3日目(日) 晴れ | 目的 | |
6:50 | ホテル発 | |
9:30 | 嘉陽共同店 | 買い出し |
10:00 | ちむどんどん西山原バス停 | 『ちむどんどん』ロケ地 |
嘉陽層の褶曲 | 国指定天然記念物 | |
11:00 | 新川ダムキャンプ場 | キャンプ場 |
16:00 | ステーキハウス88Jr. 美里店 | 1,000円ステーキ |
16:55 | 中城城跡 | 観光 |
18:00 | 美浜タウンリゾート・アメリカンビレッジ | 観光 |
18:30 | サンエー那覇メインプレイス店(スーパー) | 買い出し |
18:55 | ホテル着 |

3日目。朝6:00起床。
天気は晴れ。この日も絶好のキャンプ日和である。
本日のモーニングブッフェはカレー。
朝から元気もりもり。
午前中の体力パラメータを満タンに充電。

ホテルのフロントのひとに「いってらっしゃいませ」とあいさつを受けながら7:00きっかりに出発。
なんだか出勤する気分。いってきます。
本日のメインは北部東でヤンバルキャンプ。
海を味わったら次は山でしょ。
観光は沖縄本土に点在する城跡巡り。海中道路を通って伊計島へも行ってみたい。
お目当てグルメは沖縄てんぷらとステーキ。
主要なタスクは以上だが、どれだけこなすことができるかな。
昨日同様、国道58号線を北上。道中慣れたものだ。通勤しているみたい。
道の駅許田は本日素通り。
名護の手前から東へ、国道329号を通り、国頭郡を目指す。
さて、そろそろできたての沖縄てんぷらを調達するか。
グーグルナビでスーパーを探すが出てこない?代わりに表示されたのが『共同売店』??
コンビニ?商店?とにかく行ってみることにする。
共同売店?とは

共同売店とは、集落の住民が共同出資し、共同運営している沖縄特有の売店なんだそうだ。
スーパーと比べ異質な雰囲気…。引き戸を開けて恐る恐る入ってみる。


中に入る。
商品を売るスペースが店の半分。
もう半分は憩いの場?

なんかお店というには棚が少なく間の抜けた感じ。さながら地区の集会所のような雰囲気。
必要最低限のものしか置いてないようだ。目当てのてんぷらはおろか、総菜はなかった。
店員さんもいない。もしかして表でBBQやってた人かな。
店員さんには見えなかったが…。

「こんにちは。すみません、ここ(共同店)ってなんですか??」
「小さい売店。買い物に行けない人のために集落で集まって運営してるんだよ。」
街で買って来たものを陳列しているので手間賃がプラスされているのだそうだ。
「消費税?ないよ。それより割高になってるからね。」
「こちらでてんぷら買おうと思ったんですが、総菜とかも置いてないんですか?」
「今日はないんだよね。この先いくんだったら『奥共同店』てのがあるよ。そこならあるんじゃないかなぁ。そうそう、これ売り物じゃないんだけど味見してみる?ハイケイだけど。」
ハイケイ?はて?
ハイケイとは『廃鶏』と書くらしい。卵が産めなくなった鶏のことだという。
「名前は悪いけど、意外とね、こっちのほうが好きって人も多いんだよ。」

ちょっと味見させてもらった。
噛み応えがあり、噛むほど旨味が口中に溢れ、旨い。
廃鶏だなんて、あんまりな名前だと思った。
「ごちそうさまでした。美味しかったです。色々ありがとうございました、それでは行きます。」
バックミラーに手を振ってくれる姿が見えてこころがほかほかした。
今ではみんな車を持っているため、共同売店の存在意義が問われているのだという。
独特な文化に触れることができた。
「いずれなくなる文化だよ、」といっていたのがなんだかさみしく聞こえた。
ちむどんどんロケ地巡り
店をでてすぐのカーブに学校の校庭が見えた。
沖縄の学校かぁ、と素通りするところ、あれ?初めてなのになんか見覚えがあるような風景…。
Uターンして戻る。

NHKの朝ドラ、ちむどんどんに出てた学校では?!
そういやさっきの共同店ってのもテレビで出ていたような気がする。
グーグルマップを見てみると、『ちむどんどん西山原バス停』という場所を見つけた。
こんなにモロ、ドラマの名前がでてくるんだ。ははは。
そんなに熱心に見てたドラマじゃなかったけど、ここまできたなら行ってみるか。
ナビをセットし立ち寄ることにした。
ちむどんどんロケ地巡り 西山原バス停

国道331号を北上。進行方向右側に集落に入る一本の道を入った。
目的がないと立ち入ってはいけないような雰囲気。

ん、ここかな。
手書きで書かれた看板を曲がる。

ひたすらまっすぐで何もない道。
一つ目の十字路に赤いベンチが置いてあった。

あまりにも印象的な場所。主人公がバスに乗って兄弟が追っかけるシーンね。

ベンチにヒロインの色褪せた写真が貼ってあった。
もうちょっとなんとかならなかったのか…。

辺りは本当に何もない。草と道。
あのドラマで感じた時代感は現在でも変わりがないのでは、と思う風景であった。
嘉陽層の褶曲 国指定天然記念物

せっかく来たので、集落とはどんなものか。軽くバイクで流してみる。
人がいない。人気(ひとけ)もない?共同売店はあるみたいだが、閉まっている。
バイクのエンジン音だけが響いていて、申し訳なく思ってしまう。


なんとこの近くに国指定の天然記念物があるというので行ってみることに。
集落を抜け、海へと続く道を下る。結構荒れた道。
どうやら海岸沿いにあるらしい。
海岸に出た。
打ち上げられたゴミがたくさん。
パンクしないか心配だ。
『天然記念物』、それを表す標識はない。
果たしてどれのことなのか???


これか!?
褶曲とは、平らだった地層が圧力を受けて重なり曲がること。
沖縄島の成り立ちを感じることができる場所。
でも、どうも国指定の天然記念物の扱いをされていない感じがするんだよなぁ…。
かながな~広場(新川ダムキャンプ場)
だいぶ寄り道をしてしまった。
パインが大好物です。時間が押していたので残念ながら素通りを覚悟する。→

鬱蒼とした道をひたすら進む。左側にはフェンスがある。基地があるのか。
そしてキャンプ場に到着!
ソーキソバを作って食べ、やんばるキャンプを存分に楽しんだ。



時刻は14:00。結構時間を喰ってしまった。
海中道路、伊計島は行けそうもない。予定が大分変更になりそう。
とりあえずステーキは押さえておきたい。お腹いっぱいだが無理してでも食べたい。
ステーキ屋に照準を合わせ、いざ出発。

ん?鳥?見たことない動物注意の標識。
ヤンバルクイナ?
え、出るの??
国頭東線を走る。ふと海のほうに続く道を入ってみた。
地図には載っていない絶景の場所を発見。
どうやったらあの浜辺にいけるのだろう。
こんな景色と出会えるのもバイク旅の醍醐味である。

沖縄ステーキ ステーキハウス88Jr.

沖縄にきたならステーキは外せない。
タイトな日程上、食べるなら今しかない。
ステーキハウス88Jr.美里店に立ち寄った。

店内はアメリカンな雰囲気。
安い。1,000円台のメニューが看板商品か。
焼き加減は選べないが、量が多そうなカットステーキを注文。

スープ、サラダ、ライスは食べ放題!
ステーキと合わせると凄いボリウムだ。



ステーキはまずまずの味わい。
卓上にあるオリジナルソースで味変して楽しむ。
1,000円でこれだけ食べれりゃいうことない。
ところでステーキハウス88と88Jr.の違いって、なんだ?
店員さんに聞いてみた。
「88は高価格帯で提供しており、主に観光客の利用が多いですね。
地元の人たちはこちら(88Jr.)を利用される方が多いです。」
沖縄の人たちに支持されるJr.でステーキを味わうことができた。
中城城(ナカグスクジョウ)跡

なんて読むの?
× なかじょうしろ
× なかじょうじょう
〇 ナカグスクジョウ
グスクとは沖縄では『城』という意味らしい。
城跡ということで期待はしていなかったが、初めて来たら圧巻の大迫力!

人工物とそれを彩る緑の植物。
ラピュタに出てきそうな風景。


5~9月を除く冬季は受付が17:00まで。
閉館間際で滑り込み。
30分小走り弾丸で見て回れた。
17時手前に入ると人が少なくておススメ?
アメリカンビレッジ

沖縄県の中部、北谷町美浜区。
ここにアメリカのような世界を味わえる場所がある。

アメリカナイズなカフェ、レストランやショップが集まっている。
ビーチもあるらしい。

ミリカジ店でショッピング。
海を見ながら優雅にステーキ…。
だがキャンプと並行した沖縄弾丸旅行にそんな余裕はなかった。
スーパーカブでちょっと街並みを流して走る。
それだけでも異国の気分を味わえた。
3日目 反省会

もはやルーティンとなった夕刻のスーパー買い出し。
沖縄名物タコライスを半額でゲットした。
そして今夜もホテルでもらえるオリオンビールで乾杯。
さて本日の振り返り。
- 沖縄北部でドラマちむどんどんの聖地巡り。北部はスーパーやコンビニはない。
代わりに共同売店という独自の営みを知ることができた。 - 新川ダムキャンプ場。やんばるキャンプを堪能。
ソーキソバはスーパーの材料で十分楽しむに足りうると悟った。 - ステーキハウス88Jr.。安くてボリウム満点。沖縄で気軽にステーキを食べたいならココ。
- 中城城跡。城跡となめていたが、石垣でできた砦の迫力は見ごたえあり。特にラピュタ好きにはたまらない感覚を覚えるおススメの場所。
- アメリカンビレッジは人が多い。雰囲気だけ味わうならバイクで流すだけでも十分。
寄り道しまくりで本日も予定通りに進まなかった。
うるま市に行き、天ぷら専門店→勝連城跡→海中道路→伊計島 も計画していたのだが断念。
明日は南部を攻める。