- 東京から北へ。1,756kmを駆け抜けた2025年夏の旅路
- 6泊7日、1,756kmの軌跡(全行程一覧)
- 【県別】ツーリング&キャンプ場・ダイジェスト
- Day 1:福島県|東京から福島県まで一直線。旅の始まりは聖ケ岩ふるさとの森キャンプ場で
- Day 2:福島・宮城県|酷道・絶景・名湯を経て、温泉付きのキャンプ場へ
- Day 3:岩手県|日本一深く立って入浴する「鉛温泉」と、カツカレー衝動に駆られ盛岡食堂でランチ。そして岩洞湖で決死の完ソロキャンプ
- Day 4:青森県|土砂崩れ、道路封鎖、避難指示。一点突破で辿り着いた「憧れの宿営地」宇樽部キャンプ場へ
- Day 5:秋田県|通行止めに散った秘湯巡りの野望。意地で辿り着いたブナの森・乳頭温泉郷
- Day 6:山形県|鳥中華を求めたはずが肉そばの縁、田んぼのど真ん中にある温泉で「山形ルール」という旅の洗礼。そして再訪した古竜湖で「無料ケビン」の全貌を調査。
- Day 7:山形〜帰路|独眼竜の面影を追って米沢へ。帰るまでがキャンプツーリング
- 全天候型・サバイバルツーリングを支えた積載術と道具
- まとめ・これから東北へ行く人へのアドバイス
東京から北へ。1,756kmを駆け抜けた2025年夏の旅路
動機:反時計回りで見る東北 キャンプ地の新規開拓の旅
前回(2023年)は、日本海側を北上し太平洋側を南下する「時計回り」をバイクで走破しました。

逆から走れば、景色も道も全く違う表情を見せてくれるはず。
そんな好奇心から、今回は「反時計回り」にしました。
再訪を誓った思い出のキャンプ場も巡りつつ、勧められた場所や気になっていたキャンプ場を新たに開拓する旅にでました。
今回の旅ルール(3つの縛り)
今回の旅には3つの掟を設けました。
- 全県キャンプ場宿泊すべし
東北6県すべての夜をテントで過ごすこと。 - 各県「温泉」に立ち寄るべし
東北は言わずと知れた温泉天国。今回の旅のサブミッション。 - 全て下道で走るべし
有料道路、高速道路は一切利用しない。
6泊7日、1,756kmの軌跡(全行程一覧)


東京から東北6県をすべて駆け抜けた、今回の全行程を数字とルートで整理しました。
福島から東北地方へ入り、宮城、岩手、青森の十和田湖で折り返し、秋田、山形を南下して戻る、東北一周のルートです。
- バイク:SUZUKI V-STROM250
- 総走行距離: 1,756km
- 期間: 2025年8月 6泊7日
- 総費用:25,922円 (1日平均 約3,703円)
- 平均燃費:約29.53km (総走行距離1756km÷総給油量59.45ℓ)
行程表
| 日数 | 走行区間 | 宿泊地(キャンプ場) | 立ち寄り温泉 |
| Day 1 | 東京 ~ 福島 | 【福島県】 聖ケ岩ふるさとの森キャンプ場 | |
| Day 2 | 福島 ~ 宮城 | 【宮城県】 吹上高原キャンプ場 | (福島市)高湯温泉共同浴場あったか湯/(大崎市)鬼首の湯 |
| Day 3 | 宮城 ~ 岩手 | 【岩手県】 岩洞湖家族旅行村無料キャンプ場 | (花巻市)鉛温泉藤三旅館 |
| Day 4 | 岩手 ~ 青森 | 【青森県】 十和田市営宇樽部キャンプ場 | (十和田市)ホテル十和田荘 |
| Day 5 | 青森 ~ (岩手) ~秋田 | 【秋田県】 休暇村乳頭温泉郷キャンプ場 | (仙北市)休暇村乳頭温泉郷 |
| Day 6 | 秋田 ~ 山形 | 【山形県】 古竜湖キャンプ場 | (山形市)百目鬼温泉 |
| Day 7 | 山形 ~ 東京 | (帰宅) | (米沢市)共同浴場尼湯 |
6泊7日・全行程と旅の収支一覧(※ガス代込)
| 日数 | 走行・経由区間 | 宿泊地・温泉 | 1日の費用計 |
| Day 1 | 東京 ~ 福島 | ⛺ 1,040円 | 3,652円 |
| Day 2 | 福島 ~ 宮城 | ⛺ 1,260円 / ♨️ 500円・♨️ 500円 | 3,861円 |
| Day 3 | 宮城 ~ 岩手 | ⛺ 0円 / ♨️ 800円 | 3,475円 |
| Day 4 | 岩手 ~ 青森 | ⛺ 620円 / ♨️ 500円 | 2,400円 |
| Day 5 | 青森 ~ (岩手) ~ 秋田 | ⛺ 2,100円 / ♨️ 800円 | 5,213円 |
| Day 6 | 秋田 ~ 山形 | ⛺ 0円 / ♨️ 450円 | 3,849円 |
| Day 7 | 山形 ~ 東京 | ♨️ 200円 | 3,472円 |
| 合計 | 1,756km走破 | キャンプ場6カ所/温泉7カ所 | 25,922円 |
※ガソリン価格は地域により @151.7〜@162 と幅がありました。
【県別】ツーリング&キャンプ場・ダイジェスト
Day 1:福島県|東京から福島県まで一直線。旅の始まりは聖ケ岩ふるさとの森キャンプ場で

初日は寄り道を一切せず、東京~福島県白河市の「聖ケ岩ふるさとの森キャンプ場」へ直行。
当日は雨。初日から雨装備で宿営地を目指しました。
【走行ログ】

東京~国道4号をひたすら北上

福島県到着

聖ケ岩ふるさとの森キャンプ場到着
【宿営地:聖ケ岩ふるさとの森キャンプ場】
- 所在地: 福島県白河市大信隅田
- 利用料: 1,040円
- バイク環境:
- 車両横付け: 可(オートフリー区画サイト)
- 路面: 土・砂利
- 備考: 特になし
【温泉ミッション】
- 立ち寄り: なし
- 理由: キャンプ場までの導線上になく、雨のため、キャンプ場への直行を優先。翌日に順延。
【1日の支出合計:3,652円】
| 項目 | 内容 | 金額 |
| ガソリン代 | 春日部市 @157 | 2,000円 |
| 宿泊費 | 聖ケ岩ふるさとの森 | 1,040円 |
| 食費 | ベイシアさくら氏家店 | 612円 |
| 温泉代 | ― | ― |
Day 2:福島・宮城県|酷道・絶景・名湯を経て、温泉付きのキャンプ場へ

近道に惑わされ、険しい「酷道」を走ることに…。猪苗代湖が現れほっと一安心。
磐梯吾妻スカイラインの荒々しい火山風景に圧倒された後は、その興奮を抱いたまま名湯・高湯温泉でリフレッシュ。
岩出山で白い?政宗像を拝み、予約不要で温泉付きの吹上高原キャンプ場へと無事に辿り着きました。
【走行ログ】

近道のつもりで選択した福島県道58号(矢吹天栄線 天栄村方面)。
道幅が極端に狭く急勾配が連続する険しい「酷道」。
ガードレールがない箇所もあり、常に緊張を強いられる道程。
まさに『急がば回れ』を痛感。。

猪苗代湖が現れ、ほっと一安心。

磐梯吾妻スカイライン。
浄土平を過ぎると、
荒涼とした火山風景が広がる絶景道。
『窓を閉めて走行してください』
…バイクなんですが。

高湯温泉 共同浴場 あったか湯。
青空を漂う白い雲を見ながらの露天風呂は印象深かった。

宮城県仙台市に到着

岩出山城跡で白い政宗像を見る。
なんかおじさん感ある政宗公。

吹上高原キャンプ場到着。
こちらに鬼首の湯が併設。
【宿営地:吹上高原キャンプ場】
- 所在地: 宮城県大崎市鳴子温泉鬼首
- 利用料: 1,260円
- バイク環境:
- 車両横付け: 可(オートフリーサイト)
- 路面: 砂利、芝
- 備考: サイト地面は芝。サイドスタンドの沈み込みに備えプレートがあると安心。
【温泉ミッション】
高湯温泉共同浴場 あったか湯(福島県)
磐梯吾妻スカイラインにある白濁した濃厚な硫黄泉。
入浴料:500円

すぱ鬼首の湯(宮城県)
吹上高原キャンプ場内にある温泉。
弱アルカリ性単純温泉の優しいお湯
入浴料:500円※キャンプ利用者割引

【1日の支出合計:3,861円】
| 項目 | 内容 | 金額 |
| ガソリン代 | 仙台市 @162 | 1,601円 |
| 宿泊費 | 吹上高原キャンプ場 | 1,260円(※割引やセット料金含) |
| 食費 | ― | 0円 |
| 温泉代 | あったか湯 + 鬼首の湯 | 1,000円(500円/500円) |
Day 3:岩手県|日本一深く立って入浴する「鉛温泉」と、カツカレー衝動に駆られ盛岡食堂でランチ。そして岩洞湖で決死の完ソロキャンプ

岩手で選んだのは、そのインパクトのある名前に惹かれた「鉛温泉」。レトロな雰囲気に酔いしれた後は、ロングツーリング中にどうしても抗えなくなる「カツカレー欲」を満たすため盛岡市内へ。
キャンプ場までは快晴のツーリング日和でしたが、設営後の夜からは事態が一転。
熊の気配が漂う森の中で、激しい雷雨に震える忘れられないひとりきりの一夜となりました。
【走行ログ】

天気は快晴。
ひたすら何もない道を北上。

『鉛温泉』。インパクトのある名前に惹かれ、その温泉がある藤三旅館へ。
レトロな建築美、白猿の湯は見上げるほどの高い吹き抜け。浴槽が深く、立って入るという独特のスタイルが面白かった。

無性に食べたくなったカツカレーを求めて盛岡食堂へ。活気ある大衆食堂の雰囲気。
サクサクの大きなカツに、私好みの「どろっとしたコク深いルー」が中華皿に盛られた逸品。

岩洞湖家族旅行村キャンプ場へ到着。
設営後、事態は急変する…。
【宿営地:岩洞湖家族旅行村キャンプ場】
- 所在地: 岩手県盛岡市玉山区薮川
- 利用料: 0円(無料)
- バイク環境:
- 車両横付け: 不可(フリー区画サイト※ウッドデッキ)
- 路面: 砂利駐車場
- 備考: 駐車場から荷物を運び入れる必要あり。管理棟横にリアカーあり。
【温泉ミッション】
鉛温泉 藤三旅館
日帰り料金:大人800円
※各湯入浴時間があるので事前に要確認。
※旅館脇の駐車場は宿泊者専用。日帰りは県道沿いの駐車場へ。

【1日の支出合計:3,475円】
| 項目 | 内容 | 金額 |
| ガソリン代 | 盛岡市(@155) | 1,302円 |
| 宿泊費 | 岩洞湖家族旅行村キャンプ場 | 0円 |
| 外食費 | 盛岡食堂(カツカレー) | 800円 |
| 食費 | ジョイス盛岡緑が丘店 | 573円 |
| 温泉代 | 鉛温泉 藤三旅館 | 800円 |
Day 4:青森県|土砂崩れ、道路封鎖、避難指示。一点突破で辿り着いた「憧れの宿営地」宇樽部キャンプ場へ

「あそこは別格」旅人たちに教えられた十和田湖畔の噂のキャンプ場へ。
しかし、観測史上類を見ない豪雨が青森を襲い、行く手には通行止めと泥濘の道が立ちはだかります。満身創痍で辿り着いた十和田湖では雨音さえ贅沢に感じる湖畔の特等席が私を待っていました。
【走行ログ】

昨晩からの雨が本格的に嵐へ。
最短ルートはダートに阻まれ、やむなく迂回。酷道340号を北上。

九戸、二戸を越え三戸。
青森県到着。

土砂崩れにより十和田湖へ続く道路はほぼ寸断状態。
唯一のルート、新郷村からの国道454号で進入に挑む。

満身創痍で十和田市営宇樽部キャンプ場に到着。
【宿営地:十和田市営宇樽部(うたるべ)キャンプ場】
- 所在地: 青森県十和田市大字奥瀬
- 利用料: 620円
- バイク環境:
- 車両横付け: 可(オートフリーサイト)
- 路面:砂利
- 備考: この日の豪雨により、サイトへ続く道は川が立ちはばかるような状態に。砂利が深くえぐれ、悪戦苦闘しながらの進入。
【ミッション:温泉(ホテル十和田荘)】
ホテル十和田荘
日帰り料金:大人500円
『テルマエ・ロマエ』を彷彿とさせる神殿のような大浴場

【この日の支出合計:2,400円】
| 項目 | 内容 | 金額 |
| ガソリン代 | なし(極限下での無給油走破) | 0円 |
| 宿泊費 | 十和田市営宇樽部キャンプ場 | 620円 |
| 食費 | イオンタウン三戸(マックスバリュ) | 1,280円 |
| 温泉代 | ホテル十和田荘 | 500円 |
Day 5:秋田県|通行止めに散った秘湯巡りの野望。意地で辿り着いたブナの森・乳頭温泉郷

秘湯温泉巡りの拠点として、意気揚々とこのキャンプ場を目指しました。
しかし、前日の豪雨による国道341号の土砂崩れによる通行止め、岩手県側への大幅な迂回を余儀なくされます。
数時間のロスにより計画していた秘湯巡りは叶いませんでしたが、辿り着いた休暇村の温泉は、そんな無念さを一掃するほどの名湯。
ブナの原生林に包まれたロケーションも相まって、最高のキャンプとなりました。
【走行ログ】

十和田湖にて秋田県突入。

土砂崩れの試練を越える

国道103号。このまま一直線に乳頭温泉郷を目指すが…。

国道341号が通行止め。

やむなく盛岡経由。大幅なタイムロス。岩手山をぐるりと回り込むように進路変更。

道の駅にしね、でランチ(スーパーで買ったソバ弁当)。

雫石より本日二回目の秋田入り…。

乳頭温泉郷到着。
【宿泊:休暇村乳頭温泉郷キャンプ場】
- 所在地: 秋田県仙北市田沢湖駒ケ岳
- 利用料: 2,100円
- バイク環境:
- 車両横付け: 可(オート区画サイト)
- 路面:舗装道
- 備考:区画横に舗装された専用駐車場あり。但し乗り入れには段差があり注意。
【温泉ミッション】
休暇村乳頭温泉郷
日帰り料金:大人800円
2種類の源泉を同時に楽しめる贅沢。
※入浴時間があるので事前に要確認。

【この日の支出合計:5,213円】
| 項目 | 内容 | 金額 |
| ガソリン代 | 八幡平市(@154) | 1,501円 |
| 宿泊費 | 休暇村乳頭温泉郷キャンプ場 | 2,100円 |
| 食費 | いとく鹿角ショッピングセンター | 812円 |
| 温泉代 | 休暇村乳頭温泉郷(本館) | 800円 |
Day 6:山形県|鳥中華を求めたはずが肉そばの縁、田んぼのど真ん中にある温泉で「山形ルール」という旅の洗礼。そして再訪した古竜湖で「無料ケビン」の全貌を調査。

乳頭温泉の静寂を後にし、「みずほの里ロード」を南下して山形県へ。
お目当ての「鳥中華」には振られてしまいましたが、代わりに味わった肉そばの美味しさに大満足。
田んぼのど真ん中にある温泉では、独自の「山形ルール」という旅の洗礼を受けました。
再訪となる古竜湖キャンプ場では、念願叶って無料のケビンを利用しました。
【走行ログ】

秋田・山形を繋ぐ広域農道「みずほの里ロード」の快走路

山形県突入

そば処 つる福
鳥中華はやってなかったが、肉そば美味しかった。
冷やしのおろし肉そば大盛にげそ天のセットを付け、1400円。

古竜湖キャンプ場へ再訪。
憧れの無料ケビン泊。

田んぼの真ん中にある温泉、百目鬼(どめき)温泉で山形ルールの洗礼をうける。

キャンプ場手前にある山村広場で夕焼けを見る。
【宿営地:古竜湖キャンプ場(ケビン泊)】
- 所在地: 山形県山形市大字蔵王
- 利用料:無料
- バイク環境:
- 車両横付け: 可
- 路面:土、砂利
- 備考: 土路面に轍に砂利敷。当日は横付け可であったが要確認。
【温泉ミッション】
百目鬼温泉
入浴料 450円
田んぼの中に突如現れる名湯。
※サウナはバスタオル必携!(山形ルール)

【この日の支出合計:3,849円】
| 項目 | 内容 | 金額 |
| ガソリン代 | 無給油 | 0円 |
| 宿泊費 | 古竜湖キャンプ場 ケビン | 0円 |
| 外食費 | そば処 つる福(おろし肉そば大盛+げそ天セット) | 1,400円 |
| 食費 | マックスバリュ青田店 | 1,999円 |
| 温泉代 | 百目鬼(どめき)温泉 | 450円 |
Day 7:山形〜帰路|独眼竜の面影を追って米沢へ。帰るまでがキャンプツーリング

旅の最終日は伊達政宗生誕の地であり、上杉氏ゆかりの城下町・米沢へ。
上杉神社を歴史探訪した後は、入浴料200円の名湯を楽しむ。
最後に味わったのは、山形名物の玉こんにゃくと、史上最高に旨い「謎の煮玉子」。
東北の旅の想い出を噛み締めながら、V-STROM250と共に無事帰還を果たしました。
【走行ログ】

伊達政宗生誕の地、上杉神社を歴史探訪。

小野川温泉。
最後を締めくくるにふさわしい温泉だった。

小野川温泉のお土産屋で軽い昼食。
安定の玉こんにゃくと最高に旨かった煮玉子!

福島県会津を通り、ひたすら国道121号を南下。

国道4号に接続。
家に着いたのは19:15。
【温泉ミッション:(小野川温泉 共同浴場「尼湯」)】
小野川温泉 共同浴場「尼湯」
日帰り料金:大人200円

【この日の支出合計:3,472円】
| 項目 | 内容 | 金額 |
| ガソリン代 | 喜多方市(@151.7)/春日部市@157) | 3,092円 |
| 外食費 | 玉こんにゃく、煮卵、 | 180円 |
| 温泉代 | 小野川温泉 尼湯 | 200円 |
全天候型・サバイバルツーリングを支えた積載術と道具

今回の東北一周は、連日の豪雨や悪路に見舞われた「サバイバルツーリング」となりました。
その極限状態を支えた今回の装備を紹介します。
積載レイアウト
「落下させない」「濡らさない」「すぐに取り出す」を工夫した配置にしました。
サイドパニア(純正)
【左】食料保管: 保冷バッグをイン。荷を下ろさずにスーパー買い出しをスムーズにさせる。
純正パニアにジャストサイズ。容量もソロにちょうど良い。
【右】ガジェット類: パニアの防水性を活かし最も濡らしたくない撮影機材、モバイルバッテリー、ツーリングマップルを収納。
シート積載(2段構え)

【下段】タナックス キャンピングシェルベース: キャンプ道具一式。キャンプ場での荷下ろし荷積みをワンタッチで実現。堅牢性があり平らなためその上にも積載可能。
積載の核となるシートバッグ。本体の収納力もさることながら、付属の大きなレインカバーが非常に優秀。
【上段】90ℓミリタリーバッグ: 寝袋、着替え等の軽量・かさばる物を集約。
長年愛用しているバッグ。がばっとひらくメイン部に加え、外側に8つの収納ポケットがある。
【スペーサー】 シートとシェルベースの間にできるスキマは100均の滑り止めシートを敷き、グラウンドシートを折りたたんだものをスペーサーとして使用。
ソロテント(ソロベース、ツーリングドーム等)のインナーにベストマッチ。
V-STROMシート積載の隙間を埋めるスペーサーとしても重要な役目を持つ。

【固定】 ROK strapsと タナックス ツーリングネットLL の併用。ROK strapsは豪雨の振動や悪路でも強固な固定を維持し、ワンタッチで脱着可能。ネットは万が一のためと、買い物用エコバッグや濡れたタオル、咄嗟な時に簡易収納するのにも大活躍。
過重積載を可能にしている信頼の一本。
万が一に備え、固定力を更にUP。咄嗟にモノを収納できるのによい。
リアキャリア ※トップパニアは取り外し積載量拡充

テント&コット 今回の相棒はアテナワイドツーリング130(テント)、コットはヘリノックス製を使用。
全天候、あらゆるサイトに対応可能。
アテナは残念ながら廃盤なので紹介することは出来ないが、もし壊れた場合の次のテント候補がこれ。
張り感の良さは、さすが信頼のブランド。アテナワイドツーリング130のインナーテントともサイズ相性が良く、昨夜の浸水時にはこのコットのおかげで体が濡れるのを防ぐことができた。
【固定】 ROK strapsで大物2つを直留め。キャンプ場でテントだけ先に荷下ろし、設営できる。
こちらはリアキャリア用、大物固定用で2本。(2本入)
エンジンガードバッグ(左右)

左右にひとつずつ装着。
エンジンガードにジャストフィット。防水性も良く、目的のモノを収納するのに十分だった。
【右】緊急用: 工具、パンク修理キット、非常水、タオル等。
【左】雨天対策用: 雨具上下、傘、ビーチサンダル、雨除けカバー。降雨時に即座に対応できる。
タンクバッグ

財布、充電用モバイルバッテリー(USB給電)、予備工具、タオル等、頻繁に使う貴重品類。
電力供給・給電

【USBポート】スマートフォン給電: ハンドル周りのUSBポートから、スマホホルダーに装着したメイン端末へ常時給電。豪雨の中でもナビを絶やさず、情報難民になるのを回避。
【シガーソケット】ガジェット充電: USBとType-Cの多ポートソケットを装着。走行中にモバイルバッテリーを常にフル充電しておくことで、電源不安を解消。
5ポートでType-C付だが壊れた。安かったので購入したが半年も持たず耐久性悪い。
おススメしない。
現在採用しているのはこちら。
2ポート(USB、Type-C)だが信頼の日本ブランド。価格が手頃。
雨対策 青森の記録的豪雨を凌ぎ切ったアイテム
モンベル ストームバイカー(上下): バイク専用設計の防水透湿性は、長時間の豪雨走行でも浸水を防ぎ、体温低下を食い止めてくれました。
バイク専用に設計された防水透湿スーツ。撥水性は控えめながら、風合いがしなやかで非常に動きやすい。各所に備わったアジャスターで走行風によるバタつきを抑えられるほか、ガバッと大きく開く内ポケットは小物の出し入れに非常に重宝した。視認性も高く、悪天候下でのライディングポジションを妨げない、実戦的な一着。

スマホ防水ケース: 通行止め情報を確認し続けるため、雨天時のナビ運用には不可欠でした。
ソフトな質感で安価ながら、カエディア製のホルダーにも収納可能で、激しい雨からスマートフォンを完全に保護した。高さに助けられた。
言わずと知れた定番のスマホホルダー。雨でごわついた厚手のグローブをはめたままでも、片手で簡単にスマートフォンの取り外しができる操作性の高さに助けられた。
コンパクト傘: ツーリング中の立ち寄り、キャンプ場での設営後の移動時に必須。
軽さとスリムな収納性が魅力。重量わずか100g。エンジンガードバッグにも難なく収まり、バイクを降りてからすぐに取り出して使える。
クマ対策についての教訓
岩洞湖での「完ソロ」を経て痛感したのは、対策の重要性です。今回は持参していませんでしたが、東北の深部へ入るなら、熊鈴、熊スプレー、あるいは音を出せるラジオなどは「必須装備」として準備すべきだったと強く実感しました。
軽さとスリムな収納性が魅力。重量わずか100g。エンジンガードバッグにも難なく収まり、バイクを降りてからすぐに取り出して使える。
まとめ・これから東北へ行く人へのアドバイス
「東北は、自然の懐そのもの。」今回の旅で痛感した結論です。
これから東北一周を目指すライダーへ、私なりのアドバイスを送ります。
自然にお邪魔する「覚悟」を持つこと

岩洞湖のように、景色もロケーションも素晴らしいキャンプ場が東北には点在しています。
しかし、そこは野生動物のテリトリーでもあります。
熊の出没情報や急変する天候には常にアンテナを張り、万が一の際の「避難場所」を事前に確認・確保しておくことが極めて重要です。
バイクの場合、車のように車内に逃げ込むことはできません。
状況次第では、宿泊を断念し「撤退する勇気」を持つことが、命を守る防御策となります。
「急がば回れ」はツーリングの真理。そして「Googleマップ」を盲信するな

最短距離や近道に惑わされず、冷静に状況を判断することが結果として最も安全な旅に繋がります。
主要国道が土砂崩れで一瞬にして封鎖されることは珍しくありません。
最短ルートに固執せず、「迂回路」を進むことも辞さない柔軟な姿勢こそが、最良の選択を引き寄せます。
ここで注意したいのは、Google先生もあてにできないことがある、という事実です。
今回のような災害時には、ナビが通行止めをリアルタイムに反映しきれていないケースが多々ありました。
実際の道を目で見て判断するのはもちろん、設置された道路標識を意識して確認すること。
さらに、必要であれば道路の所轄官庁(開発局や土木事務所)に直接問い合わせるなどの確認作業が、今回は非常に役に立ちました。
デジタルに頼りすぎず、確実な情報を自ら取りに行く泥臭さが、窮地を救ってくれることがあります。
「名湯」ほど、事前の時間管理が勝負を分ける

今回の旅では各県の温泉ミッションを完遂できましたが、改めて「事前情報の把握」の重要性を痛感しました。
例えば、岩手の鉛温泉「白猿の湯」は立ち寄り入浴の時間が厳格に決まっています。
また、乳頭温泉郷も各宿ごとに営業日や時間が異なり、断念せざるを得ない場面もありました。
悪路をひた走り、ようやく辿り着いた山奥で「入浴不可」という事態は、旅の苦い思い出にはなりますが、効率的に名湯を巡るなら、事前の営業時間チェックは必須項目です。
最後に
東北の道は素朴さがあり、時にはやさしく時には厳しく、そして何度訪れても新しい発見があります。
雨に打たれ、雷鳴やクマの影に震える夜も、
霧の向こうに消えそうな道も、土砂崩れで立ちはだかる道も、
すべてはこの大地と一体になるためのプロセス。
たとえ予定が狂ったとしても、その先出会う人や、景色や、キャンプ場がすべての苦労を最高の報酬に変えてくれます。
さあ、まだ見ぬ東北が、あなたを待っています。
全てのライダーに向けて。グットラック。







