【宮崎県】高千穂観光の最適解!仲山城跡キャンプ場:日向灘の絶景から神話の里へ。〜九州一周キャンプツーリング #8〜

※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています
青空の下、緑豊かな芝生のキャンプ場から見下ろす高千穂の町並みと遠くの山々。左手には木造の東屋と、その傍らに一張りのソロキャンプ用テントが設営されている。 キャンプ場情報
「城主の視界」。仲山城跡キャンプ場から望む高千穂のパノラマビュー。

宮崎市内のホテルで英気を養い、再起動完了。
九州一周キャンプツーリング、後半戦への気合は十分満たされた。

ただ一つ問題は、ここから先の野営地がまだ白紙。

かつて地元のサーファーに教わった秘密の海岸へ向かうか、それとも未踏の無料サイトを開拓するか…。 最悪、前世話になったキャンプ場を訪問するか…。

そんな思案に耽っていた矢先、スマホから突如として高波・津波警報のエリアメールが鳴り響く。

「海沿いは避けるべきか」 そう直感したが、今回の旅において「宮崎での野営」は外せないミッション。

「安全に、かつ先へ進むのにふさわしい場所はないか?」
スマートフォンの地図上で探し当てたのは、高千穂にある気になる名前のキャンプ場。

その名前に強く惹かれ、即座に電話を入れると予約は無事に完了。

日向灘を北上し、絶景を繋ぎながら神話の里・高千穂へと向かう—。
最高に完璧な「譜面」が完成したかに思えたが…。


そんなこんなでたどり着いた『仲山城跡キャンプ場』での一夜と、
そこに至るまでののツーリングの記録をここに綴ります。

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  1. 仲山城跡キャンプ場の魅力
    1. 高千穂観光の絶好の拠点
    2. 設備と利用のしやすさ
    3. 町並みを一望できるパノラマビュー
  2. 仲山城跡キャンプ場 基本データ
  3. 仲山城跡キャンプ場 予約はどうする
  4. 仲山城跡キャンプ場 サイトの様子
    1. サイトの様子
    2. 設営のポイント
      1. 絶景を狙うなら「北側」
      2. 搬入のしやすさなら「南側」
      3. 日差し対策と東屋の活用
  5. 仲山城跡キャンプ場 施設の様子
    1. 仲山城跡キャンプ場 管理棟
    2. 仲山城跡キャンプ場 炊事棟
    3. 仲山城跡キャンプ場 トイレ
    4. 仲山城跡キャンプ場 シャワー室
    5. 仲山城跡キャンプ場 灰捨て
    6. 仲山城跡キャンプ場 ゴミはどうする?
    7. 仲山城跡キャンプ場 その他施設
  6. 高千穂観光の最適解!仲山城跡キャンプ場体験レポ:日向灘の絶景から神話の里へ。
    1. 【道中編】日向灘から神話の里へ。標高350mの「天空の城」を目指して
      1. 「叶」の場所に旅の安全を託して
      2. 4度目の九州で見つけた「新たな絶景」
      3. 『元祖チキン南蛮』の正体とは…?
      4. 背筋が凍る恐怖「能面の女」
      5. 高千穂ミッション
    2. 【滞在編】絶景パノラマと、この地だからこそ叶う「夜神楽」体験。高千穂を遊び尽くすベースキャンプ
      1. 赤ペンで描かれる旅の地図。管理人さんは高千穂のコンシェルジュ?
      2. 仲山城跡キャンプ場 場内散策
      3. 極上の冷やしソーメンと、変わり果てたガリガリ君。
      4. 夜神楽への誘い。神話の里が魅せる、神と人の「場外乱闘」
      5. 天空の城で満天の星空
      6. 仲山城跡キャンプ場 撤収
  7. 【まとめ】高千穂観光のベスト拠点、仲山城跡キャンプ場。夜神楽へのアクセスと絶景のフィールド
    1. 実際に泊まって感じた「よかったところ」と「気になったところ」
    2. 最後に

仲山城跡キャンプ場の魅力

  • 高千穂観光の絶好の拠点
  • 町並みを一望できるパノラマビュー
  • 設備と利用のしやすさ

高千穂観光の絶好の拠点

高千穂峡

このキャンプ場最大の武器は、高千穂にある主要な観光名所への圧倒的なアクセスの良さです。

高千穂峡まで車で約5分という距離は、混雑前の清々しい早朝を狙うのに理想的な距離感です。

さらにこの地で宿泊するからこそ叶う「夜神楽」の鑑賞においても、終演後すぐにテントへ戻れる至近の立地は、旅人にとってこれ以上ない恩恵をもたらしてくれます。

設備と利用のしやすさ

仲山城跡キャンプ場 

全面芝生のフリーサイトは平坦で設営しやすく、キャンプに必要な設備も過不足なく完備されています。

利用料もリーズナブルに設定されており、ソロでもファミリーでも安心して過ごせる、非常にバランスの良いキャンプ場です。

町並みを一望できるパノラマビュー

キャンプサイトからの風景

城跡を利用した設営場所からは、高台ならではの開放的な景色が広がります。

標高約350mに位置するサイトからは、眼下に広がる穏やかな町の夜景や、条件が良ければ盆地に広がる雲海が見れるそうです。

ところで仲山城跡ってなあに?



ここはかつて高千穂峡を治めていた伝説の人物、「高千穂太郎」の城があったとされる場所だそうです。

現在はキャンプ場として親しまれていますが、園内には城の遺構が今も残っており、歴史の息吹を感じることができます。

高千穂町内を一望できるその立地は、かつてこの地を治めた者が眺めた景色そのもの。

神話と歴史が交差する、高千穂ならではの特別なロケーションです。

仲山城跡キャンプ場 基本データ

訪問年月2025/7晴/晴
名称仲山城跡キャンプ場https://takachiho-kanko.info/stay/33/
場所〒882-1103 宮崎県西臼杵郡高千穂町向山440−1090-3070-2274
業態民営
ロケーション山間、高台城跡
サイトフリーサイト芝    硬 □□☑□□ 柔
サイト規模中規模約15〜20張程度
車両乗り入れ不可駐車場サイト横至近
営業期間通年
予約方法電話
in / out13:00~/~10:00管理人さんと電話で調整
料金(利用プラン)2,000円
(内訳)使用料1,000円
入村料高校生以上 1,000円
駐車料金なし。
管理棟
売店 なし
レンタル あり
薪 ありミックス 1,000円
設備トイレ:1ヵ所水洗洋式
風呂:なし/シャワー:ありシャワー無料
炊事棟:1ヵ所
灰捨て場:なし
その他施設:あり木製ブランコ、東屋
ごみ持ち帰り
直火の可否不可要 焚き火台、焚き火シート
(焚き火芝生内不可、砂地のみ可)
薪の調達状況可 易 □□□□☑ 難
電波状況普通※楽天モバイル  
客層(主観)ソロ □☑□□□ ファミリー
獣・虫シカ、イノシシ※聞き込み情報
場内路面状況未舗装路
買い出しスーパーマーケットAコープ 高千穂店 約3.6km
コンビニヤマザキYショップ興梠酒米店 約3.0km
温泉天岩戸の湯約9.8km

仲山城跡キャンプ場 予約はどうする

仲山城跡キャンプ場の予約は、管理人さんの携帯電話へ直接電話する、というシンプルなスタイルです。

※管理人さんが個人の携帯で対応されているため、早朝や深夜の連絡は避け、常識的な時間帯(9:00〜18:00頃)にかけましょう。

仲山城跡キャンプ場  090-3070-2274

仲山城跡キャンプ場 サイトの様子

全面芝生のフラットなフリーサイトです。

サイトの様子

  • 全面芝生のフラットなフリーサイト
  • パノラマビューのロケーション
  • 車両の乗り入れ不可
  • 日陰は少ない
仲山城跡キャンプ場 サイトの様子

サイトは東西に細長く広がる全面芝生のフラットなフリーサイトです。
大きな凹凸がほとんどなく、初心者の方でも設営場所に迷うことはありません。


北側は切り立った崖のようになっており、標高約350mから高千穂の町並みを一望できる絶景パノラマビューが広がります。

一方、南側にはサイトの境界を示すブロックが置かれており、そのすぐ外側が駐車スペースとなっています。

入口から管理棟までの導線。右側のブロックがキャンプサイトとの境界。ブロックの近くまで寄ってバイクを止めることができる。

車両の乗り入れは不可で、駐車した場所から搬入出となります。


駐車場からサイト北側の切り立った縁までは約20m程と距離が短いため、
他の乗り入れ不可のキャンプ場と比べたら荷運びのハードルは低いほうです。


場内は全体的に開けており、日陰が少ないのが特徴です。

特に北側沿いは景色が良く見える反面、日差しを遮るものがありません。
南側には木が点在していますが、その木陰を西日を遮るために使うか、それとも朝日を遮るために使うかによって設営位置を考える必要があります。
基本的には、時間帯を問わず快適に過ごすなら、タープを張るのががおすすめです。

サイト中央から東側の様子。
サイト中央から西側の様子。
地面の様子。ペグの入りは良好。

設営のポイント

仲山城跡キャンプ場で快適に過ごすための、場所選びのポイントをまとめました。

絶景を狙うなら「北側」

サイトの北側の景色。遮るもののないパノラマビュー。

サイトの北側は切り立った崖のような地形になっており、遮るもののないパノラマビューを楽しめます。

特に木製のブランコがある周辺は、テントの中から高千穂の町並みや雲海を眺められるポイントとして非常に人気が高いスポットのようです。

見晴らしがよく人気があるのがこのブランコ周辺とのこと。

搬入のしやすさなら「南側」

サイトの境界を示すブロックが置かれている。ブロックの外側が駐車スペース。

車両の乗り入れはできませんが、南側は駐車場と隣接しているため、荷物の運び入れが最もスムーズです。

重い装備が多い場合や、移動の手間を最小限に抑えたい方は、こちらがおすすめです。

日差し対策と東屋の活用

場内は非常に見晴らしが良い反面、遮蔽物が少なく日陰があまりありません。

タープがなければ、場内にある東屋(あずまや)をうまく活用できる位置に陣取るのが賢明です。
東屋の近くに設営すれば、設営後、撤収時に直射日光からすぐ避難できます。

ただし、東屋はあくまでキャンパー全員の共用スペースです。
荷物を広げすぎたり、長時間独占したりといった過度な占有は控え、譲り合って利用しましょう。

仲山城跡キャンプ場 施設の様子

設備面は一通り揃っており、サイトからの動線も使いやすい構成です。
なかでもシャワーが無料で利用できる点は特筆すべきメリットと言えます。

仲山城跡キャンプ場 場内MAP作成

仲山城跡キャンプ場 管理棟

仲山城跡キャンプ場 管理棟

受付は管理棟のサッシ扉を開けて管理人さんに予約名を伝え、必要事項の記入と利用料金の支払いを行い完了です。(※現金のみ)

管理棟内。山小屋のような雰囲気。観光案内MAPに管理人さんが書き込みを加え詳しく周辺スポットを教えてくれる。

その際に管理人さんの見地より、周辺の買い出しや観光スポットを詳しく教えてもらえるのも嬉しいポイントです。

販売品は特にありませんが、薪(ミックス)が1,000円で販売されています。

一束 1,000円。

仲山城跡キャンプ場 炊事棟

仲山城跡キャンプ場 炊事棟

屋根付きなので雨天時でも便利です。

水道の蛇口にはホースが取り付けられており、大きなキャンプギアなど角度を変えて流す際にも重宝します。
シンクは浅めで広々としており、調理器具や食器をまとめて洗いやすい設計です。
さらに、タワシや洗剤が備え付けられているのが嬉しいポイントと言えます。

水道とながし。

洗い場の向かい側には釜土が整然と並んでいます。

反対側には釜土が並ぶ。
炊事棟の一角に薪ストーブもあり。

仲山城跡キャンプ場 トイレ

手洗い場に鏡はありませんが、水受けの周囲や窓枠の下にわずかなスペースがあり、コンタクトレンズの容器や洗顔用品などの小物を一時的に置くのに便利です。

手洗い場の様子。石鹸があるのが嬉しい。

また、トイレの建物外にも水道が設置されているため、炊事棟が混雑している際でも、ちょっとした手洗いや洗顔をスムーズに済ませることができます。

外にシンク付きの水道が備え付けられている。

男女別のトイレは水洗の洋式。バリアフリートイレはありません。

水洗洋式便座。

仲山城跡キャンプ場 シャワー室

シャワー室はトイレ棟内に併設されています。

なんと24時間、無料で利用できます。

24時間無料で使えるシャワー室。

仲山城跡キャンプ場 灰捨て

仲山城跡キャンプ場では、直火は一切禁止されています。

焚き火台を使用する場合でも、芝生の上での焚き火はNGとなっており、設営場所付近の砂利地を選んで行う必要があります。

もし焚き火を熱源として煮炊きをしたいのであれば、設備が整った炊事棟の釜土を利用するのが確実でスマートな選択です。

また、場内には灰捨て場が設置されていません。
燃え残った灰や消し炭はすべて持ち帰ることがルールとなっているため、あらかじめ火消し袋を用意しておくのが無難です。

仲山城跡キャンプ場 ゴミはどうする?

仲山城跡キャンプ場では、ゴミはすべて持ち帰りです。

仲山城跡キャンプ場 その他施設

その他施設としては、キャンプサイト内に東屋と見晴らしがよい場所に木製のブランコがあります。

東屋
絶景を見ながらのブランコ
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高千穂観光の最適解!仲山城跡キャンプ場体験レポ:日向灘の絶景から神話の里へ。

仲山城跡キャンプ場 設営の画。

宮崎市内のホテルで迎えた朝。
6日間連続のキャンプ泊で蓄積していた疲労は、すっかりリセットされました。

九州一周ツーリングもいよいよ後半戦。心身ともにフル充電を完了し、再始動への準備は万端です。

しかし、唯一の懸念材料は、今夜の野営地がまだ決まっていないことでした。

以前の旅で地元のサーファーから教わった秘密の海岸へ向かうか、あるいは未踏の無料サイトを開拓するか…。うーん。

ルート選びに頭を悩ませていたその時、突然スマートフォンのエリアメールが鳴り響きました。

画面に表示されたのは、予期せぬ「津波警報」の文字。

海沿いはやめておくか…。

海沿いにテントを張るのは、リスクが高い…。とはいえ、今回の旅の行程において「宮崎での野営」は、どうしても外せないミッション。

安全を第一に考えつつ、次なる目的地へと駒を進めるのにふさわしい場所はないか—。

『仲山城跡キャンプ場』?

地図アプリを頼りに探し当てたのは、高千穂に佇む一つのキャンプ場でした。
その名前に強く惹かれ、すぐさま入れた電話で予約は無事に完了。

宿営地が決まったことで道中のツーリングルートも一気にプロットされ、ようやく「旅の譜面」が完成しました。

日向灘を北上し、内陸へと舵を切る。高千穂の絶景と文化に触れるキャンプツーリングの記録と「城跡」のキーワードが気になる仲山城跡キャンプ場での一夜を綴ります。

※道中の宮崎市~日南海岸~高千穂までのツーリングの様子を共に辿りたい方は、このまま下へ読み進めてください。

キャンプ場の詳細・滞在の様子をすぐに見たい方は以下のリンクから、ジャンプできます。

👉【滞在編】絶景パノラマと、この地だからこそ叶う「夜神楽」体験。高千穂を遊び尽くすベースキャンプ

↑前日のようすはこちら。

【道中編】日向灘から神話の里へ。標高350mの「天空の城」を目指して

宮崎市内のホテルを飛び出し、国道10号を北上する。

まず目指すのは『クルスの海展望台』だ。昨晩、焼き鳥屋で相席した旅人に勧められた場所である。

うわぁ、どれもすごく気になるメニュー…。でもまだ昼前なので今回はスルー。

海はまだ穏やかだ。視界には青い空と青い海がどこまでも続く。
ナビの案内に従い、岬の方へとV-STROMの駒を進めた。

専用の駐車場に滑り込み、バイクを止めようとした瞬間にヒヤリとした。
路面が斜めになっており、危うく立ちごけしそうになったのだ。
必死の踏ん張りが利き、辛うじて難を逃れた。危ないところだった。太ももがピリピリする。

「叶」の場所に旅の安全を託して

駐車場にある看板に『願いが叶うクルスの海』と書いてある。

「ははは、出た出た」と、観光地特有のフレーズに少し苦笑いする。

先へ進むと真っ白い鐘が、突いてくれと言わんばかりに佇んでいた。

クルスの鐘

不審者に見られないよう念のため周囲を見渡し、誰もいないことを確認してから綱を振る。
カーン、と予想以上に甲高い音が岬に響き渡った。

男一人で突くのは少々はばかられマス。

目の前には高台から見る海の景色が広がっていた。思わずサザンクロス…、と口をついた。

願いが叶うクルスの海

ふと足元の案内板に目を落とすと、入り組んだ岩礁が「叶」という漢字に見えるのだと書いてあった。

文字通りの 『叶』場所。

文字通りの「叶う」場所だと理解した途端、真剣に願い事をすることにした。

「おんあぼきゃべいろしゃのう…この旅が、無事に終わりますように…ぶつぶつ。」

願いが叶うクルスの海

4度目の九州で見つけた「新たな絶景」

続いて、近くにあるという『馬ヶ背展望所』へ向かった。

前情報もなく訪れた駐車場には売店があるばかりで、どうやらここからは徒歩のようだ。
ブーツで歩くのは少々億劫だが、せっかく来たのだからと山道を進む。

たどり着いた先には、予想だにしないダイナミックな光景が待っていた。

狭い入江から青い海を覗くような景色
打ち寄せる波しぶき

狭い入江に打ち寄せる波の迫力。

展望スペース『スケルッチャ』。ここに立つと、足元が透明になっており、断崖絶壁の真上に浮いているような感覚に陥る。

透明の床。こわ…。

そこで気になる看板を見つけた。「日向岬展望台」?。

これ以上の時間と体力のロスは避けたいという思いがよぎったが、しぶしぶ案内板に従い歩みを進める。

すると、視界が開けた瞬間に思わず目を見開いた。

日向岬展望台

そこには、言葉を失うほどの絶景が広がっていた。

海を見て右側
こちらは左側のようす

旅をしていると、なんとなく訪れた場所が、とてつもない景色に出会わせてくれることがある。

九州一周はすでに3周を経験し、今回が4度目。

主要なスポットは既知ゆえに色褪せて見えることもあるが、こうした新たな発見が旅を鮮やかに塗り替えてくれる。

予期せぬ出会いに大満足し、私は次なる目的地へ向かう。もと来た山道を戻った。

日向岬展望台
※ここへ向かう途中に馬ヶ背展望所がある

『元祖チキン南蛮』の正体とは…?

馬ヶ背駐車場へもどると12:30を回っていた。

ここで宮崎グルメのランチを堪能しておきたい。
ご当地うどんの「天領うどん」か、それとも王道の「チキン南蛮」か…。
迷いながら見つけたのは『元祖チキン南蛮』の文字。今自分が求めていたのはこれだ!

しかし、昼の部は13:45で終了するという。
延岡まで間に合うか。
この旅ではお馴染みとなったタイムアタックのゴングが鳴った。

そういや津波はどうなった?

 『元祖チキン南蛮 直ちゃん』へ到着

13:30、なんとか滑り込みセーフで到着。
入口前には2〜3組が待っている。

この手の店は、13:45までに入店すればいいのか、あるいは既に受付終了なのかが運命の分かれ道。
恐る恐る店員さんに声をかけると、「大丈夫ですよー」と気さくな返信。ほっと胸をなでおろす。

カウンターに座り、品書きに『元祖チキン南蛮』の文字を確認。迷わず注文した。
キンキンに冷えたお冷が、日差しに晒された身体に染み渡る。

運ばれてきた『元祖』は、見慣れたチキン南蛮とは趣が異なっていた。
タルタルソースはなく、見た目はそっけないほどシンプルなチキンカツのようだ。

一口運ぶと、くにゃりとした独特の食感が広がる。
カツでは、ない…?

「サクッ」ではなく「くにゃり」?

卵を纏わせて揚げてるような…、とにかく不思議な食感だった。
その衣には、甘じょっぱいタレがたっぷりと染み込んでいる。

これが、元祖。

聞けば、そもそも初期のチキン南蛮にはタルタルソースは乗っていなかったらしい。
衣は予想通り、卵を使って仕上げているとのことだ。(これは自分でもいい勘だったと自画自賛。。)

なるほど、これはこれで趣深いが、個人的にはやはりタルタルが恋しくなってしまう。

個人的に特筆すべきはセットの味噌汁だ。
これが格別に旨い。

出汁を訊ねると、椎茸でとっているのだという。滋味深い味わい。

店を出ると、看板はすでに「準備中」に切り替わっていた。
間一髪、元祖チキン南蛮を食すというミッションを完遂できた。

元祖チキン南蛮 直ちゃん
元祖チキン南蛮定食(大盛) 1,150円


延岡から進路を西へ取り、いよいよ山道へと分け入る。

先ほどまでの海景色とは打って変わり、視界には深い川や渓谷が飛び込んでくる。エメラルドグリーンに澄んだ水面が実に美しい。

いい景色だ。

ふとメーターに目をやると、ガソリンの残量が心もとなかった。
道沿いにぽつりぽつりと現れるスタンドはどれも価格が高く、高千穂に近づくにつれてさらに高騰していく。
しまった、せめて延岡で給油しておくべきだったか…、と後悔がよぎるが、今は先を急ぐしかない。

ガソリンの減りを気にしつつ、夕方近くにようやく高千穂へ到着した。
キャンプ場へ向かう前に、せっかくの機会なので主要スポットを観光することにする。

背筋が凍る恐怖「能面の女」

おぼろげな記憶を頼りに天岩戸神社を目指すが、バイクと案内されたのは東本宮の駐車場だった。

天岩戸神社 第2駐車場到着。ここがバイク専用駐車場のようだ。(無料)

バイクを止めると、鳥居の横に赤い頭巾をかぶった白い能面の人形がこちらを向いている。

なんと不気味な…。この手の顔つきは、どうも苦手だ。

「29番、鈿女(うずめ)」と書いてある。

29番、鈿女(うずめ)

29番ということは、少なくともあと28体はこうした人形がいるということなのだろうか…。
夜にここを訪れていたら、と想像すると計り知れないほどに怖い。

視線を避けるように参道を上がると、東本宮が現れた。

天岩戸神社 東本宮

素朴ながらも神聖な空気が漂っている。

さらに奥へ進むと、まっすぐ天を突く「七本杉」と呼ばれる杉が姿を現した。

「七本杉」 1、2、3、4…、7本ではなく9本?

静寂の中に立つその巨木に、しばし言葉を失う。

さて、目当ての「天岩戸」へはどう行くのか?。

近くまで来ているはずだが、どうやらここからはアクセスできないらしい。
地図を再確認すると、かつて訪れた記憶にあるのは「天安河原(あまのやすかわら)」だったことに気づく。

踵を返してバイクへ戻り、階段を下りきろうとしたその時、あの鈿女と目が合った?

えッ?!なんでこっち向いてるの…。

ぞっとした。身体全体にぞわぞわと鳥肌が立っていくのを感じる。

え…? なんで、こっちを見ているの? さっきは確かに駐車場にいた私を見ていたはずだのに…。

気を落ち着かせようと、カメラの記録を確認したらやはり駐車場のほうを向いていた?

背筋が凍るような心地。

突然音楽が鳴り響き「うきききき…」という機械音にビクっ!!人形がゆっくりと回転した。

…なんだ、自動で回るのか。危うく恐怖映像の当事者になるところだった…。

天岩戸神社 第2駐車場
※無料

高千穂ミッション

天安河原は、凄まじい人だかりだった。
ぞろぞろと歩くその姿は、まるで礼拝に向かう殉教者の群れのようにも思える。

ぽっかりと口を開けた洞窟に佇む鳥居。
そう、かつて見たのはこの景色だ。
河原を埋め尽くす積み上げられた石を崩さぬよう、慎重に足を進めて参拝を済ませた。

天安河原

この時点でガソリンメーターは最小目盛で点滅を始めていた。

しかし、最後にもう一箇所だけ、高千穂ならではの景色を見ておきたい。
給油は明日に回すこととし、高千穂峡へと向かう。

高千穂峡 バイク専用駐車場

ここはすぐ近くにバイク用の無料駐車場があるのがありがたい。
観光客の合間を縫うように滑り込み、峡谷を覗き込む。

狭い岩壁の間を流れる川と、そこに浮かぶ小舟。

この象徴的な光景をしっかりと目に焼き付け、高千穂観光のタスクを完了とした。

高千穂峡


高千穂峡 バイク専用駐車場

※無料

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【滞在編】絶景パノラマと、この地だからこそ叶う「夜神楽」体験。高千穂を遊び尽くすベースキャンプ

高千穂峡を跨ぐ橋を渡り、その向こう側へと足を踏み入れるのは初めてのことだった。

道は暗く、急カーブの急勾配。

待ち受けていたのは、急カーブの直後に現れる、空へと突き刺さるような急勾配の狭い道。
先ほどまでの観光地の賑わいが嘘のように、こちら側には驚くほど車通りがない。

バイクのギアを落とし、グネグネと蛇行する道を一歩ずつ噛みしめるように上っていく。

さらに続く上り坂を越えた瞬間、不意に視界がひらけた。
そこには、山の斜面に張り付くように広がる青々とした棚田が、太陽の光を浴びて輝いていた。

段々になった棚田が現れてくる。

不意にキャンプ場の看板が目に留まる。
頭上に広がる空はいよいよ近く、まるでバイクのまま天空へと駆け上がっていくような錯覚に陥る。

よし、もうすぐだ。

右手に美しい芝生のフィールドが現れた。
そこから一本の砂利道がまっすぐ、管理棟と思われる建物へと伸びている。

ついに、今夜の宿営地へたどり着いた。

赤ペンで描かれる旅の地図。管理人さんは高千穂のコンシェルジュ?

管理棟らしき建物に足を踏み入れると、すぐ右側に管理人さんが座っていた。
電話で今朝予約した者であることを伝え、必要事項を記入して受付を済ませる。

気がかりだったガソリンスタンドについて尋ねると、おすすめの数か所を丁寧に教えてくれた。

それだけではない。観光マップに赤ペンを走らせ、
「買い出しならここがいい」「名物ならあそこがおすすめ」と、こちらの欲しい情報を先回りして提供してくれる。

その親身な対応に、長旅の疲れがふっと和らぐのを感じた。

ふとフィールドに目をやると、サイトにはテントが一つも立っていない。
「まさか、また完ソロか…?」 一瞬そんな考えがよぎったが、聞けばもう一組予約が入っているという。

少しだけ安堵しつつ、誰もいないうちに場内を散策することにした。

仲山城跡キャンプ場 場内散策

ここはサイト内への車両乗り入れは禁止されている。しかし、サイトを隔てる境界ブロックのすぐ側までバイクを寄せて止めて良いとのことだ。

実際に確認してみると、設営ポイントまでの距離はそのブロックを跨ぐだけ。

このブロックを跨げばテントサイトだ。

「乗り入れ不可」の響きに身構えていたが、これなら荷運びも楽勝である。

場内散策を開始する。

サイトは一面芝生、東西に長く広がっている。
エリアは目の前の一面がキャンプサイトだ。

中央の東屋(あずまや)を過ぎ、北側の崖っぷちまで歩みを進める。

そこから視線を投げれば、ぽつりぽつりと建つ家屋の向こうに、幾重にも重なる山の稜線がどこまでも続いていた。

場内一番人気と言われる木製ブランコの前に立つ。
なるほど、納得のロケーション。

しかし、サイト全体を見渡して気づく。
東側には木の影が落ちているが、西側はまだ西日がさんさんと降り注いでいた。

施設はわずかに近いが、陽当たり良好過ぎる。

今の心境は、ロケーションの感動よりも「いかに快適に過ごせるか」へと大きくシフトしていた。
幸い今日は私を含めてわずか2組。利便性の高い東屋の隣を今夜の拠点に決めた。

今夜のキャンプ地をこことする。

今は東屋が濃い日陰をつくっているが、明日は朝日が照りつけるだろう。ま、良しとしよう。

設営完了。因みにバイクからの距離感。

続いて重要インフラのチェックに向かう。

設備は炊事棟、トイレ、管理棟が一箇所にまとまっている。

「シャワー無料」と聞いていたが、どこにあるのか見当たらない。
トイレの周りを何度もうろうろしてしまったが、ようやく発見した。

全然気づかなかった…。

トイレ入り口のすぐ横、壁と完全と同化したドアの向こうがシャワー室だった。
用具室かと思った。これは初見ではまず分からない。

ライフラインの場所をすべて把握し、ようやく一安心。

極上の冷やしソーメンと、変わり果てたガリガリ君。

夕食にはまだ早い時間だが、明るいうちに晩飯の準備に取りかかることにした。

今回は買い出しには寄らず、パッキングの重量を減らす目的も兼ねて、ストックしていたそうめんを茹でることにする。

地味に重量あるのよね…。

ラウンドグリドルパンに湯を沸かし、手早く麺を投入する。

ラウンドグリドルパンはマルチに役立つ

茹で上がった麺を流水にさらして、しっかりと水を切る。

かろうじて塊がのこってた。

ここで、宮崎市内のホテルで分けてもらった氷が役に立った。かろうじて形を残していた氷の欠片と、そこから溶け出した冷たい水でめんつゆを割る。

一気に麺を喉へと流し込む。 旨い。
猛暑の中、火照った身体に冷たいそうめんがこれほどまで染み渡るとは。

暑い夏にはソーメンですね。

ふと、保冷バッグの隅に忍ばせていたガリガリ君の存在を思い出した。

キンキンに凍っていたはずのそれを、期待半分、不安半分で引き出してみる。手応えは驚くほど緩い。

袋の中ではアイスが完全に溶け切り、青い液体の中で一本の棒だけが所在なげにゆらゆらと揺れていた。

変わり果てた姿の元ガリガリ君

ガリガリ君はシャバシャバ君に姿を変えていた。

夜神楽への誘い。神話の里が魅せる、神と人の「場外乱闘」

管理人さんとの会話の中で、「せっかくなら夜神楽を見ていってはどうか」という提案があった。

チケットの事前手配などは億劫に感じてしまう性分だが、当日飛び入りでも参加可能だという。

時刻は18:30。高千穂に身を置きながらこの機会を逃す手はないだろう。
私は身軽になったV-STROMに跨り、再び下界へと舵を切った。

薄暗くなった高千穂峡を渡る難所を避け、迂回路を通って高千穂神社を目指す。

夜の神社は昼間とは打って変わり、底知れない神秘性を纏っていた。
参道の石段には両側のぼんぼりに仄かな灯がともり、誘われるように境内へと足を進める。

参道の石段

静まり返った境内の奥に、少しばかりの賑わいが見えた。

ネット予約もあったみたい。

無事に当日受付を済ませて神楽殿の中に入ると、そこはすでに大勢の観客で埋め尽くされていた。
前から3列目に空席を見つけ、そこへ滑り込む。

周りを見渡すと、皆が座布団を敷いていた。

近くの方に「その座布団はどこにありますか?」と尋ねると、「これはツアー会社が配ったものですよ」との答え。
なるほど、客席の9割以上はツアー客ということか。
座布団なしの身一つで座る私は、さながら部外者の飛び入りといった風情だった。

やがて烏帽子姿の男性がマイクを握り、歓迎の挨拶とともに夜神楽についての解説が始まった。
「お子様には少々刺激が強い内容でして…」という、どこかリスクヘッジを含んだ言い訳めいた説明に、会場からは苦笑と笑いが漏れる。

高千穂神楽とは
本来は秋から冬にかけて夜通し舞われる「夜神楽」だが、ここ高千穂神社境内の神楽殿では、毎晩20時から1時間、通年で公開されている。三十三番ある神楽の中から、代表的な4番(手杙・天鈿女・戸取・御神体)を鑑賞することができる。

手力雄(たぢからお)の舞

迫力ある太鼓の音に合わせ、面をつけた演者が舞台いっぱいに舞う。
そこで例の「鈿女(うずめ)」が登場した。

鈿女。なんか、怖いのよね…。


目が合うたびに、昼間の恐怖が条件反射となって身体をびくつかせる。

演目が後半に進むと、夫婦の神様が登場する『御神体(ごしんたい)の舞』が始まった。

これがいわゆる「場外乱闘」の始まりだ。

酒を造る仕草から始まり、やがて神様が客席へと降りてくる。
客に絡む男神を女神が嗜めるのだが、どう見ても男神は若い女性ばかりに抱きつこうとしている。
そのあまりに人間味あふれる俗っぽさに、会場は大きな笑いに包まれた。

迫力ある神々の痴話喧嘩…。

神聖さとユーモアが混ざり合う、見応え十分の1時間だった。

公演が終わり、すっかり真っ暗になった境内を下る。

夜の高千穂人神社

駐車場には街灯もなく、バイクの鍵穴を探すのにも一苦労した。
商店街はすでにシャッターが下り、町全体が深い静寂に包まれている。

闇の中に、自分のバイクのヘッドライトだけが鋭く伸びる。
ノーマルマフラーとはいえ、夜の町に響くエンジン音に申し訳なさを感じつつ、天空の宿営地への道を急いだ。

道は行きよりもさらに深い闇に包まれていた。
バイクの心もとない光だけを頼りに、キャンプ場へと駆け上がっていった。


高千穂神楽

当日受付 19:00から(空きがあれば)
拝観料 1,000円

天空の城で満天の星空

キャンプ場へ戻ると、テントが増えていた。
どうやら駆け込みでもう一組入ったらしい。

テントの目の前には、吸い込まれるような星空が広がっていた。
素朴な街明かりが、星々の輝きをより一層際立たせているようだった。

仲山城跡キャンプ場からみる夜景

昨日仕入れていたつまみを広げ、缶チューハイのプルタブを引き抜いた。

ふと傍らの温度計に目をやると、表示は26.4℃。この旅を始めて以来、間違いなく一番涼しい夜だ。

喉を鳴らしてちょっとぬるめのアルコールを流し込む。

…いい体験ができた。

今夜はぐっすり眠れそうだ。

心地よい疲労感と、夜神楽の余韻。
空になった缶を置き、私は吸い寄せられるように寝床へと潜り込んだ。

仲山城跡キャンプ場 撤収

翌朝、テントのジッパーを開けると、少しばかりの雲が残っていたが、空は晴れていた。

温度計に目をやると22.9℃。記録されていた最低気温は20.5℃だった。
夜中少し肌寒さを感じたが、連日の猛暑に晒されてきた身には、これ以上ないほど過ごしやすい気温だった。

最低気温は20.5℃だった。それにしても最高気温が43.2℃だったとは?ツーリング中か?

撤収作業に取り掛かる。

仲山城跡キャンプ場 撤収の儀

時間が経つにつれ、空からは雲が消え、鮮やかな青がその面積を広げていった。
他のキャンパーたちは早々にキャンプ場をあとにしていた。
気づけば広いサイトに、一人がぽつんと取り残されている。

軽い朝食。

残っていたクッキーをかじり、気合を入れる。 よし、行くか。

荷造り完了

サイトをあとにし、緩やかな下り坂の向こうに広がる青空へとバイクを向ける。
今日も今日とて、また新たな出会いが待っているはずだ。

私はアクセルをひねり、神話の里をあとにした。

今日も行きますか。

【まとめ】高千穂観光のベスト拠点、仲山城跡キャンプ場。夜神楽へのアクセスと絶景のフィールド

仲山城跡キャンプ場での一夜を振り返り、これからこの地を目指すソロキャンプライダーの皆様へ、私なりの実感を書き残しておきたいと思います。

実際に泊まって感じた「よかったところ」と「気になったところ」

  • 当日予約OKの懐の深さ
  • 使いやすいフィールドと圧倒的な展望
  • 高千穂観光へのアクセスが抜群

高千穂峡を背に、急勾配を駆け上がった先に待っていたのは、文字通り「天空」を感じさせる開放的なフィールドでした。

当日空きがあれば予約OKという懐の深さを持っており、風の向くままに進む旅人にとって、これ以上ない安心感を与えてくれます。

手入れの行き届いた使いやすい芝生フィールドと、駐車場に隣接した搬入出の手軽さは、荷物の多いライダーにとって大きな利点です。

そして、そこから眺める圧倒的な展望こそが、この場所の最大の魅力。
高台から見下ろす高千穂の山並みは見事で、夜には強すぎない街明かりが星空を際立たせる、まるでプラネタリウムのような場所でした。

さらに、高千穂観光へのアクセスが抜群であることも見逃せません。
特に、この地に宿泊しなければ叶わない「夜神楽鑑賞」を気軽に楽しめるのは、ここを拠点にした者だけの特権です。


真夏の直射日光

展望が良い反面、遮るものがあまりない高台ゆえに日当たりが非常に強く、日中はかなりの熱気がこもります。
真夏に利用する際は、タープを張るか、東屋(あずまや)付近の影をうまく活用するなどの工夫が欠かせません。

最後に

受付の際、管理人さんと少し話をすることができました。

聞けば、このキャンプ場が誕生して約20年。
もともとは棚田だった場所が廃田となり、しばらく放置されていた時期もあったそうです。

「このせっかくの城跡を、なんとか活かしたい」

そんな強い想いから、荒れていた土地を切り拓き、キャンプ場へと改装させたのだと教えてくれました。

今日、私たちが享受している素晴らしい展望や手入れの行き届いたフィールドの裏側には、想像もつかないほどの苦労があったに違いありません。

かつての城跡が、今では旅人が羽根を休める「天空の宿営地」として見事に息を吹き返している。
その成り立ちと管理人さんの情熱を知り、この場所がいっそう愛おしく感じられました。

またいつか、高千穂の地を訪れることがあれば。
その時もまた、こちらにテントを張り、神話の里の静かな夜に身を委ねたいと思います。

つづく。

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