コスパ、積載性重視のソロキャンパー、ミニマムキャンパー、ツーリングキャンパーにおススメ。
キャンプ道具スタッキング術。
今回はシェラカップに注目する。
シェラカップスタッキング メリット
- 収納がコンパクトになる
- 積載量が節約できる
- 調達した食材に幅広く対応する道具をまとめられる
- 100均ですべて揃えることができコスパが良い
キャンプで使う調理道具って単品だと結構嵩張る。
キャンプ飯によっては、調理するためわざわざ持っていかざるを得ない道具もあるだろう。
まな板、水切りのザル、大根おろし器、蒸し器、等々。
これらの道具がシェラカップの大きさで収まったら便利ではないだろうか。
立ち寄ったスーパーで値引きされた食材。
その調理に幅広く対応する道具を全て100均で揃えることができる。
シェラカップを含む7つのアイテムをひとつに収納。
積載がコンパクト&出先で調達した食材調理に幅広く対応できる。
シェラップスタッキング術 7つ道具とは
![](https://orangetripper.com/wp-content/uploads/2022/01/1641825902331.jpg)
今回紹介する7つ道具
- シェラカップ
- ステンレス手付きザル
- シェラカップ用網
- ステンレスたわし
- シェラカップ用おろし器
- シェラカップリッド
- 食器バンド7cm
シェラップスタッキング術 7つ道具 ①シェラカップ
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キャンパーなら思い入れがあるシェラカップを用いればよい。
私は『ほったらかしキャンプ場』で入手したシェラカップを愛用している。
料理を入れたり、飲み物を入れたり、時には直火で調理道具としても活用できる。
100均でもシェラカップは入手可能。
シェラップスタッキング術 7つ道具 ②ステンレス手付きザル
![](https://orangetripper.com/wp-content/uploads/2022/01/DSC06341.jpg)
7つの道具の内、使用頻度が高いのがこのステンレス手付きザル。
麺類の水切りや、切った野菜を水にさらすのに便利。
ちょっと変わった使い方として、揚げ物やパンをザルに入れ、
外側からバーナーで炙るのに非常に重宝する。
シェラップスタッキング術 7つ道具 ③シェラカップ用網
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こちらはキャン★ドゥで発見。
蒸す調理は今までメスティンとメスティン網を使っていたが、
シェラカップで蒸し料理ができるのは革命的だ。
蒸し料理は使用頻度が少ないかもしれないが、
例えば、ふらりと寄ったスーパーで値引きされたシュウマイを発見!
そんな出会いを逃さず、キャンプ飯のレパートリーに加えることができる。
シェラカップにスタッキングできるので持っていても苦ではないだろう。
シェラップスタッキング術 7つ道具 ④ステンレスたわし
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![](https://orangetripper.com/wp-content/uploads/2022/01/DSC06350-1.jpg)
キャン★ドゥで入手。他100円ショップでも入手できる。
ポイントは8個入。
ひとつのサイズが小さい。
金たわしがあれば洗剤がなくても洗うのに非常に便利。
スタッキングするので、私はチャック付きのビニル袋に収納している。
シェラップスタッキング術 7つ道具 ⑤シェラカップ用おろし器
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Seriaで入手。
おろし器って結構かさばる。
特にソロキャンプでわざわざ持っていくのは抵抗がある。
その抵抗感を解消できるのがこのおろし器。
シェラカップにがっちりセットできるツメがついており、しっかりフィットし使い勝手も良い。
シェラカップを受け皿にし、薬味に使う大根おろし、しょうが、にんにくなどがソロサイズで実現。
卵の黄身分けにも使えるそうだが、私は白身がもったいないのでその用途では使ったことはない。
写真映えを狙うビビンバなどの黄身のせには良いのではないだろうか。
シェラップスタッキング術 7つ道具 ⑥シェラカップリッド
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![](https://orangetripper.com/wp-content/uploads/2022/01/DSC06422.jpg)
シェラカップにいれていた汁物に、いつのまにか焚き火の灰や虫が入ってしまった経験は
誰しも味わったことがあるのではないだろうか。
それを解消するのがこのシェラカップリッド。
Seriaで入手。
異物の侵入を解消することができる。
まな板としても使用可能。
ソロキャンプではおなじみSOTO Field Hopperの天板上でミニマム調理が可能となるアイテムだ。
こちらも用途的に活躍できるアイテムである。
シェラカップスタッキング術 7つ道具 ⑦食器バンド7cm
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最後に、このスタッキング術を成立させるのがこの食器バンド。
Seriaで入手できる。
シリコン製で伸縮性があり、紹介した全ての道具をがっちり固定できる唯一無二の存在。
これがないと実現しない大事な道具。
予備用としても複数持っておきたい。
シェラカップ7つ道具 スタッキング方法
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シェラカップにスタッキングする順番を説明する。
手順は下記。
- シェラカップを準備する
- シェラカップにステンレス手付きザルをセットする
- シェラカップ用網を入れる
- ステンレスたわしを入れる
- シェラカップ用おろし器をシェラカップの上縁にはめ込む
- シェラカップリッドをシェラカップにのせる
- 食器バンド7cmで全体をまとめる
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![](https://orangetripper.com/wp-content/uploads/2022/01/DSC05767.jpg)
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シェラップスタッキング術 7つ道具を用いた調理例
これらの道具を用いた調理例を紹介する。
シェラカップリッド× シェラカップ用おろし器 焼肉の薬味タレ
![](https://orangetripper.com/wp-content/uploads/2022/01/DSC05952.jpg)
1.シェラカップリッドをまな板にし、青ネギをみじん切りにする。
2.シェラカップにおろし器をセットし、にんにくと大根をおろす。
3.そこに焼肉のタレをかけ、焼肉の薬味が完成。
大根おろしに焼肉のタレが染みわたりコクが増す。
ネギとニンニクもがアクセントになる。
焼肉はこの薬味を包むようにして食べると旨い。是非おススメしたい。
- ネギを入れたシェラカップに直接ニンニクと大根おろしを入れると手間が省ける。
- 味が薄くなるので大根おろしの水分は飲むか、極力排除したほうがよい。
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シェラカップリッド×シェラカップ用おろし器×ステンレス手付きザルおろしそば・おろしソーメン
![](https://orangetripper.com/wp-content/uploads/2022/01/DSC06220.jpg)
1.麺と肉は別途鍋で一緒に茹でる。
2.シェラカップリッドをまな板にし、青ネギを刻む。
3.刻んだネギを入れたステンレス手付きザルを、水をはったシェラカップにセットしネギの辛味をとる。
4.シェラカップからザルを取り出し、ネギを水切りする。
5.水切りしたネギをシェラカップリッドに移し、ザルを使えるようにする。
6.シェラカップにおろし器をセットし、大根をおろす。
7.茹で上がった麺と肉をザルで湯切りし、6.に投入する。
8.最後に刻んだ青ネギをのせ、濃縮そばつゆを適量いれて出来上がり。
![](https://orangetripper.com/wp-content/uploads/2022/01/DSC06213-1.jpg)
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![](https://orangetripper.com/wp-content/uploads/2022/01/DSC06216.jpg)
![](https://orangetripper.com/wp-content/uploads/2022/01/DSC06219.jpg)
- 大根おろしの上にそばを入れた後、箸で上下をくるりと入れ替えると、
おろしが上にくるので見栄えが良くなる。 - ザルを使い流水で麺をしめても良い。
- 濃縮麺つゆを使うため、大根おろしからでる水分はあえて捨てなくても良い。
上記を応用したソーメン。
ソーメンは流水麵を使用。
シェラカップにザルをセットし、流水でほぐして水切りをした。
そばつゆで炒めたピーマンと大根おろしをかけている。
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シェラカップリッド×シェラカップ用網 シュウマイ
![](https://orangetripper.com/wp-content/uploads/2022/01/8.jpg)
![](https://orangetripper.com/wp-content/uploads/2022/01/7.jpg)
1.シェラカップにシェラカップ用網をセットする。
2.シェラカップ用網の高さまで水を入れる。
3.網の上にシュウマイをのせる。
3.シェラカップリッドでフタをする。
4.シェラカップを直接火にかける。
5.湯気がでてきたら頃合いを見計らって完了。
- 小さいサイズであれば一回で4つ程度まで調理可能。
- 水は網の高さまでがちょうどよい。
- シェラカップが焦げ付くので火加減は弱火をおススメする。
ステンレス手付きザル×バーナー(SOTO フィールドチャッカー)炙り調理
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ステンレス手付きザルとバーナーを用いれば、各角度から炙ることが容易である。
ザルの手元を持ちながら四方八方からバーナーで炙るだけ。
パンやコロッケなどの揚げ物に適したやり方。
- 中までは温かくならない。
- 表面をカリカリにしたいときに良い。
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![](https://orangetripper.com/wp-content/uploads/2022/01/DSC05058.jpg)
ステンレス手付きザル×焚き火 チョコシューがサクサクカリカリに!
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これは偶然のたまもの。
たまたま画像のようにチョコシューをザルに入れ、焚き火を眺めていた。
チョコシューを口にほおばると、皮がカリカリ、サクサク触感に!
これは大発見! 他のスナック菓子でも応用できた。
手軽なのでおススメしたい。
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後片付けにはステンレスたわし
![](https://orangetripper.com/wp-content/uploads/2022/01/DSC04907.jpg)
普段調理に関し、焼きものや、油ものを使うことが少ない。
洗い物を楽にするため、茹でる調理が比較的多い。
それでも鍋に麺がこびりついたりすることがある。
この金たわし、小さくても十分活躍する。
水洗いでさっとこすって綺麗。
使い終わった後は、チェック付の袋へいれ、その状態でそのままスタッキングしてしまう。
画像はMSR ALPINE ストアウェイポット775mlとシェラカップ、
ステンレス手付きザルを洗った様子だが、
炊事場への行きも帰りもワンハンドで持ち運びができる。
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![](https://orangetripper.com/wp-content/uploads/2022/01/DSC04910.jpg)
![](https://orangetripper.com/wp-content/uploads/2022/01/DSC04911.jpg)
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シェラカップスタッキング術 まとめ
バイクソロキャンパーとしては積載できる量に限りがあるため、当然ながらギア選定はシビアになる。
特に調理器具に関しては意外とかさばるものが多い。
何を作りたいか、それにはどの道具が必要か、その道具で他に応用できるメニューはないか、
と事前に考えてから用意をしていた。
しかしなんだが、縛りがあるようでちょっと窮屈感があった。
そこで編み出したのがこのシェラカップスタッキング術。
このラインナップに収まるまで3回は試行錯誤を繰り返した。
シェラカップはどんなキャンプでも持ち歩くのだが、
このサイズでこれだけの道具がしまえる方法は革新的であった。
旅先でのキャンプ連泊。
午前中スーパーへ行くと、割引されている食材が多いことに気づく。
『シュウマイ半額!』。
これに手を出せるようになったのは凄い進歩を感じる。
100円ショップにはまだまだ可能性が秘められている。
折り畳みスプーン、フォーク、ターナー、お玉、調味料容器など。
今回紹介した7つ道具のほか、自分自身にマッチしたシェラカップスタッキング術を編み出しても面白いと思う。