【静岡県】轟音と静寂の狭間に。RECAMP 富士スピードウェイで特別な休日を

※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています
キャンプ場情報

サーキッド場でキャンプができる?!

国際格式のレーシングサーキット場である富士スピードウェイ。

100Rと呼ばれる長い右カーブのコースの内側に、モータースポーツとは対照的な自然が広がるキャンプ場があるのです。

今回はこのRECAMP 富士スピードウェイを徹底調査して参りました。

スポンサーリンク

RECAMP 富士スピードウェイの魅力とは

富士スピードウェイの100Rのインフィールドに広がるRECAMP富士スピードウェイ。

ここでは、レーシングカーの轟音が響き渡るサーキットの興奮と、

静寂に包まれた自然の中で過ごすキャンプの安らぎという、2つの異なる世界を同時に体験できます。

昼間は興奮、夜は静寂


昼間はレーシングカーの轟音に包まれ、興奮冷めやらぬ時間を過ごすことができます。

しかし夜になると、嘘のように静寂が訪れます。

満天の星空の下、焚火の音に耳を傾け、心身ともにリラックスできるでしょう。

富士山が間近で見れる

名前に冠する通り、富士スピードウェイの北東には富士山がそびえています。

サイト内からも一部、富士山を眺めることができる場所があります。

レースも富士山も楽しめ、夜は遠くの街並みの夜景も見ることができ、

見所多いロケーションが整っています。

夜は遠くに街灯りが見える。

充実した高規格な設備

シャワー室の様子

無料で利用できるホテル並みのシャワー室をはじめ、炊事場ではお湯が利用でき、トイレはウォシュレット付き。

全サイト電源が標準装備焚き火マットも備え付けられています。

その他、各種ゴミ捨て場、コインランドリーも設備されています。

連泊可能で、キャンプをするのに何不自由なく過ごすことができる設備が整っています。

RECAMP 富士スピードウェイ 予約はどうする

予約は専用サイトから遷移し、なっぷにて予約ができます。

RECAMP 富士スピードウェイ 受付は立ち寄り不要 スマホひとつでスマートチェックイン!

受付はなっぷのスマートチェックインで行います。

指定の時間(通常は13:00)にならないとチェックインはできません。

スマートチェックインとは

なっぷのアプリを利用し、チェックイン・チェックアウトをスマホひとつで済ますことができる。
管理棟立ち寄りや、紙での受付記入を不要とし、キャンプ受付がスムーズにできる。

なっぷのWEB予約完了後、『スマートチェックインのご案内』というタイトルでメールが送られてきます。こちらのメールにスマートチェックインダウンロードの案内があります。

場内free-Wi-fi環境下にはないため、事前にダウンロードしておいたほうが良いでしょう。

また富士スピードウェイ入場時に案内が記載された紙をもらえます。(下画像)

RECAMP 富士スピードウェイ 基本データ

訪問年月2024/12晴/晴
名称RECAMP 富士スピードウェイRECAMP 富士スピードウェイ | 株式会社Recamp
場所〒410-1307 静岡県駿東郡小山町中日向694 富士スピードウェイ内
業態民営2024年9月20日開業
ロケーションサーキッド場、林間、富士山
サイトオートキャンプサイト、ドッグ・オートキャンプサイト、各種コテージ芝    硬 □□☑□□ 柔
サイト規模中規模オートキャンプサイト:22区画
ドッグ・オートキャンプサイト:3区画
他 ルーフデッキ付き ドッグ・オートキャンプサイト、コテージ
営業期間通年営業定休日:毎週水曜日、木曜日
※GW・夏休み期間は無休
予約方法なっぷhttps://www.nap-camp.com/shizuoka/16477
in / out13:00~18:00/〜11:00アーリーイン、レイトアウト有  10:00~/~17:00 
料金(利用プラン)計 4,575円※バイク1台、テント1張、1名 オートキャンプサイト利用
  (内訳)駐車料金込 
入場料富士スピードウェイ入場料1,200円が無料
サイト料金4,575円(税込)
決済方法オンラインカード決済
受付受付時間
平日8:00~18:00
土曜・連休期間:8:00~20:00
売店 あり ※キャンプ消耗品、食料、お土産等
レンタル あり ※テント、シュラフ、調理道具等
針葉樹800円/広葉樹1,000円
設備トイレ:2棟水洗・洋式 ウォシュレット付 
風呂:なし/シャワー:あり(2棟)シャワー 無料
炊事場:1カ所お湯使用可
炭捨て場:炊事場内
その他施設コインランドリー、電子レンジ、ポット
ごみ無料燃えるゴミ(プラスチック可)
不燃物(缶・ビン・ペットボトル)
直火の可否不可
薪の現地調達状況易 □□□□☑ 難
電波状況良い ※楽天モバイル 
客層(主観)ソロ □□□□☑ ファミリー
野ウサギ、カラス※聞き込み情報  
管理棟までの路面状況舗装道
サイト内路面状況舗装道
買い出しスーパーマーケットセルバ御殿場古沢店 約6.4km 
コンビニセブン-イレブン 駿東小山町菅沼店 約5.1km

RECAMP 富士スピードウェイ 東ゲートからの入場方法

富士スピードウェイ東ゲート

富士スピードウェイ内は広大な敷地面積を有しています。

ここでは東ゲートからRECAMP 富士スピードウェイまでの道順を紹介します。

東ゲート、一番左のレーンより入場します。

一般者は入場料(富士スピードウェイ入場料1,200円)が取られますが、キャンプ予約者は無料で通過することができます。

予約した証憑が必要となりますので、スマホで予約通知のメールをみせて入場します。

しばらく道なりに進みます。

左のほうにコカ・コーラコーナーが現れたら左折の準備です。

青い看板(ピット・パドック・レストラン)が出てきたら左折しトンネルを通ります。

RECAMPの小さい案内板もでてあります。

トンネルを抜け左方向へ進むとキャンプ場へ続く横道が現れます。

看板が出てますので指示に従い進行しましょう。

ちなみにまっすぐ行くとピットへ続きます。

この先へ続くとキャンプ場がある。

RECAMP 富士スピードウェイ 場内散策

入場から場内散策した様子を自作MAPと画像でまとめました。

RECAMP 富士スピードウェイ 場内MAP

RECAMP富士スピードウェイの場内地図
RECAMP 富士スピードウェイ キャンプ場場内地図

RECAMP 富士スピードウェイ 場内散策の様子

キャンプ場入場から、キャンプ場を散策した各所の様子はMAPで確認できるよう①~㉑まで番号を付けました。
以下掲載する画像の番号が上記MAP上の番号場所で撮影した風景です。

各サイトの様子が分かるかと思います。

散策する気分で参考にしてください。

①RECAMP 富士スピードウェイ、エントランス。管理棟、トイレ、一時駐車場がある。
②歩きであればここからキャンプサイトへアクセスできる。階段。
車両はこの道を進む。※一方通行!
③サイトへの入場口が見えてきた。
④入場口
いざ入場。2車線ある。
⑤入り口を入るとすぐ左に道路があるが、一方通行であるため車両は進入不可。一つ先の道より反時計回りに一方通行となる。
➅キャンプサイトが現れる。この道沿いの交互にF1からF9までのサイトが並ぶ。左手前はF1サイト。
F1サイトの様子。
F2サイトの様子。コテージの間からコースが見える。
⑦F3サイト
F4サイト。F3の向かい側にある。
⑧F5サイト。F4サイトの駐車場より。
F6サイトの様子。
F7サイト。連泊の方がいらっしゃる?アーリーかな?
⑨F8サイト。割とコースが見える。
F9サイト。
⑩F9サイトを左に曲がる。ここより先、緩やかな上りとなる。右側にコース沿いのF10、F11、F13サイトが並ぶ。
F10サイト。コースの前に遮るものが少ない。
F11サイト。
⑪F12サイト。炊事場、シャワー棟が近く利便性が高いサイト。
⑫コースに近いF13サイト。ここが一番管理棟のアクセスが近い。施設も近い。
この階段を上ると管理棟。
⑫右側にシャワー棟が現れた。この道沿いにF14~F22が並ぶ。
⑬炊事棟を過ぎ右にF14サイト、左がF15サイト。
F14サイトの様子。場内で最も高い位置となるサイト。
F15サイト。
⑭F16サイト。
F17サイト。このサイトはF15と地続き。
F18サイト。林間感が強い。富士山方向には木があり見えない。
F19サイト。
F19サイトから。このあたりから富士山が見えてくる。
⑮右がF20サイト、左がF21サイト。
F20サイト。
F20サイトから。富士山が見える。
F21サイト。
一番最後のF22サイト。
F22サイトからは富士山が一番よく見える。
⑯コースに近い、ドックサイト、コテージ方面に向かう。
ドッグオートキャンプサイト。コースが目の前。コースを遮るものはなく見晴らし抜群。
⑰コテージが並ぶ。中央に富士山!
⑱目の前にあるのがトレーラーヴィラ。コースの目の前に2棟ある。
カーブを右へ曲がる。
⑲まっすぐ行くと出口方向。
出口と入り口はここ一カ所。
⑳出口を左へいくとゴミ捨て場が左にある。
㉑ここからの富士山の眺めが最高。この先上り道をいくとピット、レストランへつながる。

RECAMP 富士スピードウェイ サイトの様子

RECAMP富士スピードウェイには、オートキャンプサイトドッグオートキャンプサイトコテージ3種類の宿泊施設があります。

ドッグオートキャンプサイト3区画あり、その他にルーフデッキ付きのドックオートサイトが2区画あります。いずれもコースの最前列に位置しており、レース観戦には絶好のロケーションです。

ドッグオートキャンプサイトはコースが目の前の一等地

コテージは以下の4種類があります。

  • 展望デッキ付きトレーラーコテージ
  • ドッグトレーラーコテージ
  • トレーラーヴィラ
  • ビンテージトレーラーコテージ
展望デッキ付きトレーラーコテージ
ドッグトレーラーコテージ
トレーラーヴィラとビンテージトレーラーコテージ

いずれも高級ホテル並みの料金設定となっています。

この記事では、オートキャンプサイトについて詳しくご紹介します。

RECAMP 富士スピードウェイ オートキャンプサイト

オート区画サイト(専用駐車場付き)

全22区画

全サイトAC電源付き、焚き火シートも完備

・林間ロケーション

・グラウンドは芝生

オートキャンプサイトは、コース前列に位置するドッグオートキャンプサイト、トレーラーコテージより後方に位置しています。

場内の地形は、前列から後列にかけて段々と小高くなっています。

サイトは列ごとに緩やかな高低差がある

各サイトは大型テントを張るにも十分な広さを確保しており、段差と占有面積の広さからプライベート感が感じられます。

サイト間に木や段差があり、プライベート感がある。

サイトの地面は芝生で程よい固さがあり、ペグの打ち込みも容易です。

地面は芝、土。

各サイトには専用の駐車スペースがあり、サイト番号を示す立て札には、もれなく焚き火シートが備え付けられています。

立て札にはもれなく焚き火シートがかけられている

また、全サイトAC電源を完備しています。

AC電源完備

サイトによるロケーションの違い

オートキャンプサイトは場内中央に位置していますが、場所によってロケーションが異なります。

段差があるため、コースを見る際に前列のテントには視界を遮られることはありません。

しかし、木やコテージがあるため、その間からコマ送りのようにレーシングカーを眺めるような感じになります。

また、富士山の方向には林があるため、多くのサイトからは富士山を望むことはできません。

ただし、一部のサイトからはコース最前列の景色や富士山を眺めることができます。

レースを間近に感じたいならこのサイト!

F10から見たコースの様子

F10、F11、F13サイトはコースに近い場所にあります。

モータースポーツ好きにはたまらない場所と言えます。

サイト#F10
サイト#F11
サイト#F13

富士山も楽しみたいならこのサイト!

サイト#F22からの富士山の眺め

富士山はキャンプサイトの北東に位置しています。

林があるため全サイトから見ることは出来ませんが、F22、F1、F2のライン上であれば富士山を見ながらキャンプすることができます。

サイト#F1からの富士山の眺め
サイト#F2からの富士山の眺め
サイト#F20からの富士山の眺め。木に隠れるがギリギリ見えるか?

但しサイトは選べない

RECAMP富士スピードウェイでは、残念ながらサイトの指定はできません。

スマートチェックインを採用しているため、チェックイン後に自身のサイトがスマートフォンに表示されます。

管理棟での受付はないため、サイトの交渉は難しいと思われます。

サイトのロケーションによって、好みによる優劣が生じる可能性があります。

閑散期であれば、予約時に要望を記載することで、好みのサイトに当たる可能性もあるかもしれません。

RECAMP 富士スピードウェイ 施設の様子

キャンプ場は、ホテル並みの無料シャワー、お湯の出る炊事場、ウォシュレット付きトイレなど、充実した設備が整っています。

全サイト電源完備、焚き火マットも備え付け。ゴミ捨て場、コインランドリーも完備で、連泊も可能な施設内容です。

キャンプに必要なものはほとんど揃ってます。

管理棟

チェックイン、チェックアウトはスマートチェックインを行うため管理棟には立ち寄り不要です。

RECAMP 富士スピードウェイ レジカウンター

管理棟では売店、レンタル品の貸し出しを行っています。電子レンジポットがあり便利です。

カップ麺やスナック菓子、調味料などのラインナップ。

冷蔵、冷凍ケースがあり、飲料、氷、冷凍食品、アイスが販売されています。

CB缶、OD缶、軍手等キャンプ消耗品があります。

薪は針葉樹800円広葉樹1,000円です。

薪 針葉樹800円、広葉樹1,000円

電子レンジ、ポットが利用できる。

管理棟で「e-Bike」のレンタル受付ができます。

60分1000円、それ以降延長60分あたり500円です。

広大な富士モータースポーツフォレスト内の移動手段として利用するのも良いでしょう。

レンタルe-Bike「FOREST RIDE」

炊事場

炊事棟は場内に1棟あります。

屋根付きで雨の日にも快適に利用できます。

広い個別のシンクがあり、水道からはお湯がでます。

お湯が使える。

トイレ

管理棟横にあるトイレ

トイレは管理棟横に1棟、場内に1棟、計2棟あります。

場内にあるトイレ。こちらはシャワー室が併設。

手洗い場には鏡、ハンドソープ、小物を置けるフラットなスペースがあり、コンタクト利用者に有難い設備となっています。

手洗い場の様子。

便器は全てウォシュレット付きトイレです。

ウォシュレット付きトイレが完備

シャワー

シャワー棟は場内2棟あります。

シャワーは無料何回でも利用できます。

スリッパに履き替えて入室します。

エアコンがついており、脱衣時や着衣時にも快適な温度が設定されています。

ドライヤーも備え付けられています。

ボディーソープ、シャンプー、リンスも完備されています。

利用時間は2部制で、夕方は15:00~21:00、朝方は7:00~11:00です。

コインランドリー

コインランドリー

シャワー棟の隣にコインランドリーがあります。

洗濯機は1回300円。

乾燥機は30分100円です。

灰捨て場

炭、灰捨て場は炊事場奥にあります。

炭スコップ、焚き火台を清掃するブラシが備え付けられています。

ごみはどうする?

ゴミ捨て場はキャンプ場出口(入り口)付近にあります。

施錠付のスライドする扉がついており、獣避け対策がされています。

左側は可燃ごみ、右側は缶、瓶、ペットボトルを廃棄することができます。

ガス缶も廃棄が可能のようです。

穴あけ器があるので必ず穴を開けて廃棄しましょう。

管理棟横、トイレ前に可燃用のゴミ捨て場がありますが、こちらは利用できないので注意しましょう。

管理棟横にもゴミ捨て場はあるが…
ここには廃棄できないので指定の場所に廃棄する必要がある。

RECAMP 富士スピードウェイで富士スピードウェイとキャンプを楽しんだ体験レポ

富士スピードウェイ 東ゲートの前にて

サーキッド場でキャンプができる?

様々なキャンプ場を訪れていると、ちょっと変わったロケーションでキャンプを楽しみたくなるものだ。

これはたまたまだが、富士山の東側にキャンプ場はないものかと。
いつものごとくGoogle Mapで検索していたら、『RECAMP 富士スピードウェイ』がでてきた。

モータースポーツにはさほど興味はないが、キャンプとなれば話は別。

富士スピードウェイでキャンプができるとは、バイクキャンパーとしてこれは行くしかない!


料金はソロ利用にしてはちょいとお高め。しかも人気がありそうと予感。
せっかくなら空いているときに優雅に過ごしたいと思い、平日有休を利用し予約にこぎつけた。

12月だが暖冬だから大丈夫だろうと高をくくり、バイクで出動。

だんだんと富士山が近づいてきた。

道路の凍結もなく無事到着。

初めて来た富士スピードウェイ。

圧巻の東ゲート。思わず記念撮影をパチリ。

さて、この屈強そうなゲート、どうやって入場する??

一番左のラインから車が入場する姿が見えた。

では早速入場させてもらおうか。

ボックスに入っている窓口のお姉さんにキャンプ利用の旨話す。

「なにか予約した証明ありますか?」

予約完了のメールを探すのにまごついた。メールに☆でもつけておけばよかった。

キャンプ予約の証明を果たし、無事にゲートを通過。

目の前の景色は青い空にくっきり見える山々の姿。

道路が広い!見るからに走りやすそう。

レース場にきたな、って感じ。思わず興奮しながらアクセルを回す。

レーシングコースを走っているような錯覚が起きる。

キャンプ場へはコカ・コーラコーナーを目印に左へ左へ。

出てきたキャンプ場の案内板が。

左をみると、レースコースが見える。

ちょうど100Rと呼ばれるカーブの入り口ら辺であった。

道路には文字や絵が描かれており、ウェルカムムードが満載。

この道を走るだけでも大満足であった。管理棟まで短い距離だがなかなか前に進めない。


13:00のチェックインに対し、着いた時刻は12:20。

辺りは人気がなく閑散としていた。

管理棟は扉は閉まっている。

時間があったのでここにバイクを駐輪し、場内を軽く見学。

サイトへ足を踏み入れると、意外なことに自然豊かな環境であることに驚いた。

レース場という人工的な施設内にあるので凄く対照的に見える。

道の縁石は赤と白で塗り分けたゼブラゾーン。

サイト名を示す看板には『F〇〇』の文字。

さすが富士スピードウェイのキャンプ場。コンセプトがしっかりしてるなぁ、と思わずうなる演出だ。

サイト内にはゼブラソーンの縁石。

あそこがいい、ここが良さそう、などと思いを馳せらせ時刻は12:50。

管理棟へ戻ってみるか。

どのサイトかは分からないけど、人が少なければもしかして交渉できるかも…などと淡い期待を持ちつつ。


5分前には管理棟の扉も開き、中にスタッフさんの姿が見えた。

「予約した者ですけど。チェックインできます?」

「あ、チェックインはスマートチェックインにてお願いします。

え。そうなの。

てっきり直接でもよいものかと思っていたが甘かった。アプリのことなど全然スルーしていた。

メールを見返しここにてDL。うーん、こんなことなら家でやっとくんだった。

キャンプ場へ来てまでスマホ頼りとは。古参のキャンパーにはちょっと違和感。

スマホの充電切れてたり、持ってこなかったらアウトだな。

やっとこアプリを落とし、チェックインをしようとするもきっかり13:00にならないとできない仕様。

厳格な時間管理が出来てしまっている。

暫しスマホを握りしめ待つ。画面に表示されたのは『F15』!

おや、さっき見たけど上段に位置し、施設に近くて割といいとこかも?!

素直に服従し、サイトを目指す。

道すがらスマートチェックインについて思う。

確かに受付のやり取り不要だし、その時間を有効に使える。

運営側としては対応時間削減によりできる仕事が増える。ひいては人件費削減となるからウィンウィンの施策なのだろう。

しかしなんだろうこの無機質な感覚は。

キャンプ場にきて、お世話になりますって挨拶して、色々話したりするのが楽しみのひとつなのだが。疎外されているみたいで、なんか淋しい。(あくまで個人の見解。)


RECAMP 富士スピードウェイ。F15サイト。

台形になった駐車場所にバイクを止める。

平らでアスファルトなのが嬉しい。

バイクキャンパーにとっては理想の地形、なのかもしれない。

F15サイト。

サイトは広い。サーカスもってきても良かったかな。

前にあるサイトより小高く、抜け感があり、見晴らしがよい。

コースは見えないことはないが、木とコテージの隙間から部分的に見える。

F15サイトからのコースの見え方。

すぐ隣には炊事棟、シャワー棟がありアクセスが良好。なかなか良いサイトで満足。

富士スピードウェイ、F15サイトに設営完了。

早速設営を始める。

今回は最近ヘビロテで使いまくっているColemanのアテナワイドツーリング130を投入。

以前はColemanのタトラ3(廃盤)を愛用していたが、比較するとこのアテナは前室が広いのが良い。

またキャノピーを立てられるのでタープいらず。

色合いも好きで、コンパクトになりバイクキャンプとも相性抜群。

現在ダントツ一番のお気に入りのテントである。

設営したら腹が減った。

こんなときはすぐ食べれる弁当が良い。

ポテト小山店

来るとき『ポテト』というスーパーに立ち寄ってきた。
ローカルな雰囲気、価格の安さ、広い駐車場にトイレがついてて休憩にも良かった。

メンチカツ弁当、税抜き297円。よし。

ポテト小山店 · 〒410-1312 静岡県駿東郡小山町菅沼515−6
★★★☆☆ · スーパーマーケット

そういや管理棟に電子レンジあったっけな。目ざとくチェックしておいた。

メンチカツ弁当297円(税抜)。ポテト小山店にて購入。

自分のサイトで暖かい弁当を食べれて幸せ。

昼を過ぎたあたりから、場内に爆音が鳴り響く。

この日は練習走行なのか、まばらに走ってくる様子。

サイトから見えるコースの隙間からコマ送りの様に車体が流れていくのが見えた。

音だけ聴くと、〇〇県にいるようだ、とふと思った。。


来るときはささっとしか見てないので、場内を散策することにする。

施設はどれもきれいに清掃されている。

炊事場のシンクはピカピカだった。しかも大きい。

モノを置くスペースも広く使いやすそうだ。

お湯が出るのが最高。

シャワー棟の扉を開けるとまるでホテルのパウダールームのような装い。ボディソープ、シャンプー、リンスが完備。

これが無料とは。何回でも入りたい雰囲気がある。

ここまでくるとトイレは当然ウォシュレット付きトイレ。

いやはや、どれをとってもユーサビリティに優れている。

価格相応の充実さ。

自分のサイトからはコースが見えずらいが、他のオートキャンプサイトはどうであろう。

100Rカーブに沿って一番コースに近いのが上段からF13、F11、F10

木があったり、多少コース側が隆起しているが、オートサイト中では絶好のロケーションだろう。

これらに連なりドッグオートキャンプサイトが並ぶのだが…。

ドッグオートキャンプサイト

オートサイトとロケーションが全然違う!?

視界を妨げるものは何もなく、まさにコース最前線。

値段も当然に違う。

オートキャンプサイトは1泊4,300円~と比べ、ドックオートキャンプサイトは7,800~。

ほんとにレース好きなひとは断然こちらのほうが満足度が高いのだろう。

コース近くはコテージが並ぶ。道の間からは富士山が顔をのぞかせていた。

コース最前列にはドッグトレーラーコテージが並び、道を挟んで2列目には展望デッキ付きトレーラーコテージが立ち並ぶ。

ドックトレーラーコテージからの眺め

展望デッキ付きトレーラーコテージ。

展望デッキがあるおかげで前にコテージがあってもコースの見晴らしは良いのだろう。

バーベキューもできる設備も備わっているようだった。

しばらく先へあるくとラスボスのような近未来的建物が。

トレーラーヴィラ

勝手な想像だが大手IT企業のお偉いさんが利用する宿泊施設のようだ。料金も高級ホテル並み。

ちなみに通常日は1泊37,000~であるが、GT開催日ともなると1泊321,000ですって。

好きな人は好きなんでしょうね。


さて、初めて来たので富士スピードウェイの本丸、グランドスタンドまで行ってみよう。

キャンプサイト出口(入口)を左へ。

そこから右カーブの上り道を歩く。

すると富士山が大きく鎮座していた。

キャンプサイトからパドックへ向かう道すがら、富士山が見える。

なるほど、この位置に富士山がいるのだな。

すると場内オートキャンプサイトからでも見える場所があるのでは?(調査結果は前述『富士山も楽しみたいならこのサイト!』を参照)

しばらく行くとどでかい駐車場が現れた。パドックエリアと呼ばれる場所。

前方に見える白い建物がピットビル。

喫煙所もレース場の雰囲気出てる。

レストラン&売店があるみたいなので立ち寄ってみる。

レストラン CRANE Garden

メニューは定食、軽食、カフェメニュー。期間限定メニューもあった。

レースをみながら食事ができるみたい。

売店も併設。

オイル缶スナックなるものを発見。

これ、箱が紙じゃなくて缶だったらもっと再現性があったのにな。残念。

コントロールセンターのほうへ足を進める。

ENEOSがあった。

レーシングカーはここで給油するのだろうか。

ポルシェゲート前。

体験走行を希望する人はここから入場するみたい。(有料)

カメラもった外国人が中へはいっていったので、恐る恐る入ってみる。

ポルシェゲート

目の前にはグランドスタンド。

スタートラインがあった。駆け抜けるレーシングカー。ここからみると迫力がある。

先に入っていった外国人はあれ?いづこに?

スタートラインに独り陣取りマシンを待つ。

はやっ!!

写真におさめようとしたが、残像しか画像に収められなかった…。

ピットビルと呼ばれる建物内にちょっといいとこ見つけた。

無料休憩ラウンジ。入ってみよう。

コース側がガラス張り。スタートラインが眼下に見える。

これは良い場所を見つけた。

富士スピードウェイは実際のコースを体験走行できるみたいだが、さすがに250ccのV-stromではねぇ。気が引けちゃう。130kmでひぃひぃいっちゃいそう。

走行中のレーシングカーをみて自信がなくなってしまった。

レースがなくて人もまばら。閑散としていて散策するのにちょうどよかった。

レース期間中はごったがえすんだろうなぁ。

だいぶ歩いてくたくたになった。もう陽も暮れてきた。

サイトへ戻るか。


黄昏時

時刻は16:30。もう走行中のレーシングカーはいないようだ。

レース場から鳴り響く爆音が消えた。茜色の空が広がる黄昏時。キャンプ場の雰囲気ががらりと変わる瞬間だった。

日が落ちるといっきに冷えだした。

焚き火の準備に取り掛かる。

今回チョイスした焚き火台はColemanのファイヤーディスクソロ

皿状の火床に、燃え上がった炎がオリエンタルな雰囲気を醸してくれる。

なんといっても組み立て、片付けがなのがよい。

今回は焚き火料理をすべく、Bush Craftの焚き火フライパン(深め)を持ってきた。

柄の部分がないのでコンパクトに持ち運びできる。いつだか薪で作った柄をいつもセットにしている。

このファイヤーディスクソロと焚き火フライパンの相性がすこぶる良い。

焚き火台だけだと円盤なのでソロには嵩張るが、同じ円盤のフライパンをスタッキングできるので携帯性が良くなる。

キャンプ飯はワインに合いそうな料理を。

バジルトマトのチキンソテー。そして満を持して持ってきた無印良品の紅ズワイガニのクリームソースを使ってパスタを作る。

パウチされたバジルトマトのチキンソテーは焼くだけ。

この後フライパンでパスタを茹でるので肉を取り出し一口大に切っておく。

パスタは折るのが好きではないのでそのままフライパンで茹でる。

この焚き火フライパン(深め)だとそれが可能だ。

ゆで汁を若干残し、クリームソースを投入し混ぜる。

焼いておいたチキンソテーを添えて出来上がり。

特別なキャンプ場にきたから特別な焚き火料理を作ろうと思ったんだよね。

ワインと合う。


料理をつくるのに一生懸命だったから気づかなかったが、レース場の奥のほうに街灯りが見えた。

控え目だけど、夜景もみれるんだ?!

RECAMP 富士スピードウェイ サイトから夜景が見える

夜の場内散歩。

寒い。カメラを持つ指先が痛い。

場内の道路がライトアップされていて雰囲気が良い。

そうだ、富士山見えるかな。

満点の星空に富士がどーんとそびえていた。

夜見るとなんか富士山って怖いんだよね。私だけかな。

霊峰富士って呼ばれるのが妙に納得する。

風が吹いてぶ写真がぶれてた。寒くて確認もせず退散。

クリスマスも近いのでなんとなく雰囲気よく、100均のデコレーションライトをつけてみた。

残りのワインをちびちび飲んで就寝。


翌朝、6:55。

あたりは薄明りだったが、ようやく向かい側の山から太陽が顔をのぞかせた。

ううっ、でもまだ寒い。

寒すぎてガスの威力が弱い。

ケトルは持ってこなかったのでスノピのチタンマグで煮沸。

最近、キャンプの朝は決まってカップそば。

ダシが効いたそばつゆが身体に染み入るんだよね。

よく行くスーパーで比較的安く手に入るのがエースコックの小海老天そば。

安くて美味しくて優秀。

縦型カップで、『天そば』しばりだといつも行くスーパーではこれ1択しかない。
満足してるけど、そろそろ他のカップそばも開拓したいなぁ。

キャンプの朝は決まってこれ。

食後の朝散歩。

富士山が近いと経過した時間ごとに散歩したくなる。

昨日は逆光だったけど、F22サイトからこんなにきれいに見れるんだ。

次はここもいいなかもな。(選べないけど…。)

F22からの富士山の眺め。朝だと形が良く見える。

今回はとっておきのお菓子を持参してきた。(どんだけ今回のキャンプに力を入れてきたか分かるだろう。笑)

かにやの『桂木の真珠』というお菓子。

柚子を混ぜた白餡をカステラ生地で包み、全体をホワイトチョコレートでコーティングしたお菓子。

洋?和?和洋折衷。

『かにや』とは埼玉県狭山市の方で展開するお菓子屋さん。お茶が有名だからか品があって美味しいお菓子が多い。

かにやの桂木の真珠

バイクなので表面に割れが入ってしまったのはご愛敬。

ホワイトチョコのコクとあっさりした柚子の風味が上品で特別感がある。

かにや 入間川創業店 · 〒350-1305 埼玉県狭山市入間川3丁目16−19
★★★★☆ · 和菓子屋

やること全てやって満足、撤収!

備え付けの焚き火シート、肌さわりがソフトで良かった。

各サイトに備え付けの焚き火シート

タグにメーカー名らしい文字が入ってる。『NBEUCA』。ンベウカ?ヌベウカ?

NBEUCA 焚き火台シート

はて初めて見る名前。

調べてみたら、耐熱温度が800℃、瞬間耐熱温度は1500℃と高いスペック。

しかも安っ!専用袋までついている。

これは帰って要チェックだ。

RECAMP 富士スピードウェイ 撤収の儀

帰りはスマートチェックアウト。

スマホひとつで完結。

電池残量が僅かとなっていて思った。

これ、スマホが電池切れだったらどうするんだろうか。

あ、でもAC電源あるんだった。USBコンセントとケーブルは必携だな…。


9:00を過ぎたあたりからエンジン音が轟きだす。

どちらが日常なのだろうとふと思う。

帰りに寄る必要はないのだが、受付前に行ってみた。

100Rのコーナーからレーシングカーが猛スピードで駆け抜けていく。

ひとしきりコーナーを抜ける様をみて、ここを後にした。

サーキッド場でキャンプした。

キャンプライフ、稀有なキャンプ体験ができて満足であった。

RECAMP 富士スピードウェイ まとめ

サーキットの興奮と自然の静寂が織りなす特別なキャンプ体験

憧れの富士スピードウェイ内にある「RECAMP富士スピードウェイ」でキャンプをしてきました。

普段は足を踏み入れることのないサーキット場で、モータースポーツの迫力と自然の癒しを同時に体
験できる
、なんとも贅沢な時間でした。

  • 非日常のキャンプ体験をしたい方
  • モータースポーツ好きの方にはたまらないロケーション
  • 施設の充実度が高い
  • スマホ必携USBコンセント&ケーブル

轟音とスピードに圧倒されるサーキット場体験

まず、足を踏み入れたのはサーキットのパドックエリア。間近で見るレーシングカーは、想像をはるかに超える迫力。轟音とともに目の前を走り抜ける姿は、まさに圧巻の一言でした。グランドスタンドやピットも見学でき、モータースポーツの世界を肌で感じることができました。

また、レース中に大破した車体が展示されており、その衝撃的な光景に言葉を失いました。モータースポーツの危険性と、それを乗り越えて戦うドライバーたちの勇姿に、改めて心を打たれました。

自然豊かな林間サイトで癒しのひととき

サーキットの興奮とは対照的に、キャンプサイトは緑豊かな林間にあり落ち着いた雰囲気。
木々に囲まれたサイトで、リラックスできる環境でした。

施設はとても充実しており、清潔なトイレや炊事場、温水シャワーなどが完備されているので、快適に過ごすことができました。
AC電源も完備されており、スマホやカメラの充電に困ることはありませんでした。

スマートチェックインは改善の余地あり

今回のキャンプで少し気になったのが、スマートチェックインです。

確かにキャンプ場運営者、利用者共に合理的だと思いますが、
スマホがないとチェックインできないシステムは、デジタルデトックスをしたいキャンプには少し不向きかもしれません。

また、場内Wi-Fiがないため、スマホの通信制限が気になる方もいるかもしれません。

特別な体験をしたい人におすすめ

RECAMP富士スピードウェイは、モータースポーツとキャンプの両方を楽しめる、特別なキャンプ場です。

サーキットの興奮と自然の癒しを同時に味わいたい方普段とは違うキャンプ体験をしたい方には、ぜひ訪れたいおすすめのキャンプ場だと思います。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました