクで本栖湖を見ながらニヤリと思った。

浩庵テント村、ここはアリだ、と。

浩庵テント村 まとめ 浩庵第1キャンプ場と第2キャンプ場の比較と注意点

いかがだったでしょう。

浩庵テント村の様子や過ごした様子をご紹介しました。

以下は体験も交えつつ、浩庵キャンプ場と浩庵テント村の比較を行ってみました。

浩庵キャンプ場(第1)             浩庵テント村(第2)                  
ロケーション湖畔林間
眺望レイクビュー
富士山が見える
湖は見えない
富士山は見えない
混雑状況大混雑閑散
予約(土曜利用)     2か月先までいっぱいその週の土曜でも予約可
費用高い安い
浩庵第1キャンプ場と第2キャンプ場の比較

まずロケーションが大きく異なります。

浩庵キャンプ場の名を全国にとどろかせた本栖湖と富士山の見事なまでのロケーション。

ただ人気故に予約は困難を極め、せっかく予約できても場所取りに苦難し、来れただけでいいやと自分を慰めるキャンパーも多いことでしょう。

浩庵テント村にはそれがありません。

景色に優越はなく、ほぼ完全なる林間ロケーションです。

第1と比べ、予約は取りやすく、費用も抑えめ。

人の混雑で余計なストレスを感じることもなく、気軽にキャンプを楽しめることができます。

ここでテント村を体験したならではの注意点をいくつか挙げます。

  • 路面に注意
  • 電波が弱い
  • 小さい子供には絶対目を離してはいけない

路面ですが、本文でも記述したように岩、落ち枝、丸太、地面の起伏、ぬかるみがある場所があります。

地面が落ち葉で覆われているため、サイト選びの際には一度安全な場所に車両を止め、導線を確認したほうが良いでしょう。

次に電波が弱いこと。

キャンプ場なのでそんなの気にならないよ、と思う方は結構ですが、心配なのは女子ソロキャンパーの方々。

場内は土曜でも閑散としています。広く、人の目が届かない場所もあり、余計なトラブルを防ぐためには比較的電波の通りやすい湖畔道側をおススメします。

また、場内奥に行くほど森が深くなり、まるで樹海と言ってよいほど方向感覚が鈍るくらいの雰囲気です。

小さなお子様がいる場合には絶対に目を離してはいけないと感じるロケーションでした。

最後に、『浩庵キャンプ場が取れなかったから浩庵テント村にしよう』代替案として考えるのはおススメしません。

全く別物のキャンプ場です。

知らずに行くのではなく、『敢えてテント村を利用したい』というのであればおススメできる場所だと思います。

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